こんちゅう探偵団

日本各地の昆虫好きが集まる謎の探偵団結成・・・!?
Let's 昆虫採集!! Since in 2013.10.12

クロフハネナガウンカ

2016年11月20日 | ■カメムシ目

クロフハネナガウンカ Mysidioides sapporoensis
2014年8月 北海道

分布[日本各地] 時期[7-9月] 体長[4-5㎜]
ホスト[ササなど]
写真の個体は日中の森の衰弱木の樹皮上で見つけたクロフハネナガウンカを撮影。

カメムシ目ハネナガウンカ科に属する小型の昆虫。
主に山地に生息する、このグループの中では割と普通種のようだが
それでも、滅多に出会える事が出来ないのもこのグループの特徴でもある。
半透明の透き通る様な綺麗な羽を持ち、写真の様に横から見ると羽の付け根付近に3つの黒色点が目立つ。
ハネナガウンカと言う名前ですが、クロフハネナガウンカはそれほど長いタイプではない。
また、他の種類は羽を[V字]にして止まっているものもいるが本種は
ほとんど閉じた状態になる、生態は良く分かっていない様です。


 
左:2014年8月 北海道 クロフハネナガウンカ Mysidioides sapporoensis
左:2014年9月 北海道 クロフハネナガウンカ Mysidioides sapporoensis



[クロフハネナガウンカを見つけた衰弱木]


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テングイラガ

2016年11月19日 |  ●イラガ科

テングイラガ Microleon longipalpis
2016年7月 北海道

分布[日本各地] 時期[6-10月] 開張[12-18㎜]
ホスト[バラ科(サクラ・ナシ・モミジイチゴ)・カキノキ科・ツバキ科・ブナ科・カエデ科など]
写真の個体は夜間壁に静止したテングイラガを撮影。

日本各地に生息するイラガ科[イラガ亜科]に属する蛾の仲間。
テングイラガは平地~山地にかけて分布し、個体数はやや少ない印象をうける。
幼虫は刺毛を持ち、刺されるとかなり痛いので注意が必要、食草は幅広い割には他の
イラガ類よりも成虫を見かける機会は少ない。
下唇鬚が天狗の鼻の様に見えることが名前の由来となっている。



2015年8月 北海道 テングイラガ Microleon longipalpis
夜間外灯付近にいたテングイラガを撮影。



2018年7月 北海道 テングイラガ Microleon longipalpis
夜間外灯付近にいたテングイラガ、小さくてとても可愛いですね!!

 
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アカントガリバ

2016年11月18日 |  ●カギバガ科

アカントガリバ Tethea or akanensis
2015年7月 北海道

分布[北海道] 時期[5-8月] 体長[35-37㎜]
ホスト[不明]
写真の個体は夜間灯火付近の壁にいたアカントガリバを撮影。

日本では北海道のみに生息するカギバガ科[トガリバ亜科]に属する蛾の仲間。
北海道では道東・道北に分布する、個体数は恐らく普通だと思うのですが未だこの1頭のみしか出会えていません。


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アシブサトガリホソガ

2016年11月17日 |  ●その他科

アシブサトガリホソガ Ashibusa jezoensis
2014年5月 [羽 化] 北海道産 カシワ材

分布[北海道・本州] 時期[5-7月] 開張[15-16㎜]
ホスト[不 明]
写真の個体はカシワの枯れ枝から羽化したアシブサトガリホソガを撮影。

北海道・本州に生息するカザリバガ科[カザリバガ亜科]に属する蛾の仲間。
オレンジ色と黒色・白色の派手系の小型の蛾で、胸部には黒白のストライプ模様が特に目立ちます。



2014年5月 [羽 化] 北海道産 カシワ材
アシブサトガリホソガ Ashibusa jezoensis
1枚目の個体と同じ個体。



2015年7月 北海道 アシブサトガリホソガ Ashibusa jezoensis


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クロモンイッカク

2016年11月16日 |  ●その他科

クロモンイッカク Notoxus monoceros
2016年8月 北海道

分布[北海道・本州] 時期[5-8月] 体長[4-5.2㎜]
ホスト[不明]
写真の個体は夜間灯火付近の壁にいたクロモンイッカクを撮影。

アリモドキ科に属する小型の甲虫。
生態は詳しく分からないが見つける場所は今の所全て海浜性植物が生えている場所。
そして外灯回りでたまに見かける程度、局地的で個体数も多い昆虫ではなさそうです。
頭部に短くて太い角の様なものがあるのが特徴。



2016年8月 北海道 クロモンイッカク Notoxus monoceros
1枚目の写真と同じ個体。


 
左:2015年7月 北海道 2度目の出会いとなる個体
右:2015年7月 北海道 初採集のクロモンイッカク


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ムラサキイラガ

2016年11月15日 |  ●イラガ科

ムラサキイラガ Austrapoda dentata
2016年7月 北海道

分布[日本各地] 時期[5-6月・7-8月] 開張[25-30㎜]
ホスト[ブナ科(クヌギ・クリ)・バラ科(サクラ・ウメ)・ツバキ科・ヤナギ科など]
写真の個体は夜間壁に静止していたムラサキイラガを撮影。

日本各地に生息するイラガ科[イラガ亜科]に属する蛾の仲間。
頭部・胸部は茶色の毛で覆われる、近似種のウスムラサキイラガに似ているが
ウスムラサキイラガの亜外縁線はなめらかに走るのに対してムラサキイラガはR5付近で角張る。
前翅は黒褐色~褐色まで見られる、これに対してウスムラサキイラガは茶褐色である。



2015年7月 北海道 ムラサキイラガ Austrapoda dentata
夜間外灯付近にいたムラサキイラガを撮影。


 
左:2015年7月 北海道 2枚目の写真と同じ個体。
右:2009年9月 北海道 おそらくムラサキイラガの幼虫と思われる個体。

 
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ヒメクロオビフユナミシャク

2016年11月14日 |  ・フユシャク

ヒメクロオビフユナミシャク Operophtera crispifascia ♂
2015年11月

分布[北海道~九州] 時期[10-12月] 開張[31-34㎜]
ホスト[ブナ科:イヌブナなど]
写真の個体は夜間外灯下にいたヒメクロオビフユナミシャクを撮影。
フユシャク・・・冬期間に成虫が出現するシャクガ科の総称で、♀は翅が退化するか短い。
日本産フユシャクは全35種/北海道産フユシャクは全22種。

北海道~九州にかけて分布するシャクガ科ナミシャク亜科に属する蛾。
ながらくクロオビフユナミシャクと混同されていたが、1982年に独立種となる。
ブナ帯が本種の分布域となるが、今後の調査で新たな産地が期待されます。
雌の翅はフユシャクの仲間の中ではトギレフユエダシャクに並び最大級の大きさであるが、やはり飛ぶ事ができない。

クロオビフユナミシャクに似るが、本種は中横帯が内縁手前で大きく外側に曲がる。
触覚の櫛歯がクロオビフユナミシャクの倍以上あるらしいが自分には全く良くわかりません(汗


 
左:2015年11月 ヒメクロオビフユナミシャク Operophtera crispifascia ♂
右:2015年11月 ヒメクロオビフユナミシャク Operophtera crispifascia ♂


 
左:ヒメクロオビフユナミシャク・・・翅上部の白帯は[M字型]
右:クロオビフユナミシャク・・・翅上部の白帯は[一直線型]


 
左右:ヒメクロオビフユナミシャクの標本


【北海道産 フユシャクリーズ全22種完全網羅】

[フユシャク亜科]
日本産14種/北海道産8種

                 
ウスバフユシャク     ウスモンフユシャク   クロテンフユシャク    シロオビフユシャク    ユキムカエフユシャク

        
フタスジフユシャク    ホソウスバフユシャク   ヤマウスバフユシャク

[ナミシャク亜科]
日本産6種/北海道産3種

        
ナミスジフユナミシャク   クロオビフユナミシャク   ヒメクロオビフユナミシャク

[エダシャク亜科]
日本産15種/北海道産11種

                
トギレフユエダシャク   ウスオビフユエダシャク クロスジフユエダシャク チャバネフユエダシャク オオチャバネフユエダシャク

            
シロフフユエダシャク   シモフリトゲエダシャク  シロトゲエダシャク    ウスシモフリトゲエダシャク

    
フチグロトゲエダシャク  フタマタフユエダシャク

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ヤマウスバフユシャク

2016年11月13日 |  ・フユシャク

ヤマウスバフユシャク Inurois nikkoensis ♂
2014年11月

分布[北海道・本州] 時期[11-12月] 開張[29-38㎜]
ホスト[不明]
写真の個体は夜間外灯付近の壁に止まっていたヤマウスバフユシャクを撮影。
フユシャク・・・冬期間に成虫が出現するシャクガ科の総称で、♀は翅が退化するか短い。
日本産フユシャクは全35種/北海道産フユシャクは全22種。

北海道・本州に分布し、北海道では平地~山地まで見られるがやや局地的、本州では山地性でやや局地的。
近似種のウスバフユシャクに非常に良くにており、ヤマウスバフユシャクの方が寒地山地性が強く大型となる。
1986年にウスバフユシャクの山地個体群として報告された後、中島氏により1992年に新種として記載されている。

ウスバフユシャク・・・前翅地色は赤みの強い茶褐色・雄の触角(56~62節)
ヤマウスバフユシャク・・・前翅地色は淡い褐色~黄褐色で赤みは帯びない・外横線は脈上で黒色短線となる事が多い・雄の触角(49~56節)


 
左:2014年11月 ヤマウスバフユシャク Inurois nikkoensis ♂
右:2014年11月 ヤマウスバフユシャク Inurois nikkoensis ♂


 
左:ヤマウスバフユシャクの標本
右:ヤマウスバフユシャク(左)とウスバフユシャク(右)の標本写真比較


【北海道産 フユシャクリーズ全22種完全網羅】

[フユシャク亜科]
日本産14種/北海道産8種

                 
ウスバフユシャク     ウスモンフユシャク   クロテンフユシャク    シロオビフユシャク    ユキムカエフユシャク

        
フタスジフユシャク    ホソウスバフユシャク   ヤマウスバフユシャク

[ナミシャク亜科]
日本産6種/北海道産3種

        
ナミスジフユナミシャク   クロオビフユナミシャク   ヒメクロオビフユナミシャク

[エダシャク亜科]
日本産15種/北海道産11種

                
トギレフユエダシャク   ウスオビフユエダシャク クロスジフユエダシャク チャバネフユエダシャク オオチャバネフユエダシャク

            
シロフフユエダシャク   シモフリトゲエダシャク  シロトゲエダシャク    ウスシモフリトゲエダシャク

    
フチグロトゲエダシャク  フタマタフユエダシャク

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コガタキシタバ

2016年11月12日 |  ・シタバガ亜科

コガタキシタバ Catocala praegnax praegnax
2015年7月 北海道

分布[日本各地] 時期[6-9月] 開張[54-58㎜]
ホスト[ブナ科:ミズナラ・カシワ/マメ科:ハギ属・フジ属など]
写真の個体は夜間外灯付近の壁にいた個体を採集したコガタキシタバを撮影。
北海道産のカトカラは全20種で、蛾愛好家に絶大な人気を誇る後翅の美しい、Catocala(カトカラ)シリーズの一種。

日本各地に分布し、ヤガ科シタバ亜科に属する蛾。
北海道産カトカラシリーズの中で一番最後に出会う事が出来た、コガタキシタバ。
市内ではそれほど個体数が多いものでは無く、ホストの割にどこにでもいる蛾でもない。
大きさはは早咲きのアサマキシタバ程度の大きさで、上翅を閉じて止まっていると白い[X型]の模様が特に目立つ。
後翅はマメキシタバに似ているが、中央の黒色部は明らかな馬蹄型をしている。
外縁に沿って黒色帯があり、中央黒色帯との間は太く橙黄色が目立つ。
一般的には7月~8月に多く、各地で得られている。



2016年8月 北海道 コガタキシタバ Catocala praegnax praegnax
2頭目となるコガタキシタバ、1頭目とは全く別の環境で採集する事できた。 


【北海道産 カトカラシリーズ全20種完全網羅】

    
アサマキシタバ   エゾシロシタバ   エゾベニシタバ    ベニシタバ     オニベニシタバ

     
キララキシタバ    ワモンキシタバ   ノコメキシタバ   ハイモンキシタバ  ヒメシロシタバ

    
キシタバ       ミヤマキシタバ    ヨシノキシタバ   ゴマシオキシタバ  ケンモンキシタバ

    
オオシロシタバ    シロシタバ     ムラサキシタバ   マメキシタバ    コガタキシタバ
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[日常編] コエビガラスズメ と エゾコエビガラスズメ

2016年11月11日 | 雑談日記
2016年11月 

以前掲載した、コエビガラスズメの標本が完成致しましたので
今一度コエビガラスズメと、エゾコエビガラスズメの標本写真を掲載しておこうと思います。
見比べると若干の違いはあるものの単体だけで見ると本当に良くにております。
※ 日常日記には音楽はありません、ご了承下さい。


上:エゾコエビガラスズメ Sphinx ligustri 2012年7月中旬 採集 北海道産
下:コエビガラスズメ Sphinx constricta 2016年6月上旬 採集 北海道産


 
左:エゾコエビガラスズメ
右:コエビガラスズメ
こうして見比べるとやはりぱっと見ても違いがわかりますね。
それにしても本当に良くにたスズメガですね。

本日も当ブログへ起こし頂きありがとうございます。
また明日も遊びに来てくださいね 


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