リッスン・トゥ・ハー

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ロックンロール/アンテナ

2008-11-02 | 若者的図鑑
歌詞を読んでみよう。

わたしは曲を聞く前に歌本か何かで書店にて歌詞を読みました。
当然メロディは知りません、歌詞をただ読むだけで、涙は出るものなのです。

それほどのものなんです。くるりの詩は。
まるで自分のための歌なんだと感じてしまうんです。
みんなの頭の中にある言葉に出来ないものを言葉にしてくれているのです。

この曲は恐らく遠く未来にまで残るであろう名盤ザワールドイズマインを出し、くるり初の映画音楽を担当し(ジョゼと虎と魚たち)、本当にすごいぞくるり、と皆が思っていたときに、絶妙のタイミングで出した永遠。永遠となってしまったのです。
わたしは、大袈裟でなく、この詩を読んだだけで、ついにビートルズクラスに到達したなと感じました。
もうすでにジャンルとしてくるりがあるんだ。ロック、ポップス、くるり、ジャズ、というふうに。

怖いぐらい絶賛していますが、「ロックンロール」のリリースは、それほどのタイミングだったと思います。
だってよく考えてタイトルが「ロックンロール」だよ、ここに来てロックンロールだよ。
生活を音楽に例える今までも使ってきたやり方を極めたタイトルです。

行くとこまで行ってしまった、これからどうするんだ。と不安になるぐらいの出来です。

しかし、気持ち良いぐらいいい意味で裏切ってくれた、ハゥトゥゴーへ続くわけです。
(追記:ハゥトゥゴーはすでに出てましたねあはは)

悪い意味で裏切ってくれたNIKKIへ続くわけです。名盤ワルツに続くわけです。

もうかなわん。