2007年7月25日(水) 東奥日報
「つがるロマン」に走り穂/深浦
二十五日の県内は各地で真夏日となり、西海岸地方の一部地区では、水稲の出穂が確認され始めた。同地方は水稲の生育が例年早く、農家は今後も天候が順調に推移することを願っていた。
青森地方気象台によると、二十五日の最高気温は三戸の三一・三度で、碇ケ関三〇・六度、青森三〇・二度と三地点で三〇度を超えた。これは例年と比べ三度前後高く、ほとんどの地域で二五度以上の夏日となった。
深浦町松神の七戸政人さん(53)の水田では、昨年より四日早い二十日に県産米の主力品種「つがるロマン」の走り穂が確認され、二十五日には出穂期に達した。七戸さんは「田植えは昨年と同じ五月十四日。例年、二十日前後に走り穂が見られるので、今年は例年並みのペースだ」と話していた。
この日は鯵ケ沢町の一部水田でも、県産米「まっしぐら」の走り穂が県出先機関の巡回で確認された。今週末には、同地方の各地で穂が出てくる見通しだという。
二十六日も県内は高気圧に覆われて、全域でおおむね晴れる見込み。
※写真=つがるロマンの穂が出始めた深浦町松神の水田
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2007/20070725220950.asp