京都府立植物園の花たち最終回の今日は、これまでのなつみかんの趣向とはちがう花をご紹介~
ひとつは四季彩の丘に咲く、こちら。
全体の姿はツノゴマ風。でも花の色が黄色ということで、キバナツノゴマ(ツノゴマ科ツノゴマ属)でしょうか。
熱帯アメリカ原産。
ユニコーンの角のようにとがった実ができるそうです。
なので「ツノゴマ」。若い種はオクラのように食用にできるそうです。
全体はこんな感じで、結構大振りの葉が大胆に広がっています。
こちらはちょっと毒々しいほどの赤い実。
トウゴマ(トウダイグサ科トウゴマ属)
同じ「ゴマ」でもこちらをうっかり口にすると命に係わる事態に・・・
それというのも、種には猛毒のリシンが含まれているからです。
一方、種から得られる油はヒマシ油といい、下剤として用いられるそうです。
いくら精製してあるとはいえ、ちょっと怖いですね。
かなり大きな植物で(左)、黄色い花が咲きます(右)
ついに空が本格的に泣き出しました><
あわてて温室に避難。・・・なんと温室のほうが涼しいような気が・・・
入ってすぐに、ツンべルギア・マイソレンシス(キツネノマゴ科)がお出迎え
お出迎えというより、威嚇されているように思うのは私だけ?
藤棚ならぬ、マイソレンシス棚になっています。
この時期に温室に行く機会は比較的少ないのですが、思ったより花が少ない・・・人も少ない・・・
とぼとぼ歩いていると、向こうのほうにどぎついほどの真っ赤な花。
初めて見ました。花名板には「八重咲ショウジョウトラノオ」の名前が・・・
真っ赤な花びらに見えるのは予想通り「苞」でした。ほう・・・
和風の名前ですが、ザ・熱帯な姿。トリニダード・トバゴの国花だそうです。
(Wikipediaによると、独立記念日の8月31日に咲くからだそう)
温室の花のラストはしいちゃんに喜んでもらえそうな、斑入りハイビスカス♪
私にしてはちょっと雰囲気よく撮れたのでは・・・と自画自賛(笑)
ということで、8回にわたってみていただいた7月中旬の京都府立植物園の花たち。いかがでしたでしょうか?
清楚なハスに始まり、情熱的な赤で終わりました。
レンゲショウマが少々心残りではありましたが、また見る機会はあるでしょう^^
梅雨が長引いていますが、残りの夏、皆さん元気にお過ごしくださいね!