梅雨の小休止となった7月上旬、いつもの宇治川散歩に出かけました。
ナナミノキから見下ろすと、志津川の流れが見えます。
それにしても、枝を随分払ったものです。
絡みついていたサンカクヅルはすべて剥がされてしまったようで、姿が見えず・・・
もう咲いていないと思っていたオカトラノオや、
ホタルブクロ、たった一輪ずつですが、待っていてくれました。
あとはひたすらカラムシ(イラクサ科)が続く山裾です・・・
この日は放流がなかったので吊り橋も穏やか・・・
それにしても、予想していたとはいえ、何も咲いていません。
おや、あそこに見える鮮やかなオレンジ色は・・・なんとヒメヒオウギズイセン(アヤメ科)です。
このあたり、前はスノーフレークが土嚢を突き破って咲いていました。
どこからか運んできた土に根っこでも入っていたのでしょうか。
ムラサキニガナは花が終わり、水に湿気た綿毛姿に変わっていました。
山側にはもう何も咲いていません。川側に移動します。
おや、アカメガシワの雌花がもう実になりかけていました。
この辺りは雄木、雌木ともに沢山生えているので、実も沢山生ります。
バネ状クズのつる
おーっ、雨宿りしていたのでしょうか。
ちょっと悪漢風のラミーカミキリに今年も出会えました!
今年初見のオニドコロ。このお花柄のレースのような花は雄花です。
名残のウツギと(左)、テイカカズラ(右)。
何もない時期には少しでも嬉しいです。
モスクのようなクマノミズキの実。ツンツン飛び出ているのは花柱の名残?
秋になると茎が赤く、実は黒くなるそうです。
お気に入りのナンキンハゼの雄花。雌雄同株で、上の方が雄花、下の方に雌花が付きます。
よく見ると、下の方の横になった花の根元、雌花も見えますね。
朝方に降った雨は、カタツムリすら避難させるほど一時的に強い雨でした。
あ、これ上下逆じゃないですからね~
普段は水のない崖が滝になっていました。
喜んでいたのは苔。
まだ元気に咲き続けているトウコマツナギを横目に車に戻りました。
今回、お気づきでしょうが、ほんの一時的な大雨のあと、雨が止んだので出かけました。
わずかな間に、崖が滝になるほどとは思っていませんでした。
元々この辺りは山肌から自然に水が湧き出るほど水の豊富な場所です。
ここで今回の熊本のような雨が降ったら・・・想像するだけでも恐ろしいです。
明日は、少し観光地に近い場所での光景をご紹介しますね。
【撮影:2020/7/5 宇治川】