京都府立植物園、アジサイ以外、植物の端境期だとなめていたらとんでもない!
もう今日で特集5回目、名残は尽きませんが植物関係では最終回になります。
今日は四季彩の丘を中心として、咲いていて嬉しかった花をお届けしますね。
咲いていて嬉しくない花はないので、要するに残り全部出しちゃいます(笑)
タイトルにも載せましたが、もう少しずつ蓮鉢にハスが咲いていました。
後ろに咲いているのはハクチョウソウ(ガウラ)です。
淡いピンク色が素敵です。
濃いピンクの花も咲いていました。
朝に咲いて午後には閉じることが多いのですが、咲き初めではなかったのでしょうか、
結構しっかりと開いていました。
(ハスは3、4日咲いて散るそうです。最初は朝咲いて午後閉じますが、終わりころは咲いたままの花も。)
少し角度を変えて・・・
もうすっかり受粉が終わっているようですね。
初々しい緑の実がハスの実の穴から見えていました。
もう少し熟してくると、ハチの子のように見えます。
ハスだけではなく、ヒツジグサも咲いていました。
未の刻というのは午後2時頃で、この頃に咲く、あるいはこの頃から閉じ始めるから付いた名だそうです。
朝から咲いているので、後者の説の方が本当っぽいですね。
ちなみに、この写真を撮ったのは14:48。
近くに咲いていた花もどうぞご覧くださいませ。
ヒメイワダレソウ・・・と思ったのですがピンク色です。
調べてみたら、ピンク色の品種も沢山売られていました。
びっしり・・・エリアからはみ出ています。
同じくピンクのシソ科は・・・
ご存知、イブキジャコウソウです。
あ~伊吹山行きたい!
この白い花はギンパイソウ(銀盃草)です。
ナス科ギンパイソウ属で、自生はなく南米が原産です。
ちなみに、ギン「バ」イソウの方は全く違う植物で、アジサイ科ギンバイソウ属。
花の形がウメに似ていることから銀梅草と付けられ、日本の山地の沢沿いなどに自生するそうです。
それにしても、ローガンでは、活字のパとバの区別がつきません・・・
お隣に咲いていたのは、白いウツボグサ?
いえいえ、ヤクシマウツボグサ(シソ科ウツボグサ属)
名前からてっきり屋久島特産と思ったら、来歴は不明なんだそうです。
しかもネットで調べたら色は紫かピンク・・・白なのはなぜ??
白が続いたところで、今日のハイライトをどうぞ!
そう、あの冷たい清流に咲くバイカモ(キンポウゲ科キンポウゲ属)が咲いていました。
有名な滋賀県醒ヶ井の地蔵川に咲くバイカモの群生とは比べものになりませんが、
年々少しずつ増えている気がします。
この暑い京都でこんな涼し気な清流をよく作れたものです。
「花は咲いているのではない、咲かせているのだ。」という松谷茂名誉園長のお言葉を思い出しました。
すっかり満足しました。
最後に、カエデ林の爽やかな緑で今日はお別れです。
暑くてじめじめした日が続きますが、緑を見るとホッとしますね。
さて、明日は京都府立植物園で見た、ほぼ植物以外の生き物をお届けします。
今度は何が出てくるでしょうか~
【撮影:2023/6/10 京都府立植物園】