潮風に乗って-北から南から

船や港に関係する地名を訪ねて、その土地の情報を発信します。

建て替えの歌舞伎座、きょう千秋楽

2010年04月29日 | Weblog

2010/04/29(木) TBS NEWS
建て替えの歌舞伎座、きょう千秋楽

TBSニュースで『建て替えの歌舞伎座、きょう千秋楽』について報じていましたので掲載します。(04/28放映)
http://nakate.nawata01.com/10TV_movies/TBS/0401/tbs_kabuki_20100428.asf


 老朽化のため建て替えられることになった東京・東銀座の歌舞伎座が「さよなら公演」の千秋楽を迎えました。
 いつものように幕が上がりました。しかし、この歴史ある場所での舞台は、もう見納めとなります。さよなら公演の千秋楽を迎えた28日朝、歌舞伎座の前には徹夜組を含め100人以上の長い列ができました。
 「昨日の夜10時から並んでいます」
 「(きょうは最後なので)黒紋付きにしました。建てかえられるのはとてもさみしい」(客)

 現在の場所に歌舞伎座が出来たのは今から120年前。3代目は戦争中に空襲で全焼。いまの歌舞伎座は戦後の復興のシンボルとして1951年に開場しました。
 「スタッフの方や役者さんたちにいろいろ来ていただいて本当にありがたいです」(歌舞伎座のそばで喫茶店を経営する原口誠さん)
 「(私が)子どものころは冷房なんかがなくて戸が開いてたから(お囃子が)聞こえていた。(新しい歌舞伎座が出来る)3年間は頑張りますよ」(明治23年創業柏屋菓子店保坂嘉一さん)
 建て替え工事は5月から始まり、3年後には新しい歌舞伎座が入る29階建ての高層ビルが完成します。

 近くでバーを経営する寒川さんにとっても歌舞伎座はいつも特別な場所でした。店には、大道具さんに書いてもらったという襖絵。28日、千秋楽を見た後は店でさよなら会を開く予定です。
 「我が家がなくなっちゃうような寂しさで今はいっぱいです」(寒川孝子さん)
 多くの人の思いを乗せた舞台。3年後に生まれ変わる歌舞伎座に、歴史は引き継がれることになります。