昨日はワイルドガーデンの花を沢山お届けしましたが、今日はその続き。
ワイルドガーデンで咲いていたこちらの白い繊細なブラシのような花からスタートです。
こちらはメラレウカ(フトモモ科コバノブラシ属)。
種名までは確認できませんでしたが、別名ティーツリーは聞いたことがある方も多いのでは。
葉から精油が採れ、抗菌・抗ウィルス作用があると言われているそうです。
お風呂に一滴、香りを胸に吸い込むと、リラックスするだけではなく感染予防にも!
近くにあったこの花は・・・
花だけでは分かりにくいですが、ぴろんと下がった黄緑色の苞葉が特徴。
実になってもこの苞葉は残っており、すぐに思い出します。
そう、シナノキ(アオイ科シナノキ属)です。
えらそうに書きましたが、花を見るのはすごく久しぶり・・・苞葉がなかったら気づきませんでした。
お次、可愛い蕊蕊のピンクの花は・・・
シモツケ(バラ科シモツケ属)です。
これが草本になると、伊吹山に自生しているシモツケソウ。
植物生態園に入りました。
最初に出会ったこちらですが・・・
あ、咲いてるのね、コムラサキ(シソ科ムラサキシキブ属)。
感動のない感想ですみません。
家の近くの水路脇やじいちゃん庭、いつも散歩する宇治川沿いなど結構どんどん咲き始めています。
国産で、庭に植えた木の実を鳥が食べて出して、自生地以外にも広がっている模様。
植物性生態園の池、なんとウキクサだらけで真緑に・・・
池に何か白いものが浮かんでいました。
落ちていたら上を見る法則で見てみると・・・あ~、もう実だ。
みんな知ってるエゴノキの実になり始めでした。
実が出たところで、もう一つ・・・
これは絶対に分かりません。
アブラチャン(クスノキ科クロモジ属)の実なんだそうです。
若い実はゼリー状で油分が多く、動物が結構好んで食べるそうなんです。
あ、そうか、だからアブラチャン!
生態園を進んでいきます。そろそろ鬱蒼としてきました。
真ん中奥の小さくぶら下がっているのが、前に載せたサワシバの実です。
もう咲いてる!ハギの花。
ザ・ハギっぽいこちらは、ケハギ(マメ科ハギ属)なんだそうです。
ハギの中でも開花が早く、気の早い花は5月から開花と聞き納得。
次に生態園で発見したのが、この木に巻き付いて咲いていた白い花。
白い部分がハート型。
イワガラミです~
アジサイ科アジサイ属で、この白い部分は装飾花(萼片)。
1枚だけ付くのがイワガラミの特徴です。
植物生態園の木の花や実、これくらいしか見つけられず。
あとはクスノキ並木の横に生えていた巨木・・・沢山のぶら下がり系の実。
どこかで見たことのある実?
こちら、シナサワグルミ(クルミ科サワグルミ属)。
いわゆるクルミのような実を付けず、こんな風なぶら下がった実を付けます。
名前の通り、中国原産。
葉を見ると、クルミっぽい複葉ですね!
最後はみんな知ってるこの木で本日お別れです。
ハグマノキ、別名スモークツリーです。ウルシ科ハグマノキ属。
今年は赤い煙は結構沢山ありましたが、白い煙は見られませんでした。
今日も沢山みてくださって、ありがとうございました!
明日は植物生態園の草本の花たちです。
すごく少なかったので、すぐに読み終わると思いますよ。
【撮影:2023/6/10 京都府立植物園】