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生活保護攻撃に「フランス基準では河本親子が当然」/ チャベス大統領4選・貧困削減(ベネズエラ)

2012-10-14 | 海外通信/外交/平和運動
2012年10月13日(土)

しんぶん赤旗  きょうの潮流


 ことし7月、日本に住むフランス人記者、レジス・アルノーさんの記事に注目しました

▼「人気お笑い芸人の河本準一は生まれる国を間違えたのだろうか」。
河本さんが、“高収入を得ながら母親が生活保護を受けていた”と、自民党議員に攻撃された事件
によせて書いています

▼「フランスの基準からすれば、河本親子は当然のことをした。母親は失業して国に助けを求めた。息子は一生懸命働いて高い所得税を払っているのだから、政府の歳入の足しにさえなっている」(『ニューズウィーク日本版』7月18日号)

▼お国柄の違いと退けられません。日本でも、1950年にできた今の生活保護法は、金持ちの息子がいても仕送りがなければ保護を受けられる建前です。46年の旧法では、仕送りがなくても仕送りできそうな息子がいれば受けられなかったのですが
▼今も“自分たちの負担で”と、「自己責任」を振り回す人たち。政府は、生活保護をもっと“狭き門”にする考えです。
が、もともと、震災や原発事故、会社の都合の失業で収入を失うのは、自己責任といえません。私たちは、放っておけば失業や貧困のはびこる社会が土台の国に住みます

▼マルクスが説きました。「資本」は貧しい人を助ける費用を「自分の肩」から労働者や庶民の負担になすりつけるすべを知っている。その「資本」の無責任とたたかい、社会は進歩してきました。
ちなみにアルノーさんによれば、フランスの親子の絆は「とても強い」そうです。


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 南米ベネズエラ・チャベス大統領が4選果たす


 事前の世論調査で一騎打ちの大激戦と報じられていたが・・

 任期は6年、初当選以降、20年間にわたる長期政権に。

 ベネズエラは南米でも自主的な経済・外交に向け、改革を進めてきた印象。現職の何が評価されたのか。


 貧困対策に支持

 チャベス氏は、貧困削減など国民生活向上に一貫して重点を置き、最低賃金の連続的引き上げや、公的医療機関の無料化、無償住宅建設などを実現、

 貧困世帯の割合は、チャベス氏の大統領就任以前の98年の約44・3%から、2011年の26・7%まで、大幅に下がった。 これは注目に値する。
 今回も、貧困対策の強化をあらためてアピールし、低所得層からの絶大な支持を得た。

 ただ、対立候補に10ポイントの差をつけたものの、過去3回の大統領選と比べ、得票率は最低となった。
  逆に野党側は2年前の国会議員船の得票数から100万票も伸ばしている。

 チャベス氏は、がん性腫瘍を摘出する手術を昨年来2度も受けており、健康面でも懸念があり、
 治安悪化やインフレ率の高等などの経済問題も指摘されている。
 それが票に影響したとの報道もある。

 汚職などのために開発計画が上手く進んでいないところもあり、そこにつけ込まれ、政権への不満をあおる攻撃があったとも言われている。

 選挙からの教訓

 でも、チャベス氏は計画実行における不備を自らの「誤り」の一つと認め、改善を約束している。
 勝利宣言でも、「よりよい大統領となる」と表明。
 今後も、ベネズエラの改革路線から目が離せない。

 (しんぶん赤旗日刊紙2012・10・12(金)よりネコ型編)
 


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