アートセラピストのイギリス便り

アートセラピスト間美栄子のシュタイナー的イギリス生活のあれこれを綴った友人知人宛のメール通信です。

第三十五話 古風なジャパニーズ

2009-02-22 18:55:47 | イギリスでの暮らし

*日が長くなってきましたね。春ももうすぐそこ。
24日はShrove Tuesday という日で、翌日からレントという、キリスト復活のイースターまで続く、苦しみ、ガマン、の季節となります。レントの期間中(約一月半)肉や卵を食べるの断つクリスチャンもいて、この日は最後のチャンスなのでパンケーキ(クレープ)を焼いて食べるのが慣習です。クレープに砂糖とレモン汁を振りかけてくるくる巻いていただきます。

第三十五話 古風なジャパニーズ

こちらのわたしの部屋に藍色の、白く「徳」と染め抜いたのれんがかかっています。それを見ると昔、ある人からよく連れて行ってもらった、新潟古町のスタンド赤ちょうちんを思い出します。大正時代の粋な人で通っていたおかみ、徳さんは、わたしのような娘っ子は無視でしたけれど、常連さんしか入れないそのお店に行くのは、タイムトリップのようで好きでした。いったいどういうコスチュームなのか、いまだに分かりませんが、頭にターバン、人形のようなおしろいとお化粧の太った女のギターの流しの人が来たりしていました。

なずなは8歳のときに学校の小さなオーケストラに入りたくてバイオリンを初めました。
うちに誰か日本人の人が置いていった、「美しき日本のうた」という本があり、ある日、なずながその本を見てバイオリンを弾きだしました。
私も知らない古い唱歌が流れてくるので、その侘びしい音楽と英語ペラペラの小さい女の子との組み合わせがおかしくて、笑い転げてしまいました。そして外国で暮らしているとこんなふうに純粋培養の古風なジャパニーズができたりするんだなーと思いました。

以前、ある男友達に、「間さんの後ろにはお酒のボトルが並んでいるというイメージなんだよな」と言われたけれど、そんなに人のエピソードを聞くのが好きなら、その人の言うようにあかちょうちんのおかみになったらいいのかも。そして変な日系人の流しの音楽つきでね。

(間美栄子 2009年 2月15日)



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3 Comments

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Hi from Asa. (Asa Yanagi)
2009-06-14 18:11:45
Hi Hazama san

Have been interesting to read your Blog. Long time since then.

I do not know that you going to read this but if you do please give me line.

Cheers,

Asa
Hi Asa san! (miekoaida)
2009-07-17 20:15:24
アサさんお久しぶりです。お元気ですか?
オーストラリアにいるのですか?
今なずなが新潟に遊びにいっているので、ネフのページを見てみたら、アサさん登場で、うれしい驚き!
いつかお会いして、以来12年の出来事あれこれをシェアーしたいですね。
Hi from Asa. (Asa Yanagi)
2009-08-13 21:07:12
Hi Aida-san

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