*お休みの日はここのところあまりいい天気に恵まれず、家の中でだらだらすごしているわたしです。日本の友達と無料のスカイプでビデオ電話して、画面に写っているふすまや畳を見ては感動したり。テクノロジはー日々発達し、人々の世界観や、関係性を変えていくようです。世論形成にもかかわってくるのも流れですね。
エジプトも民主化を果たし、それに一役買ったフェースブックにちなんで、生まれた赤ちゃんに「Facebook 」と名づけたエジプト人がいたそうです。
第八十三 話 イギリス映画―ハッピーゴーラッキー
3月ともなり、いよいよ春の気配が、とうきうきし始める方もいるでしょう。
私は職場での責任やボスとの関係など困難なこともあり、いまひとつ浮かないきょうごのごろ。回復の途上だった若い患者さんが二人亡くなったりと残念なこともあって、きっと長く医療関係で働く人はこんな風にいろいろな気持ちを抱えながら何とか毎日全力を尽くしているのだろうなぁ、と考えたり。毎日のように起こるチャレンジは自分自身を強める機会なのだ、と自分を諭しつつも、前向きになれないときもあるのです。
日本で主婦をしている私の友人たちも、キッチンドリンカーになっちゃって、と話してくれますが、だれかほかに話す人が身近にいて気分転換が出来るならいいですが、そうでない場合、ワインなんてまったく手ごろな、インスタント気分切り替え食品なんですよね。空腹で帰宅し、まずはフマスとセロリをおつまみにワインを少々、ということになるわけです。
私の場合、ワインに加え、映画で気分転換をしています。病院勤務になってから、かなり映画を見て、20年のブランクを取り戻しました。映画のストーリに巻き込まれている2時間は病院でのことを忘れていられるので。ということで、今回はイギリス映画のことなどをすこし。普通のイギリス人が主人公の映画です。
今回オスカーで受賞した、King’s Speech の Colin Firth がでているコメディー、「ブリジットジョーンズの日記」は笑えましたね。いよいよ第三話が撮影、とのことですが、10年以上も前に英語のクラスで第一話を見ながら、日常会話を勉強したのも懐かしい。タバコとお酒がやめられず、ダイエットもなかなかうまくいかない普通のOLのおはなし。
あまりにもドジなブリジットに励まされる映画。
「16 years of Alcohol」舞台はスコットランド。お酒や浮気症の父親の姿を見て失望して育ったフランキーもやがてはギャングに加わり転落していく。ガールフレンドが出来て希望の色が差し込むが自分でそれを壊してしまう。アルコール依存症のグループで出合ったメアリーと信頼を築きあっていけそうになったところで、またしても、過去の心の傷が覆いかぶさってきてしまう。
フランキーの過去に付きまとわれた、苦しい心が切なくて泣けてしまう映画。
http://www.oeff.jp/article324.html
「ハッピーゴーラッキー」はとてつもなく明るい、小学校の先生ポピーのお話。ポピーはたとえ返事が返ってこなくても誰に向かっても微笑み話しかけていく。自転車が盗まれてしまったときは、「せめて自転車にさよならをいいたかったわ」。ポピーは車の運転を習うことにしたが、相変わらずふざけてばかりで、変な教習官の人生観を惑わす。
ポピーのように笑って日々をすごそうかと思わせられる。笑う角には福来り。http://www.cinemacafe.net/movies/cgi/22169/
( 間美栄子 2011年 3月1日 http://blog.goo.ne.jp/nefnefnef)
forget- me- not (wasurenagusa)