2005年9月17日(土) 東奥日報 光のマジック 津軽で「幻日」
『十六日、夕方には津軽地方で、夜には県南地方で、それぞれ違う珍しい自然現象が発生、本社の支社局には「太陽が三つ?」「オーロラ?」など問い合わせの電話が相次いだ。
同日午後五時ごろ、津軽地方を中心に、太陽の左右に別の光が現れる「幻日(げんじつ)」が発生、また、午後七時すぎから、太平洋側で、光の柱が夜空に浮かぶ「光柱(こうちゅう)」が観測された。
いずれも太陽光やいさり火が大気中の氷の結晶で屈折、反射して見える珍しい自然現象で、幻日は青森市のほか、弘前市や五所川原市などでも確認され、光柱は八戸市、三沢市、むつ市、野辺地町などで見ることができた。
青森地方気象台が幻日を観測したのは、前回が今年三月二十三日で、その前が昨年十月十九日。「年に数度しかない珍しい現象です」という。
一方、十数本の光柱を確認した八戸測候所は、「イカ釣り漁船のいさり火が空に反射したため」と“怪奇”現象を説明した。同日は上空に薄雲が広がり両現象が起きやすい条件だったという。
※写真=西の空に見えた幻日。中央は太陽、左右にそれぞれ幻日が見える(16日午後4時55分ごろ、青森市第二問屋町から)』
今日は中秋の名月です、各地では色々な催しが開かれていますが、昔から花鳥風月を題材にして古来の楽器による演奏で会場を盛り上げています。しかし、月そのものが創り出す景色が一番のような気がします。(小生が古来の楽器に興味が無いからかも知れませんが・・・)
『待宵の月』に照らされて…きょう『中秋の名月』中日新聞 2005/09/18
『福井駅舎輝き一層、旧駅舎が姿を消し、全容を現した新しいJR福井駅舎の上空にぽっかり浮かんだ「待宵の月」=17日夜、旧暦の八月十四日にあたる十七日夜、県内上空に「待宵(まつよい)の月」が望めた。
福井市のJR福井駅の上空でも、大きく明るい月が暗い雲の合間から美しい姿をのぞかせた。その真下には今年四月に開業した新駅舎が。
旧駅舎に隠れていた新駅舎は、ようやく全容が眺められるようになった。真っ白な駅舎の壁面が月光に輝き、幻想的に浮かび上がった。』とありました。