京都府立植物園で私が一番好きなのは言うまでもなく植物生態園ですが、その次に向かうのは四季彩の丘。
ここは広い敷地にイングリッシュガーデンがあるかと思うと、畑や水槽やへちま棚など、種々雑多な植物がみられます。
今日はその中から水辺でみられた植物と、少し離れた場所にある蓮池をほんの少しご紹介します。
まず最初は独特な花の姿で一度見たら忘れられない、アメリカタニワタリ(アカネ科タニワタリ属)。
これのどこが水生植物やねん!という突っ込みはさておき、湿地に咲くということで仲間入り~
(実際、水槽脇で咲いていましたし)
その姿から、人工衛星の木という別名もあるそうですがちょっと違うかも・・・
お次は本当に水辺に咲く、クサレダマ(サクラソウ科オカトラノオ属)
前はびっしり咲いていましたが今回は少しだけ。
お隣に鮮やかな黄色い花を咲かせていたミズキンバイ(アカバナ科チョウジタデ属)。
よく似たオオバナミズキンバイは見つけたら速攻駆除の対象となる花ですが、ミズキンバイは絶滅危惧種。
自生地は限りなく少なくなっているようです。
お次はご存じ、ポンデリング、じゃなくてポンテデリアです。
3回連続で登場してもらいました。花期が非常に長いようです。
そして見たかったこの花は、ヘラオモダカ(オモダカ科サジオモダカ属)。
こうやってみるとほんのりピンクの花が綺麗ですが、遠くから見るとこんな感じで・・・
知らなかったら完全スルーでした。
よく似たサジオモダカの葉がおさじ型なのに対して、こちらはへら型です。
そして最後は今のシーズンのお楽しみ、蓮池です。
京都府立植物園にはハスを見られるエリアが3か所あり、ひとつは四季彩の丘のハス鉢。
結構な品種がずらっと並びますが、行った時間が午後だったので咲いている花はほぼゼロ。
もうひとつは前にハンゲショウとアジサイとともにご紹介した蓮池。
こちらは今回はパスしてしまいました。
最後はモミジ園を通って半木神社に向かう途中にある一番普通っぽい蓮池です。
今回はここの様子をご紹介~
まずモミジの間から見える全景。
見ての通り、白いハスが中心。
ハスの花は短命で、1日目は朝少しだけ開き午後に閉じます。2日目には朝しっかりと開きますが午後には閉じます。
3日目はばらっと開いてもう午後になっても閉じません。
ということで、2日目の朝が一番美しいのですが、あいにく私が行ったのは午後2時頃・・・
3日目と思われる花が前日の雨に打たれてやや開いて咲いていました。
中でも美しいひと花。
モミジの間から見た開きかけのハス。明日が2日目でしょうか。
一番の見頃の7~9時ころに行きたいのですが、開園が9時という・・・
このシーズンだけ早朝開園希望!
【撮影:2020/7/18 京都府立植物園】