こんちゅう探偵団

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アカオニアメイロカミキリ

2021年10月28日 |  ●カミキリムシ科


アカオニアメイロカミキリ Obrium cantharinum shimomurai (北海道)

[分 布] 北海道
[食 樹] チョウセンヤマナラシなど
[時 期] 6月~8月
※ 体長は約6.5㎜~8㎜前後のカミキリムシ科カミキリ亜科に属する甲虫。

国内では北海道のみに分布し、チョウセンヤマナラシの多いエリアで見られるが局地的で個体数も少ない。
体は飴色で透き通った明るい色をしており、触覚は基部付近が黒く先端に向かって飴色となる。
脚も基部付近が特に黒く爪先部分に向かって飴色となる。
体には白く短い毛がまばらに生えているのが特徴。
日中ホスト付近の葉の上で休んでいる個体を見る事が出来る。



チョウセンヤマナラシ材から羽化したアカオニアメイロカミキリ





アカオニアメイロカミキリ



アカオニアメイロカミキリの標本(左:♀ 右:♂)


 
交尾中のアカオニアメイロカミキリ


 
採集後のアカオニアメイロカミキリ


 
チョウセンヤマナラシの枯れ枝から羽化したアカオニアメイロカミキリ


[近似種の比較写真]

 
左:ナカネアメイロカミキリ・・・ハリギリなどで見られる、体は明るい飴色で上翅は後方で膨らむ
右:エゾアメイロカミキリ・・・ヤチダモなどで見られる、体は暗飴色でサドチビアメイロカミキリよりやや大きく触覚第1節は長毛の黄色毛が密に生える

 
左:アカオニアメイロカミキリ・・・チョウセンヤマナラシなどで見られ、体は明るい飴色で脚と触角が黒褐色
右:サドチビアメイロカミキリ・・・ヤチダモなどで見られ、体は暗飴色でエゾアメイロカミキリよりもやや小さく触覚第1節は短い白色毛が生える


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