潮風に乗って-北から南から

船や港に関係する地名を訪ねて、その土地の情報を発信します。

子ザルに「歯磨き」伝授する貴重映像

2009年03月11日 | Weblog

2009/03/11(水) TBS NEWS
子ザルに「歯磨き」伝授する貴重映像

TBSニュースで『子ザルに「歯磨き」伝授する貴重映像』と報じていましたので掲載します。(03/11放映)
http://nakate.nawata01.com/09TV_movies/TBS/0301/tbs_animal_20090311.wmv


 サルの世界にも、ちゃんと子供のしつけがあるようです。タイに生息するサルの母親が子ザルに歯磨きの仕方を教えている珍しい姿を、京都大学の研究グループがとらえました。
 タイに生息するカニクイザル。歯磨きの真っ最中です。拾った人の髪の毛を糸ようじのように使って、歯に詰まった食べ物のかすを取り除きます。

 このサルは地元のお寺に住み着いていて、10年ほど前に寺に来ていた人の髪の毛を引っ張って抜き、それを口に入れたことから歯磨きをするようになったと言われています。
 しかし、驚くのはこれだけではありません。子供の前で歯磨きをする母親。歯を上下させる「スナッピング」という動作を何度も繰り返しています。

 京都大学霊長類研究所が調べたところ、子ザルが周りにいる場合、母親のスナッピングの回数がいないときよりも、およそ2倍に増えていることがわかりました。これは、歯磨きの方法を子供に教えるためにわざと大げさに何度も繰り返しているものと見られています。
 「人間以外の動物で、世代から世代に道具使用のような技術が伝承されていくことは知られているが、伝える側がわざと学習しやすいように行動を変えて見せることは、まったく報告されていなかった」(京都大学霊長類研究所・正高信男教授)

 時間をかけて歯磨きの仕方を何度も見せ、子供にわかりやすく教える。人間さながらのしつけらしき行動がサルの母親にも確認されたのは、世界でも初めてのことだということです。






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