アートセラピストのイギリス便り

アートセラピスト間美栄子のシュタイナー的イギリス生活のあれこれを綴った友人知人宛のメール通信です。

The Calendar of the Soul (December 29 - January 4)

2011-12-28 20:30:14 | calender of the soul

The Calendar of the Soul

 by Rudolf Steiner

39. Thirty-ninth week (December 29 - January 4)

 

Surrendering to spirit revelation

I gain the light of cosmic being;

The power of thinking, growing clearer,

Gains strength to give myself to me,

And quickening there frees itself

From thinker’s energy my sense of self.

 

 

スピリットの啓示につつまれて

わたしは コスミックビーイングの光を得るのだ

 

思考の力は より明白になっていく

大きな私に 小さな私自身をささげる強さを 持つようになるのだ

 

命を与えるものが  自身を解き放つ

三人の賢者の思考の力が  わたしの自我をつらぬく

 


The Calendar of the Soul (December22-28) Christmas

2011-12-22 23:15:54 | calender of the soul

 

The Calendar of the Soul

 by Rudolf Steiner

38.Thirty-eighth week (December22-28)

 

Christmas

 

The spirit child within my soul

I feel freed of enchantment.

In heart-high gladness has

The holy cosmic Word engendered

The heavenly fruit of hope,

Which grows rejoicing into worlds afar

Out of being’s godly roots.

 

 

私の魂の中のスピリットチャイルドよ

魔法から解かれていくのを感じる

 

心の中で喜びと明るさが沸き起こる

聖なる宇宙の言葉が生じる

 

天なる希望の果実

それは私の存在の神的な根から育つ

外の世界からは離れた深いところで


第102話 冬至に思う

2011-12-21 20:39:54 | イギリスでの暮らし

     

 

102 冬至に思う

 

1221日は冬至。これで毎日暗くなっていくのが早まるのが終わるかと思うとほっとしますね。窓辺ではクリスマスカクタス(かにサボテン)も咲きはじめました。クリスマスももうすぐです。窓に色とりどりの透明な折り紙で出来たスターをはり、小さなクリスマスツリーを仕立て、ワインレッドのクッションや、マットを買って、あたたかい雰囲気のクリスマスの部屋の飾り付けをしたところです。

 

今年は誰にとっても大震災で大変な年となりましたね。平和も豊かさもあんのんとしていてはいられない、なにも永遠ではないことを思い知らされたようで、一瞬一瞬が大切に感じられます。原発事故のことで、もっと意識的に考え、暮らしていくことが必要になってきたようですが、この原発事故が人類史の中での「冬至」であってほしい、ここからさきはすこしづつ明るくなっていく、と願うばかりです。

  

私の2011年を振り返ってみると、携帯電話のカメラできままに写真を撮り始めたことがひとつ。職場の周りの自然や、木や陽ざしを撮って遊んでいると、もりのこびとになったような気がします。クローズアップにするとどんな植物も美しいものです。

毎日お昼休みに同じ木の根っこに座ってピクニックして季節を定点観察しているのですが、春のブルーベルも、夏の雲も、秋の黄葉も、虹も楽しむことが出来ました。

 

それから、日本から友達が遊びに来てくれたおかげで、ナショナルトラストに加入して、さまざまなガーデンめぐりをしました。これまではリージェントパークのクィーンズガーデンのばらと、ハイドパークのバラ園が美しい、と思っていましたが、まだまだ目を見張るばかりのすばらしいガーデンがいっぱい。

 

テートギャラリーの会員にもなったので、ゴーギャンやミロ、マグリットの展覧会や、さまざまなモダンアートもみる事が出来ました。

 

晩秋になってからは、いえにこもり、20年も前のふるいセーターやカーディガンの穴やほつれの繕いを楽しむようになりました。縫い物をするようになったとは、私も落ち着いてきたものだなあ。

 

今日は霜が降りてとても寒い朝でした。フットボールフィールドの中のコンクリートのフットパスを自転車で行くと、霜のひとつぶひとつぶが朝日で輝いて、ぎんと金の道の上を体が浮かんでいるようで、不思議な体験をしました。

 

 原発のことなど、落ち込みがちな心を、どう自分で明るくし、美しいもの、ほんとうに大切なものを見つめていくのか、日常の中の美を見つけていくのかが、3.11以降のこころのもちかたなのかなと感じています。

 

今年も本当にお世話になりました。いろいろ支えてくださってありがとうございました。どうぞよいお年をお迎えください。

Merry Christmas.

 

(間美栄子 2011年 1215  http://blog.goo.ne.jp/nefnefnef

 


The Calendar of the Soul (December 15-21) WINTER

2011-12-14 20:27:28 | calender of the soul

The Calendar of the Soul

 by Rudolf Steiner

37.Thirty-seventh week (December 15-21)

 

WINTER

 

To carry spirit light into world-winter-night

My heart is ardently impelled,

That shining seeds of soul

Take root in grounds of worlds

And Word Divine through senses’ darkness

Resounds, transfiguring all life.

 

 

精神の輝く光を  外の世界にもたらすこと

私の心は それだけを  ひたすらに思い続けている

 

冬の夜

魂の輝く種は 静かに根を伸ばしているところ

 

そして 神の言葉は

暗闇を つらぬき 響き

すべての存在を 変容させている


The Calendar of the Soul (December 8-15)

2011-12-08 22:15:32 | calender of the soul

The Calendar of the Soul

 by Rudolf Steiner

36. thirty- sixth week (December 8-15)

 

Within my being’s depths there speaks,

Intent on revelation,

The cosmic Word mysteriously:

Imbue your labor’s aims

With my bright spirit light

To sacrifice yourself through me.

 

 

私の存在の奥深いところで

黙示が開示される

宇宙の言葉が 神秘のうちに語りかけてくる

 

小さなあなた自身を儀牲にしなさい

大きな私を通して 生きなさい

精神の輝く光のうちに あなたの力を進めなさい

 


第101話 フィンドホーンの仲間たち

2011-12-03 21:51:15 | フィンドホーン

    

 

 

  

*12月となりましたね。私は今、この季節の飲み物「マルドワイン」-生姜、オレンジ、レモン、シナモン、そして、クローブの香りのする、あたたかい赤ワインの作り方をマスターしようとおもっているところ。

寒い冬は心も体もあっためてあげないと、ですね。

 

101 フィンドホーンの仲間たち

                                         

シュタイナーは「人は7年ごとに人生の節目を迎える」としましたが、11月に誕生日を迎えた私は、ちょうどこの7番目の節目に当たる変化の年が始まりました。

 

フィンドホーン(http://www.findhorn.org)35歳の大きな節目を迎え、イギリス移住を決意したのは14年前。

35歳は過去からの力と未来からの力がほぼ同等の強さになるので、自分の経験から「こうしよう、ああしよう」と考える以外のところから、まるで自分では考えもつかないような発想がわいてきます。突飛というか、誰かほかの人の考えのような気がするほどで、自分ではコントロールのつかないような力で引っ張られているような体験をしました。

 

最近友達のつてで、何人かの35歳前後の女性が私のところに訪ねてきたりすることがあったのですが、やっぱり35歳の節は強力なんだなーと感じます。仕事をやめたり、離婚したり、勉強を始めたり、海外行きを決意したり。私もこんなだったなー、この人たちは、これから始まるんだなー。とその渦巻きの真ん中でたっている姿をみていて、こちらもわくわくします。

 

今わたしもまたこれからの新しい7年間をどう生きていくか考えているところですが、そんな時、14年前の誕生日を一緒に祝ってくれ、イギリス移住を応援してくれたフィンドホーンの仲間たちと6人、スカイプで集まっていろいろ話をしました。

 

看護士のみはちゃんは、現在療養病棟で、私の働いている病院の患者さんたちと同じように、呼吸も、栄養や水分もチューブでといった状態の患者さんたちと向き合っています。仕事以外でも、東京でハンズオンヒーリングをしているという。http://nupuca-healing.petit.cc/banana/

 

横浜の馬車道でピアノ生演奏しているりゅうさんは、鍼灸の資格も取得し、今度は、死に行く時をアシストする音楽を始めるとのこと。http://twitter.com/#!/symphonicmed

 

ちえちゃんは香川と東京で、フラワーエッセンスとアロマセラピーのセッションをしている。フラワーエッセンス学会を創設して、植物観察会なども開催している。http://anuenue.seesaa.net/

 

 

りゅうやくんは出版社に勤める編集者で、3.11の震災の後には詩人坂村真民さんの詩集「ねがい」を編集して被災地に届けたそうです。http://www.sunmark.co.jp/00/tantou/frame_index08.html

 

まさくんは千葉で農的生活をする、きこり。いろいろなおもしろい人たちとつながって、ゆたかなコミュニティー付き合いをしているみたい。私も地に近いそんな暮らしをあこがれているので、彼の作物の出来や、何を手づくりしたかを知らせてくれる彼のツイッターを楽しみにしています。

http://twitter.com/#!/spiritwalkerjp

 

こんなユニークな仲間たちと語り合ったことは、1000年単位で人生を見ていこうということ。この生の間、何かを学び、仕事をし、アートをして、また生まれ変わり、自分が前世で残したものを体験するかもしれない。

 

今日は、朝日に輝くおおきな樫の木が美しくて、1000年の命の繰り返しの中の、「私」として生きているこの人生の、この瞬間が、心に刻まれているように感じられ、感動していました。

 

(間美栄子 2011年 121  http://blog.goo.ne.jp/nefnefnef