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「君が代」強制 進んで口元監視した橋下友人校長を「教育委員に」提案(維新の会) /チャベス大統領死去

2013-03-11 | 海外通信/外交/平和運動
2013年3月7日(木)

「君が代」口元監視した校長を
  松井知事が 教育委員に提案


大阪

 松井一郎大阪府知事は6日、「君が代」起立斉唱で 教職員の口元チェックまでした 府立和泉高校の中原徹校長(42)を教育委員に選任する案を府議会に提出しました。 可決されれば教育委員会議で教育長に任命される見通しです。

 中原氏は、橋下徹大阪市長と大学時代からの友人で、弁護士も同期。府の校長公募に応募し2010年4月、39歳で校長に就任。
憲法違反の「君が代」起立強制条例制定後の昨年3月の卒業式で、教職員が歌っているかどうかを監視し、口元をチェック
 結果をメールで報告し、橋下市長は「職務命令を忠実に守った」「すばらしいマネジメント」と絶賛しました。

 橋下・「維新」の教育「改革」に賛同し、和泉高校では「平和と国防を考える」との特別授業を実施。
侵略戦争を美化する歴史認識も教える必要があるという橋下市長の主張と通じるものです


 中原氏の校長就任をめぐっては、橋下知事(当時)特別秘書が、中原氏が校長に応募するかもしれないと府教委に事前に伝えたと報じられ、校長採用の年齢をそれまでの49歳から35歳へ大幅に引き下げています。

 日本共産党の宮原威府議団長は
「民間人校長としての中原氏の就任のいきさつには疑問が持たれていた」と指摘。
個人の内心の自由をじゅうりんすることをやってきた人物。いろんな価値観があっていい教育行政をつかさどる人に、特定の強権的な考え方をもつ人物を教育長にするのはまったく不適切だ」と批判しています。




2013年3月7日(木)

チャベス大統領死去
変革は銃でなく投票で
自主的な地域統合に貢献


 5日に死去したベネズエラのチャベス大統領は、軍事政権の弾圧や武装闘争の影響の強かった中南米地域において、政治変革を「銃弾ではなく投票箱を通じて」実現する流れを定着させ、米国いいなりを拒否した自主的な地域統合の推進に貢献した点で特筆される政治家でした。

 ベネズエラは1958年以来続いた二大政党による支配のもとで、豊富な石油収入が一部の富裕層やそれに連なる政治勢力に握られ、国民の大多数が貧困に苦しんでいました。こうした古い支配体制の腐敗を厳しく批判し、貧困層の救済を唱えて98年の大統領選で初当選を果たしたのがチャベス氏でした。

 翌年発足したチャベス政権は、新憲法を制定し、国民生活向上のための改革に着手しました。国民投票や各種選挙を連続的に実施し、改革の是非を国民に問いながら変革を進める姿勢を貫いてきました。 政権発足以来、昨年の大統領選まで少なくとも12回の投票・選挙を実施、そのうち11回で勝利し、国民の支持を確認してきました。


 2002年に既得権の侵害を脅威と見なした大土地所有者や財界と軍の一部が結託したクーデター事件が発生。チャベス大統領は一時拘束されたものの、民主主義を守れと立ち上がった広範な国民の抗議行動を背景に職務に復帰を果たしました。

 国営石油公社の一部幹部による特権的な支配を改変し、石油収入の多くを国庫に入れることに成功した後は、無料の診療所設置や識字運動、奨学金支給による就学率の向上などの社会開発計画を次々具体化しました。

 外交面では特に南米諸国連合(UNASUR)など、中南米の自主的な統合で積極的なイニシアチブを発揮。11年の中南米カリブ海諸国共同体(CELAC)創設では首脳会議の議長を務めました。

 近年では、政権与党幹部に関わる汚職や政策推進上の不効率さ、凶悪犯罪の横行などの問題も抱えていました。

 中南米では、ベネズエラの変革に続いて、ブラジル、アルゼンチン、ボリビアなど新自由主義からの脱却と対米自立を主張する勢力が大統領選で勝利を収めていきました。投票を通じた変革を重視するというチャベス政権の姿勢が、各国の変革に少なからぬ影響を与えたことはまちがいありません。 (菅原啓)


2013年3月7日(木)

チャベス大統領死去
ベネズエラ 30日以内に大統領選


 南米ベネズエラのウゴ・チャベス大統領が5日、首都カラカスの軍病院で死去しました。同日夕(日本時間6日朝)、マドゥロ副大統領がテレビ演説で明らかにしました。58歳でした。30日以内に大統領選挙が実施されます。

 チャベス氏は2011年6月にみずからのがんを告白し、手術、再発を繰り返してきました。12年10月の大統領選で4選を果たした後、キューバでがんの手術を受け、13年1月に予定されていた大統領就任宣誓式も延期したままでした。

 新たに実施される大統領選挙では、与党統一社会主義党からマドゥロ副大統領が立候補の見込み。野党も統一候補の調整を進めています。

 国葬は8日に行われる予定です。

志位委員長が弔意

 日本共産党の志位和夫委員長は6日、駐日ベネズエラ大使館をつうじ、以下の弔意を伝えました。

 ウゴ・チャベス大統領の死去の知らせを大きな驚きと悲しみを持って受け取りました。ご遺族と国民のみなさんに心から哀悼の意を表します。

 私たちは、チャベス氏が、1998年の大統領選挙で当選して以来、選挙や国民投票を通じて常に国民の信を問いながら変革の道を進めてきたやり方に、共感をもって注目してきました。与党・ベネズエラ統一社会主義党の大会にも、わが党の代表を派遣しました。

 ベネズエラに続いて各国で生まれた変革の波は、いまや中南米全体をおおっています。チャベス氏の念願だった自主的な地域共同体づくりは、域内全33カ国が加盟する中南米カリブ海諸国共同体(CELAC)として具体化が大きく進んでいます。

 重ねて哀悼を表明しつつ、チャベス氏がめざした国民を主人公とする自主的な国づくりがいっそう前進することを願っています。



 (以上、しんぶん赤旗3月7日(木)より)


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