日本のゆくえ

日本の経済と、日本人の精神はどこへ行くのか? 新自由主義社会に反乱を起こし、生き残るためのブログ

派遣君のために・・・

2009-02-22 09:55:31 | Weblog
昨日は、職場の同じチームの人から提案があり、いち早く解雇になる派遣君のために飲み会が開かれました。

派遣君は仕事ではへたれでしたけど、会社を休まずに自分のへたれと戦い続けてきたので、最後には皆から信頼を買われたのだと思います。

再来月には全員解雇になるというのに、弱い立場の人間のためにこういった行動があるのは、素晴らしいと思いました。

僕自身も仕事はキツかったですが、気持ちの良いチームに参加できて本当に幸せでした。

今の日本社会は、底辺の人間にこそモラルがあり、社長や役員の人間にはモラルがなくなったような気がします。

まあ、元を正せば会社役員利益と株主利益優先のアメリカ型社会にしてしまった小泉&竹中が悪いのですから、僕には会社側のエクスキューズも分かるには分かるのですが。

麻生総理が「(小泉内閣を指して)俺はあいつらの、尻ぬぐいをさせられてるだけじゃないか。郵政4分社化には今でも反対だ」と言った本音は理解できます。

ですが、だったら造反組と同じ態度をどうしてあの時取らなかったのかといいたくなります。

麻生総理が真に国民の支持を得たいのなら、小泉政治が誤りであったと総括し、直接金融の在り方から、間接金融のBIS規制、大店立地法から、株式交換の企業買収、時価会計などの商法改正を見直して、元の日本のあるべき姿に戻してからのことだと思われます。

人間たるもの、本音を行動に移して生きていかないと、結果として、その矛盾に一生縛られることになるのだと思う今日この頃です。