潮風に乗って-北から南から

船や港に関係する地名を訪ねて、その土地の情報を発信します。

チリ鉱山事故、33人全員が生還

2010年10月14日 | Weblog

2010/10/14(木) TBS NEWS
チリ鉱山事故、33人全員が生還

TBSニュースで『チリ鉱山事故、33人全員が生還』
と報じていましたので掲載します。(10/14報道)
http://nakate.nawata01.com/10TV_movies/TBS/1001/tbs_chile_20101014.asf


 南米チリの落盤事故で閉じ込められた作業員33人が無事、救出されました。救出にかかった時間は22時間半、この後、彼らには新しい人生が待ち受けているようです。
 33人全員が生還し無事、幕を閉じた世紀の救出劇。元プロサッカー選手や牧師、そこには33人、それぞれのドラマがありました。
 結婚指輪に触れながら心配そうな表情でアリエルさんを待っているのは、今や母親となった妻です。2人には先月、娘が誕生し、スペイン語で「希望」を意味する「エスペランサ」と名づけられました。
 「赤ちゃんはテレビ画面でしか見てないのかい?」(ピニェラ大統領)
 「はい、本当に抱きしめたいです」(アリエルさん)
 アリエルさんは近く、娘と対面します。
 33人を待っていたのは、家族だけではありません。
 「バリオスさんのハート獲得のために2人の女性が争っています。奥さんと愛人が・・・」(チリ国営テレビ)

 医療関係の知識があり、仲間の健康管理を担当したバリオスさん。彼を一躍有名にしたのは、愛人報道です。寄付金の受け取りに愛人が名乗り出たのが事の発端。妻は「彼は私を愛している」と、全く取り合わない姿勢を見せていましたが、救出現場に現れたのは愛人でした。
 「ここで明確にしておきたいのは、バリオスさんの意思で出迎えの者が選ばれたということです」(チリ国営テレビ)
 「ようやく帰ってきてくれたわね・・・」(愛人)
 「あぁ・・・」(バリオスさん)
 「これ以上、耐えられる自信がなかったわ」(愛人)
 「しかし、いろいろな人がジョニの帰りを待っていましたね」(チリ国営テレビ)
 熱い抱擁を交わした2人に妻は・・・。
 「夫が救出されたシーンはテレビで見ました。彼は彼女に強く抱きしめられ、すごくちゅうちょしているようだったわ」(バリオスさんの妻)

 ようやく地上に出たものの、しばらく苦労は続きそうです。
 その一方で、33人の人生は一変しそうです。
 フランスのリベラシオン電子版によりますと、一部大手テレビ局が家族らに作業員の独占インタビューを打診しているといいます。そのギャラは4500ユーロ、日本円でおよそ52万円です。
 事故が起きたサンホセ鉱山で働く作業員たちの平均月収は、およそ8万5000円。1度のインタビューで、およそ半年分の収入を得ることになります。
 15人目に救出されたビクトル・セゴビアさん。地下生活を日記に書き続けた彼は「作家」と呼ばれていました。
 「彼は(事故があった)8月5日に書き始めて、(救出される)きょうの午前5時まで書き続けたの。彼の日記はこれくらいあったわ」(ビクトルさんの妹 シルビアさん)
 現地では作業員に対し、手記などの依頼も殺到しているといいますが・・・。
 「日記はそのままにしておいて、本にしてくれる人がいれば。私たちは本が売れて兄が鉱山の仕事をやめてくれればと思っているけれど・・・」(ビクトルさんの妹 シルビアさん)
 4人目に救出されたボリビア人のカルロス・ママニさんには・・・。
 「彼には安定した仕事とコチャバンバ(ボリビア第3の都市)に自宅を与える予定です」(ボリビア・モラレス大統領)
 大金を前に、彼らの今後はどうなるのでしょうか。2か月前に戻れないのは確かです。



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