あるヘタレの愚痴

自分の落書き日記と出来事に対する感想の愚痴ブログです。たまにカメラ、電子機器関係のこと書いてます。有益かどうかは不明

向島ドックとタンカーしなつ見学会

2024年04月21日 | おでかけ

東幸海運さまと向島ドックさまの共催イベント

内航船タンカーしなつと丸型タグボート梅丸(みんな大好き?)見学会のイベントです。

写真については下記フォトチャンネルにまとめましたのでそちらをご覧ください。

開催日は4月14日、日曜日

事前予約制であり2月14日正午に予約開始、30分で枠がいっぱいになったため社長も驚たとのこと。
曰く3時間たっても空いているだろうと思っていたそうでうれしい悲鳴だったそう。
吾輩は、いろいろ準備してスマホの画面タップは間に合わないと思っていたので物理キーボート持参という技を使用。
予約完了した際は1、2枠というギリギリでした

 このイベントは何がすごいのか?といわれれば、民間の内航貨物船を見れる機会がほぼないということです。今回は試験的に実施されたようです

まず、午前は招待者やプレス関係者が見学
午後は一般参加者

まずは、タンカーカレー試食会
普通のカレーとゼリーデザートでしたが、カレーがカツカレーです。
Tシャツ含め、参加費用とか完全な赤字だなと思いながら感謝の念は止まりません。
所属会社の社食とは比べるまでもなくおいしいカレーでした。
毎日こういうのを社食で食べれたらいうことはないな

自衛艦監修カレーも同じで、フネメシはおいしいです。

その後、ささやかに物販があり
しなつTシャツ、タンカーコレクションカード、救命胴衣保安灯、実際に使用していた海図等を販売

では、向島ドック所属船から
丸タグボートの梅丸。
梅丸とはシップオブザイヤーを受賞した船としても有名
初期では吸着パットがあったものの、吸着パット離脱時や、吸着時の他船の造波影響が大きく危険なため取り外し運用となりました。

吸着機構がなくなったことで完全な円となりました。
操縦に関しては行くほうにスクリューを向けるように航行するとのことで航行時は中央に設置された航行計器の周りを歩くように操縦すること。
なので前後の区別がなく船体自体が回転しながら航行するため夜間航行は不可だそう。
かろうじて、吸着パッドのあった位置にある所属マークや操縦席に前方の名残があります。

桜丸
梅丸を大きくした楕円形タグボートでウインチ付きです
運用上で不具合が多く出たので、造船所と改造検討しているそうです
梅丸にあった下駄を省略しているのも影響してるかもとのこと

では東幸海運の黒油タンカーしなつ
内航船でも最大級のタンカーである。

黒油とはその名の通り重油を輸送するタンカー。変わってガソリン、灯油のことを白油というそう。
建造時は、中部電力の火力発電所への重油輸送を担う船であったが、当時は脱炭素の時代であったため建造したことに苦言を呈されていたが、
その後東日本大震災における福島原発の事故を受けて火力発電所が再起動したことにより多忙となったそう。

船齢は15年で、5年に1度の重整備中

広義の動力付きの乗り物としては定期検査を受けて合格しないと航行、走行、飛行はできないのでその一環の整備である

実際に乗務されている機関士さん、航海士さんによる説明をかいつまんで

甲板での説明
しなつ自体はどこに行っても対応できるようレジューサーと呼ばれるアタッチメントを積んでいてどこでも荷役が対応できるようになっている。

タンカーの船倉は、重油を運ぶためヒーターがめぐらされている。
(C重油などは常温で流動性が低下するため常に温めて液体状態にしている。)

船首部。
アンカーチェーンは取り換えのため、全部取り出して巻き上げ装置もOH中である。

機関部での説明
エンジンは赤阪鐵工所の4ストロークディーゼル機関(A45S)
内航船では最大クラスに近い。

発電用補機として3台エンジンがある。
この後主機エンジンを取り外してOHとのこと。

船室及びブリッジ
荷役については遠隔自動制御で旧船はバルブ開閉が手動であったためかなり苦労があったそうで、しなつについては電子制御の集中管理でかなり省力化できているとのこと。

ブリッジ
海図はデジタルとアナログ双方が使用できるようになっている
名前は忘れてしまったがレントゲンを見るシャアカステン状のものを使用して海図を確認
操舵はオートと、ブリッジの舵輪以外にも窓際のリモコンで操縦できるようになっている。フェイルセーフティーとして2重の操舵があるとのこと
最終手段は操舵装置とブリッジで操舵を行うとのこと。

タグボート、浮きドック、タンカーの順番で興味深く見学できて楽しい時間ではございました。
また見学の機会がありましたら、応募してみようと思います。

長いようで見学時間はあっという間でしたね。
写真については説明を聞くほうに夢中なのと他の参加者がいるのもあり、あまり撮れませんでした。
使えそうな写真をモザイク掛けて使うぐらいでした。
こういう点ではまだまだ撮影の腕が下手だなあと思っています。

以上です

向島ドック&タンカーしなつ見学会

コメント    この記事についてブログを書く
« MSIのノート帰ってきた | トップ | 福山自動車時計博物館の戦時... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。