日本のゆくえ

日本の経済と、日本人の精神はどこへ行くのか? 新自由主義社会に反乱を起こし、生き残るためのブログ

不景気に、無駄遣い削減をしてしまう国

2009-10-28 11:48:53 | Weblog
だいたい国民は、来年4月の財政出動が期待できる時期まで待てるでのしょうか。

日本の景気は相変わらず悪いです。

NYダウは1万円近くで堅調だし、お隣の韓国の平均株価は50%の上昇で完全なV字回復によってリーマンショック以前に戻しているというのに、日経平均は14%の上昇に過ぎません。

それでいて、ダム建設が無駄な公共事業だという大嘘で、景気後退圧力をかけているのですからどうしようもありません。

以下、今週の経済コラムマガジンより引用

http://www.adpweb.com/eco/
《しかし日本の川は急傾斜であり大きなダムの建設に向いていない。たしかに日本には2,000以上のダムがあるが、貯水量を全部たしても米国のフーバダム一個にも満たないのである。日本の一人当りのダムの貯水量は世界でも最低クラスである。

日本の首都圏の一人当たりのダム貯水量はわずか30立法メートルである。飲み水だけでなく、工業用水、農業用水などを全て含んでの話である。ちなみにボストン717、ソウル392、ニューヨーク285、台北118立法メートルとなっている。このように日本には主要国の10分の1程度の一人当たり貯水量しかない。》


主要国の10分の1の貯水量しかないダム建設を中止するなんて、いったい何をやっているんだかです。

一昨日、キリンが栃木と石川の工場を閉鎖することを発表しましたが、ここへきて一部上場企業各社のリストラが進んでいます。

この調子だと失業者が年を越せなくなる、二番底が本当に来てしまうでしょう。

民主党は、ケインズ的政策を掲げる国民新党が連立になっていなければどうなったていたのやら。

ケインズは、できれば良い公共投資をするのが望ましいと言っていましたが、基本的には財政出動先など、なんでもいいわけです。

小泉改革の緊縮財政の上をいくような仙石、藤井、前原の三人は、さっさと退任して欲しいなあ。