2009/01/25(日) 河北新報
魔よけの神命宿る 立佞武多「夢幻破邪」墨入れ
青森県五所川原市の夏祭り「立佞武多(たちねぷた)」に出陣する新作「夢幻破邪」の書き割り(墨入れ)が、同市の立佞武多の館で進んでいる。3月上旬に完成する。
23日は、制作者で市商工観光課の三上敦行さん(52)が幅約1.5メートルの顔面部分の作業に取り掛かった。目鼻の輪郭に沿って大胆に筆を走らせると、魔よけの神・鍾馗(しょうき)の表情が次第に迫力を増した。
新作の立佞武多は高さ約22メートル、幅8メートル、重さ19トン。内部に設置する白熱電球を、蛍光灯と発光ダイオード(LED)に切り替え、消費電力を従来の半分ほどに抑えた。
三上さんは「目などが少し優しい感じになってしまったのは残念だが、この後の色付け作業で見栄えよく仕上げたい」と話した。
2009年01月24日土曜日
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/01/20090124t25008.htm