厳冬の札幌市、滞納によりガスを止められた部屋で40歳代の姉妹が孤立死した事件から5ヶ月。
ドキュメント2012
心なき福祉 日本系10日深夜0:50
番組は、姉妹を死へ追い立てたに等しい行政の冷酷さを当事者自身の証言であぶりだしました。
札幌テレビ製作。
赤平氏で生まれた佐野さん姉妹。姉・湖未枝さんは就職口を求め札幌へ。 病気から困窮に陥った妹・恵さんを札幌に呼びますが、今度は自身が体調を崩し退職します。
生活保護制度は、2人の負の連鎖を断つはずのものでした。
死の窓口は申請に必要ない用件などを掲げ、湖未枝さんを3度追い返します。
当時の担当課長は、彼女が「申請したい」と言わなかったので妥当な対応だったと振り返りました。
一方で元市職員は、財政問題を盾に申請を拒む市の思惑を告発します。
2人の遺骨は5月、両親の墓に納骨されました。
やりきれないラストですが、生活保護行政の問題点を静かに浮かび上がらせています。
(しんぶん赤旗2012・6・9 土)
橋下が政権なんか取った日にゃ・・こういうことも加速されるでしょうにゃ。
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大飯原発 再稼働 異議あり 意訳・抜粋
再稼働指し止め行政訴訟 弁護団長 井戸謙一さん
「安全神話」今も
「安全基準」について、細野豪志原発担当相は「暫定的な安全基準」と言いました。
動かした後、自身や津波が起これば、過酷事故の危険性があることを認めたということ。
フィルター付きのベント(排出口)や免震事務棟の設置、防潮堤のかさ上げなど、
政府自身が必要だと言っている対策すら行わずに動かすのは「対策ができるまでは自信や津波は起こらない」と言うのと同じで何の根拠もない「安全神話」が生き続けています。
あと1ヶ月もあれば国会の事故調査委員会の報告が出ることが予想されています。
それを踏まえない稼働は、絶対に許されることではありません。
――井戸弁護士は、金沢地裁裁判長だった2006年、志賀原発2号機の運転指し止め訴訟で、
初めて運転指し止めを命じる判決を出しました。――
福井・小浜市議会議長 池尾正彦さん
安全確保に疑問
福島原発事故の収束も原因究明も国としてできていないのに、どうして再稼働を言えるのか。根本的な疑問です。
国権の最高機関である国会が設置した事故調査委員会の報告もまだ。
規制行政も、原子力安全・保安院ではだめだから新たに作るという原子力規制庁もまだできておらず、安全性を確保する対応などできるのか疑問です。
福島県広野町と大熊町を視察して状況をうかがい、非難を余儀なくされた人たちへの具体的な救済は、国からなんらされていないと感じました。被災者の救済こそ第一にすべきです。
エネルギーから経済を考える経営者ネットワーク会議
世話役代表・鈴廣かまぼこ副社長 鈴木悌介さん
国民的議論なく
地域で再生可能エネルギー自給体制を作っていこうと、経済人が集まって3月にエネ経会議を結成しました。
「この夏、原発を止めたままやってみたら」と提案したい。
動かすリスクと、止めたままのリスクを考えたい。 事故の教訓が生かされないままの現状です。
万一事故があったら、琵琶湖の水が使えなくなる、取り返しのつかない事態になる危険性があります。
国際的にも、日本の信用は失墜します。
一方、動かさないリスクはどうか。 みんなで努力・工夫をすれば引き受けられるリスクでしょう。
夏に向けて電力不足と騒いでいますが、ピーク時と総電力使用量をごちゃ混ぜにしています。差し迫った問題は、真夏の数日の数時間のピーク時の電力です。その時は大いに節電に努めればいい。
総電力使用量についてはじっくりと取り組めば。知恵と工夫で、まだまだやれることがあるはずです。
細かい例ですが、私の会社でも井戸水を上げるモーターにインバーターを取り付けたら電気使用量・金額は半分になりました。
全うな国民的な議論の場はないのでしょうか?
気候ネットワーク東京事務所長 平田仁子(きみこ)さん
政治不信を加速
何のために再稼働を急ぐのか、全く理解できません。 そもそも6月の電力は余っています。
足りなくなる恐れは、真夏の平日の昼間の数時間だけの話。今のうちに他社からの融通、ピークシフト対策(昼間電力消費の一部をずらすこと)など、準備できる需要側対策が色々あるはずです。
原子力規制庁も発足せず、安全性の確認もされていません。 原発のあり方を含むエネルギー政策も議論の最中。
この状況下での再稼動は、国民軽視でしかなく、政治不信をいっそう加速させるだけです。
そして何より重要な、日本のエネルギー政策の転換という大仕事をなし崩しにすらしかねません。
(しんぶん赤旗2012・6・9 土)
すごいね、しぶといね、原発利益共同体。 日本崩壊する危険性よりも利益追求が勝つんだからにゃ。
やみくも野田政権(歴代政権も)。
ドキュメント2012
心なき福祉 日本系10日深夜0:50
番組は、姉妹を死へ追い立てたに等しい行政の冷酷さを当事者自身の証言であぶりだしました。
札幌テレビ製作。
赤平氏で生まれた佐野さん姉妹。姉・湖未枝さんは就職口を求め札幌へ。 病気から困窮に陥った妹・恵さんを札幌に呼びますが、今度は自身が体調を崩し退職します。
生活保護制度は、2人の負の連鎖を断つはずのものでした。
死の窓口は申請に必要ない用件などを掲げ、湖未枝さんを3度追い返します。
当時の担当課長は、彼女が「申請したい」と言わなかったので妥当な対応だったと振り返りました。
一方で元市職員は、財政問題を盾に申請を拒む市の思惑を告発します。
2人の遺骨は5月、両親の墓に納骨されました。
やりきれないラストですが、生活保護行政の問題点を静かに浮かび上がらせています。
(しんぶん赤旗2012・6・9 土)
橋下が政権なんか取った日にゃ・・こういうことも加速されるでしょうにゃ。
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大飯原発 再稼働 異議あり 意訳・抜粋
再稼働指し止め行政訴訟 弁護団長 井戸謙一さん
「安全神話」今も
「安全基準」について、細野豪志原発担当相は「暫定的な安全基準」と言いました。
動かした後、自身や津波が起これば、過酷事故の危険性があることを認めたということ。
フィルター付きのベント(排出口)や免震事務棟の設置、防潮堤のかさ上げなど、
政府自身が必要だと言っている対策すら行わずに動かすのは「対策ができるまでは自信や津波は起こらない」と言うのと同じで何の根拠もない「安全神話」が生き続けています。
あと1ヶ月もあれば国会の事故調査委員会の報告が出ることが予想されています。
それを踏まえない稼働は、絶対に許されることではありません。
――井戸弁護士は、金沢地裁裁判長だった2006年、志賀原発2号機の運転指し止め訴訟で、
初めて運転指し止めを命じる判決を出しました。――
福井・小浜市議会議長 池尾正彦さん
安全確保に疑問
福島原発事故の収束も原因究明も国としてできていないのに、どうして再稼働を言えるのか。根本的な疑問です。
国権の最高機関である国会が設置した事故調査委員会の報告もまだ。
規制行政も、原子力安全・保安院ではだめだから新たに作るという原子力規制庁もまだできておらず、安全性を確保する対応などできるのか疑問です。
福島県広野町と大熊町を視察して状況をうかがい、非難を余儀なくされた人たちへの具体的な救済は、国からなんらされていないと感じました。被災者の救済こそ第一にすべきです。
エネルギーから経済を考える経営者ネットワーク会議
世話役代表・鈴廣かまぼこ副社長 鈴木悌介さん
国民的議論なく
地域で再生可能エネルギー自給体制を作っていこうと、経済人が集まって3月にエネ経会議を結成しました。
「この夏、原発を止めたままやってみたら」と提案したい。
動かすリスクと、止めたままのリスクを考えたい。 事故の教訓が生かされないままの現状です。
万一事故があったら、琵琶湖の水が使えなくなる、取り返しのつかない事態になる危険性があります。
国際的にも、日本の信用は失墜します。
一方、動かさないリスクはどうか。 みんなで努力・工夫をすれば引き受けられるリスクでしょう。
夏に向けて電力不足と騒いでいますが、ピーク時と総電力使用量をごちゃ混ぜにしています。差し迫った問題は、真夏の数日の数時間のピーク時の電力です。その時は大いに節電に努めればいい。
総電力使用量についてはじっくりと取り組めば。知恵と工夫で、まだまだやれることがあるはずです。
細かい例ですが、私の会社でも井戸水を上げるモーターにインバーターを取り付けたら電気使用量・金額は半分になりました。
全うな国民的な議論の場はないのでしょうか?
気候ネットワーク東京事務所長 平田仁子(きみこ)さん
政治不信を加速
何のために再稼働を急ぐのか、全く理解できません。 そもそも6月の電力は余っています。
足りなくなる恐れは、真夏の平日の昼間の数時間だけの話。今のうちに他社からの融通、ピークシフト対策(昼間電力消費の一部をずらすこと)など、準備できる需要側対策が色々あるはずです。
原子力規制庁も発足せず、安全性の確認もされていません。 原発のあり方を含むエネルギー政策も議論の最中。
この状況下での再稼動は、国民軽視でしかなく、政治不信をいっそう加速させるだけです。
そして何より重要な、日本のエネルギー政策の転換という大仕事をなし崩しにすらしかねません。
(しんぶん赤旗2012・6・9 土)
すごいね、しぶといね、原発利益共同体。 日本崩壊する危険性よりも利益追求が勝つんだからにゃ。
やみくも野田政権(歴代政権も)。