ある朝起きて外に出ると、わがナツミカンが道路に1つぼとんと落ちていました。
ぱかっと割れて、割れたところには虫がたかっていました。
少しして、また、同じようにひとつナツミカンがぼとん・・・
割れ目からナツミカンの爽やかな香りが立ち、ジューシーな果汁が手にこぼれます。
こらあかん!早く収穫しないと!
というわけで、何とか手の届くところの実を3つ収穫。
まずは一つ皮をむいて試食~
昔、熟していない実を食べ、苦いわ酸っぱいわで、毒入りや~!って大騒ぎしましたが・・
今回はほのかに甘く、爽やかな酸味とわずかな苦みが大人の味。なにより、とってもジューシー!
残りの2個を使っていよいよマーマレード作りです。
1.まず、皮を剥いて(左)、皮を3-5mm幅に刻んで水にさらします(右)。
この時、白い部分が多すぎたら少しスプーンでこそげ落としてもいいです。
皮の苦みにもよりますが、半日から一日、さらすといいみたいです。
(今回はあまり苦みが強くなかったので、さらすのは半日にしました。)
そのあと、軽く湯がいて水にさらし、水気を切っておきます。
さらしている間、実が干からびないようにビニール袋に入れて冷蔵庫へ。
2.実の重さをはかって(左)、その50~60%の重さのグラニュー糖を準備します(右)。
3.実を房に分け、種だけ取り出します(左)。実は粗く刻み、種はお茶パックに入れておきます(右)。
お茶パックがなかったら、そのままでもOK。
実の白い部分や種にはペクチンが含まれるので、これらもマーマレード作りには欠かせません。
4.ホーローかステンレスの鍋に実と種の入ったお茶パックを入れて弱火にかけます(左)。
アルミ鍋を使うと、色が黒っぽくなるみたいです。
水分が出てきて煮たってきたら少し火を強くして写真のような感じになるまで煮ます(右)。
この後、お茶パックを取り出します。
5.鍋に水気を切った皮とお砂糖1/3を入れて火にかけます(左)。しばらく煮たところ(右)。
6.次の1/3のお砂糖を入れてさらに煮ます(左)。しばらく煮たところ(右)。
少しはマーマレードっぽくなってきましたが、持ち上げるとまだ皮と汁が分離しているような感じ。
7.最後のお砂糖を投入(左)、ここで急激にとろっとマーマレードっぽくなってきました(右)。
スプーンですくってお皿に上げ、少し柔らかいかなと思うくらいで出来上がりです。
この時にマーマレードの堅さにしてしまうと、冷めたら飴ちゃんになってしまいます。
8.ジャムの瓶と蓋を熱湯消毒しておきます。写真はありませんが、昔哺乳瓶を消毒した要領。
その時の哺乳瓶挟みがなぜかまだ家にあるので、重宝しています。(写真なし)
9.出来上がったマーマレードをお玉ですくって8の瓶に入れます。すぐに蓋をして、逆さまをむけて置きます(左)。
鍋に残ったマーマレードは試食用(右)。熱いマーマレード、んま~い♪
10.冷めたら上下をひっくり返して出来上がり!
実は上の写真は原稿を書くときに慌てて撮りました。
なので、一番左は少し減っていますが、元は8分目まで入っていました。
2個のナツミカンから、180ccくらいのマーマレードが3つ出来ました~
ということで、残りのナツミカンは星夫に手伝ってもらってすべて収穫!
そのままで、マーマレードにして、友達におすそ分けして・・・有効利用します。
マーマレードはパンに塗るだけではなく、紅茶に入れても美味しかったですよ~
ではまたいつか、作ってみました!シリーズでお会いしましょう!