リッスン・トゥ・ハー

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宙組パワーを!

2010-07-10 | リッスン・トゥ・ハー
おらにわけてくれ。それこそ、ほんの少しずつでいい、宇宙パワーでないともう、フリーザに勝てる見込みがねえ。フリーザに勝てないともう宇宙はめちゃめちゃにされてしまう。フリーザは残酷な奴だ。絶対に今勝たないと、調子に乗る。調子に乗ったフリーザは本当に厄介だ。まるで手がつけられない。やることなすことトントン拍子に上手くいく。考案した料理が客に絶賛されたり、会議ではとても効果的な発言ができたり、何も言わないのに酔った助平な女の子が寄ってきたり、宝くじが当たったり、動物園の入園1000000人目だったり、行くとこ行くとこ何か起こる、それもいいことばかり。たまらない、フリーザとしてはたまらない。生きててよかったと思うに違いない。やがてフリーザは巨万の富をえる。その意志がなくても、向こうから入ってくるのだからどうしようもない。得た富を持て余す。今まで食べることにも困っていたのだからそれは当然だ。世の中には富を上手く使えない人がいるのだ。貯金はたまる一方で、普通預金では限度額を超えていますので預け換えをしてくださいと言われている。そんな手続きフリーザにできるわけがない。いままで略奪と暴力を繰り返して生きてきたフリーザだ。常識を知らない。社会人として失格なのだ。仕方なくフリーザは富を寄付する。どこにするか。案内は山ほどきている。少しでいいから、寄付してください。富を狙う団体はたくさんある。そのひとつ、ほんの少しでいい、宇宙パワ-をおらにわけてくれ、という団体があって、どうすればいいのと問い合わせると、特別なことは何も必要ありません、宇宙パワーつまり富を指定口座振り込んでくれれば良いわけです。簡単じゃん。そうです、ではよろしくお願いします。はい。

なぜ2人の息子を同時に社長にしたか

2010-07-10 | リッスン・トゥ・ハー
あなたは影武者の存在をご存知だろうか?例えば全校朝礼のときに突然暴徒が体育館になだれ込み本体が襲われる可能性が0ではない。本体は今後、組織の長として引っぱっていかなければならない重要な存在であるが故、そのような暴徒に襲わせるわけにはいかない。かといって暴徒の侵入を絶対に防げるかと言うと、答えはノーだ。体育館などという隙だらけの施設で、大勢が集まってさほど意味のあることをしているようには思えないけれど、何かしているときに、暴徒はよくなだれ込んでくるものだ。それらを防ぐ手だては一応はたてているけれど、絶対ではない。そのような時に役に立つのが影武者だ。本体のように見えて園実態は影武者、影武者であるから、姿形はほんたいにそっくりであるが、中身が違う全く違う。月とスッポンほどの違いがある。そのスッポンの方をよく目立つ位置に置いておくわけだ。すると暴徒はよく目立っている影武者の方をまず襲うことであろう。暴徒だって、馬鹿ではない。やりやすい方に傾いてしまう。だから影武者を置くと、少なくともその分の時間が稼げる。襲われている間に本体を安全な地下シェルターに移すのだ。これで本体が再起不能になる可能性はかなり低くなる。みんな嬉しい。嬉しいから影武者は必要なのだ。息子のうち一人は影武者である。もちろんどちらも正真正銘の私の息子であり、どちらもかけがえのない息子である。しかし、一人は影武者である。そういう風に育ててきた。彼もそのつもりで生きてきた。わかっているはずだ。社長ともなれば暴徒に襲われる確率は高い。影武者は必要なのだ。