こちらは、ただの煮崩れポトフ(圧力鍋やりすぎ)ですが、たまねぎの皮が入っております。
漫画に影響されて、さっそく皮をぶち込んでみました。
どの漫画かと申しますと、
「ビッグコミックオリジナル」に連載中(まだ4話目みたい)の「玄米せんせいの弁当箱」というやつです。
この漫画、「結城玄米」という名の農学部講師が、学生たちに、食べる喜びを伝えるというお話みたいです。
その玄米先生が、「たまねぎの皮を捨てるなんて、もったいない! 食べてみるかい」と、
たまねぎの皮で、だしを取り、味噌汁を作りだしました。
赤いだしが出て、コクがあってうまい・・らしいです。
玄米先生いわく、
たまねきの皮には、暑さからたまねぎ自身の身を守るための、バリア成分(抗酸化成分)が、たくさん含まれてるのだそうです。
硫化アリル・・・発汗を促す
ケルセチン(ポリフェノールの一種)・・・血管の強化、骨粗鬆症の予防、アレルギー症状の緩和
そして、野外教室で、農家のおじさんも登場、教えを説かれました。
「たまねぎに限らず、皮は、外敵から身を守るもんだから、生命力が凝縮されてるんだねぇ。
たとえば、じゃがいもの皮と身を別々に埋めたら、皮を埋めた方からだけ、新しい芽が出えてくる。
もう一度じゃがいもが育つために必要なビタミンや酵素がいっぱいだからなんだ」
「野菜の命を守っている皮を剝いて中身だけを食べるなんて、もったいない話だよ。
どんなにたくさん食べたとしても、それで命のバランスが保てるだろうかねえ?」
ここで私は、農薬はどうするん? と思いました。
すると、次のページでそのことが。
玄米 「だから、少しでも農薬の少ないものを手に入れる努力は必要なんだ」
そりゃそうですわね・・ 難しいけどね、いろいろ・・・
まあそれはさておき、
玄米 「食事のバランスは大切だけど、最高のバランスは、そこにある健康な命を偏りなく全ていただくことじゃないかな。
それを”一物全体食”というんだ。
植物の芽から、魚のウロコまで食べられる。まさに、”芽からウロコ”ってやつだね」
”一物全体食”この言葉は覚えておこうかな。
野菜や魚は皮が良い、とはよくいうけどね。
あーでも、いつも安全でおいしい食べ物ばっかり食べられたらどんなにいいだろうな
まあ私には今のところ、田舎で自給自足生活するなんて根性、
もしくわ、無農薬栽培のものばかり食べる経済力なんかないけれど。