ねこらい堂  「おやじマニアの日常」

NEKOのブログです。最近は更新が滞りがちですが気長にお付き合いくださいませ

長編マンガ執筆中!第三十四話「蒸発墨汁」

2008-05-23 00:08:38 | 制作日記
先日は、頭が猫になっていまい、
失礼しました!のNEKOです(なんだあ?)

・制作日誌
本日は、ペン入れ作業中に事故発生!

昨日に引き続き、ペン入れに少し飽きてきたころに
消しゴムをかける。

消しゴムをかけるときは、墨モノを机の上に置くな!
という鉄則があります。

消しゴムかけは、大判のケント紙の上を
豪快にゴシゴシやりますんで、インクのビンとかを
置いておくと、事故ります。

その鉄則を忘れて、やってしまいました。
ペン入れをして、墨のついたペンを
消しゴムの横に置いて、
原稿に消しゴムをかけたのですが・・・
消しゴムにはペンについていた墨がべっとりと付いていて・・・・。

どひゃああああ!

まるで、クインシュタイン博士が
出陣前のインディアンの戦士が、顔にペイントしたみたく
縞々の悲惨な状況にぃ~!!!!!

こんな時は、あわてず騒がずミスノンと筆ペンを準備して
補修作業です。

ポイント!!
どんなふた目と見れないような悲惨な状況になっていても、
まず墨汁が乾くまで待つことです。
あわてふためいて、墨汁が生乾きのままでホワイトをかけると
墨汁がホワイトと混ざり、灰色になって手のつけられない状況になります。

待ってる間は、罰ゲーム並みにつらいです。

待つこと30分。
今回みたいに、広範囲にべっとりとさせてしまった場合は、
ひたすらホワイトで消します。
細かい描線の上をべっとりとやった場合でも、
元の描線を生かしつつ、ホワイトでまわりを丁寧に消していきます。
慣れてくると、ミスノン1本で1ミリどころか0.3ミリくらいの精度で
消せるようになります。
日本の伝統芸だなぁ、と感じ入ったりもします(どこがじゃ)。

細かい線が入り混じっているところに粗相してしまった場合で
どうしてもホワイトでは無理な場合は、あきらめて
元の線ごと消してしまいます。
そしてホワイトの上に墨汁で描きます。
ただ、ホワイトで塗ったくった上にペンで描くと
どうしても下地が削れて線が汚くなります。

そのため、ホワイトの上は筆ペンで描きます。
慣れると、小さなスペースなら筆ペン一本で
丸ペンもどきや、Gペンもどきの線がかけるようになってきます。
小生は、ぺんてるの筆ぺん 顔料インキ中字を愛用してますが
これは使い勝手がいいです。

道具って面白いですよー。

格言
消しゴムの近くに墨モノを置かない!!