潮風に乗って-北から南から

船や港に関係する地名を訪ねて、その土地の情報を発信します。

米旅客機不時着、155人全員を救助

2009年01月17日 | Weblog

2009/01/17(土) TBS NEWS
米旅客機不時着、155人全員を救助

TBSニュースで『米旅客機不時着、155人全員を救助』と報じていましたので掲載します。(01/16放映)
http://nakate.nawata01.com/09TV_movies/TBS/0101/tbs_america_20090117.wmv


 ニューヨークのラガーディア空港を飛び立った旅客機が離陸直後にエンジンが停止、マンハッタン西側のハドソン川に不時着しました。しかし、奇跡的に乗員乗客155人は全員無事。助かった日本人乗客が、不時着の瞬間の機内の様子を生々しく証言しました。
 「墜落したのよ。爆発が起きて水上に不時着したの」(救出された乗客)

 マンハッタンの西側を流れるハドソン川に浮かぶ旅客機。ラガーディア空港を飛び立ち、ノースカロライナへ向かう予定だったUSエアウェイズのエアバス320型機です。奇跡的にも、乗員・乗客155人全員が無事に救出されました。
 「(Q.けがは?)けがはないです。全然大丈夫です」(瀧川裕己さん)
 ニューヨーク在住の会社員・瀧川裕己さんも、この旅客機に乗り合わせた1人でした。瀧川さんが座っていたのは、機内後方の通路側の席。救出後の電話インタビューで、瀧川さんは離陸直後に起きた異変をこう話しました。
 「うとうと寝ていた。離陸したのも知らなかった。そうしたらドンという音がして衝撃があった。それで機体がちょっと傾いた感じ」(瀧川裕己さん)

 離陸して4分後の衝撃は、空を飛ぶ鳥がエンジンに衝突したためと見られています。
 「(Q.火が見えた?)後ろの人が叫んでいた。“ファイヤーファイヤー”と。見ていないが。(Q.どう思ったか?)やばいなと・・・」(瀧川裕己さん)
 その後、旅客機は超高層ビルが林立するマンハッタンの上空を横切り、南下したところで、ハドソン川に不時着を試みます。
 「ビル群が見えて、だんだん高度を下げていくので、ひょっとしたらと思ったら、女性なんか興奮した人もいたし。機長の方から、衝撃に備えて下さいと(言われた)」(瀧川裕己さん)
 「大きな水しぶきがあがって、飛行機が水上に降りた」(目撃した人)
 ニューヨークの気温は氷点下6度。旅客機は、凍りつくような寒さのハドソン川へ不時着しました。
 「(着水は)割とスムーズでした。もちろん普通の着陸じゃないので衝撃はありましたけれども。(Q.着水したあとは?)水が足もとにバーッと入ってきた」(瀧川裕己さん)

 不時着の現場からおよそ1キロほど離れたところでは、救出の際に使われたと思われる救命胴衣が川岸に打ち寄せられています。35人の乗客らが川に投げ出されましたが、ニューヨーク市警のダイバーによって救出されました。
 「(Q.不時着して最初に見えた光景は?)マンハッタンが見えた。ハドソン川というのが感覚で認識できました」(瀧川裕己さん)
 「『34丁目の奇跡』という映画があるが、これは『ハドソン川の奇跡』だ」(ニューヨーク・パターソン知事)
 ニューヨークのメディアは、今回の事故を「ハドソン川の奇跡」として報じています。