なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

癖になる白い木の花シリーズ~わち山野草の森2023/5末 (1)

2023-06-10 05:40:47 | 植物

もう何回「初夏は白い木の花が多い」と書いて投稿したでしょうか。
まだまだ載せまっせ~

森の京都、京丹波町にあるわち山野草の森に行ってきました。
お目当ては〇〇〇〇ですが、それは追って登場予定。
まずは今回見た木々の花に登場してもらいましょう。
白ばかりではないですが、そこは大目に見てくださいませ~

最初はこの時期毎年楽しみにしているこちら。


サラサウツギ(アジサイ科ウツギ属)です。
純白ではなく、花弁の外側がピンクになるのが特徴。
けっこう大きな木が満開だったのですが、風が強くて全然うまく撮れていませんでした。


同じような花がほかの場所にも。
おや、これは真っ白ですね。


八重で白いから、シロバナヤエウツギ(アジサイ科ウツギ属)でしょうか。
樹名板がなく確信が持てません。
写真も適当だし・・・


京都府立植物園にはヤエヤマシロウツギという似たようなウツギもあります。
謎です・・・
気を取り直して、もう一種類。これは超簡単。
この時期、満開でした。


ザ・ウツギのウツギ(アジサイ科ウツギ属)ですね。
梅雨時に咲き、別名卯の花とも。
ここではウツギがトンネルのようになって咲いていました。


こちらは純白というより少しベージュがかって見えますが・・・
花もですが、葉をみたらわかるかも。


こちらはガマズミ(ガマズミ科ガマズミ属)。
一時期、レンプクソウ科になっていましたが、ガマズミ科に変わりました。
こんな感じで咲いています。コバノガマズミに比べたらかなり大きいですね。


こちらは初見の花。
ごちゃごちゃして非常に分かりにくいですが、花はネズミモチに似ていますね。そして葉は斑入り。


すごい親切なヒント(笑)。こちらの木は斑入りヒメネズミモチ(モクセイ科イボタノキ属)。
ヒメが入っていますが、ネズミモチの仲間です。


お次は、たった一輪残っていた花を望遠でパチリ。


お~まだ綺麗!ご存じホオノキ(モクレン科モクレン属)。
先ほどのヒメネズミモチと同じくモクレン科ですが、サイズが違いすぎ~
高木なので、花も高い位置に咲いていることが多くなかなかちゃんと見られません。
ホオノキの葉を乾かして上に味噌を塗って焼く朴葉味噌など有名です。
考えてみたらすごい耐火性ですね。


載せる花の色がだんだん白ではなくなってきました。

お次、強いバナナの香りのこのお花。小さいですが、花の形はちょっとホオノキと似ていますね。


それもそのはず、同じモクレン科モクレン属のカラタネオガタマです。
ベージュの花のイメージが強いのですが、こちらではこのように赤みが強いです。
不思議なことに、花の真横より、少し離れた場所の方がバナナの香りを強く感じます。

白くなくなったので、もう一つ濃いオレンジ系の花を・・・


ご存知ハナザクロ(ザクロ科ザクロ属)。ザクロの園芸品種です。

続いて、満開のこのお花、何でしょうか。
下から見上げたので特徴的な姿が少し分かりにくいですが。


全体を見てみました。
けっこう大きな木です。


こうやって見たらもう分かりますよね。ヤマボウシ(ミズキ科ミズキ属)です。
白い部分は総苞片、これを法師の白い頭巾に例えて「山法師」と名付けられたとか。


森の中の各所に咲いていました。
そうそう、熟した実は食べられるそうですが、完熟した実を見たことがないので未食です。


ややや、ピンクの花を付ける木もありました。
これもヤマボウシ?それともベニバナヤマボウシのような名前があるのでしょうか。


このお色、気に入りました。


ピンクの花が出てきたところで、こちらの花をどうぞ。


この花は、九州・四国に自生するツクシイバラ(バラ科バラ属)です。
良く増え育ちやすいですが、生息地である河川敷などの攪乱によって、自生はほぼないそうです。
ノイバラの仲間はみなそうですが、受粉するまえの一時だけ蕊が黄色くて綺麗です。


私が宇治川で見るノイバラとよく似た雰囲気です。花は大きいですが・・・


はい、今日はこれでおしまい。
最後はサラサウツギとツクシイバラが咲いている辺りの全体の様子をどうぞ~
ちょっと鬱蒼としすぎていますが、雰囲気良いですよね!


明日はその他の木々と湿地ゾーンの光景をどうぞ。

【撮影:2023/5末頃 わち山野草の森】

コメント (16)
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