痛快な調べに乗せて、奏でるのは女トランペッター。
背伸びする感覚でペットを持ち上げて、膨らます頬がから吐き出す息はメロディーを奏でる。まるで雷に撃たれたような衝撃です。
みんながやけにスタイリッシュ、少し背伸びしてんだってこと知ってるんだ。けれどもいつものなんでもないようなかおしたままで、特に気取るわけでもなく、おしゃべりするような歌が、次から次へとでてくるんで、私たちは困ってしまう。
おそらく、あくまでもおそらく、近未来において、色褪せるにちがいないPV、だって最先端の格好っぽいじゃない。と反比例してますます輝きは増すであろう曲、年号や角栄なんて入れ込んであることに、なんの気負いもありません。それがいつのまにか、記念碑となるのです。
常に変化を続け、知らぬ間に三人編成にもどったくるりの今後に注目せざるを得ないと兄は以前言いました。わたしもそう思います。思うからこそ、兄を探すのです。