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なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

ザ・京都の紅葉~嵐山常寂光寺編

2021-11-26 05:57:21 | 植物

「今年の嵐山の紅葉、綺麗らしいよ~」
そんな言葉が頭の片隅に残っていたのかもしれません。
これまで何度も「人混み嫌い!」と言い続け、ハイシーズンの観光地には決して足を向けなかったなつみかん。
善峯寺の紅葉をみてちょっとした躁状態になっていたのか、「そうだ、まだ時間早いし、嵐山に行ってみよう!」
と突然思い立ち、無謀にも紅葉真っ盛りの嵐山に向かいました。

車は離れたコインパーキングに停め、電車で向かいます。
駅に下りたらもうそこは「ザ・観光地!」
とりあえず人でごった返す天龍寺や野々宮神社はパスし、比較的奥まった常寂光寺に向かうことにしました。

有名な竹林を通り抜け・・・


竹林と柴垣の道なのですが、柴垣を写せませんでした。
というのも、ラッシュ一歩手前のような人出だったので・・・
多分これでも外国人観光客がいないので例年よりはり少ないんだと思います。

常寂光寺に着きました。
人はかなり多いですが、それよりなにより紅葉が綺麗!!
感動で涙出そう・・・


下の方は人でいっぱいですけどね(笑)→ 

境内は山の中腹にあり
、中に入ると見学しながら登っていくような感じになります。
この山は「小倉山」。
「をぐらやま みねのもみじばこころあらば いまひとたびのみゆきまたなむ」
という百人一首の和歌を覚えておられる方も多いでしょう。その「をぐらやま」です。
これは宇多法王が嵯峨野に行幸したときあまりの紅葉の美しさに感動し、息子の醍醐天皇にも見せたい!
と思った気持ちを、随行した藤原忠平が詠んだ歌とされています。
平安の昔からここは紅葉の名所だったんですね!!

とにかく途中のどこから見ても紅葉が美しくて・・・
しかも真っ赤ではなく、グラデーションが美しいタイミングでした。


本堂周りのモミジは真っ赤でした。


紅葉だけではありません。随所に色々な草木が・・・
アセビにはもう来年の蕾が付き・・・


迷い咲きのツツジも
          

切られずに残っていたアジサイの花に


ヤブツバキでしょうか。傷んでいますが今シーズン初見の証拠に・・・
          

ヒサカキの黒い実。


まだ赤くなりかけのカナメモチの実も。
          

下草には沢山のヤブコウジ。

ヤブランの実がツヤツヤと・・・
          

なんと、咲き残りのマツムラソウまで!


他にもトキワイカリソウの葉など、春の時期にも楽しませてもらえそうなお庭でした。
そんなこんなを見ながら登っていきます。
でも何といってもこの時期は紅葉!


竹林とのコラボも・・


黄葉したモミジもなかなかいいですね。


楽しみながら登っていくと、京都市街が一望できる場所に出ました。
下に見えている塔は多宝塔です。


比叡山の山容がなだらかで綺麗ですね~


あとは下りです。
ここからは見た紅葉・黄葉をどんどんご覧くださいませ。


イチョウの黄葉とともに。


鐘楼


散紅葉




スギゴケの緑もいいですね。


イタヤカエデでしょうか。


一番綺麗だった紅葉




紅葉でお腹いっぱいになったので、常寂光寺を後にしました。
せっかく嵐山に来たので渡月橋方面に向かいました。
・・・人混みがすごくて後悔しました・・・


これでも人出は少ない方のようですが、時分時を過ぎているにもかかわらず飲食店には長蛇の列。
一瞬で昼食は諦めました。
大堰川畔にある大好きなエノキを見て・・・


見上げて・・・


おうちに帰りましたとさ。
すごく疲れましたが、充実した一日でした。
2021年、紅葉堪能しました!!

【撮影:2021/11/20  京都市右京区 常寂光寺】

コメント (8)
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