なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

青紫に囲まれて・・・~京都府立植物園2019年7月 (4)

2019-07-19 05:24:48 | 植物

夏の白い花に続いて、爽やかな青紫の花たちをご覧くださいませ。
毎日梅雨の雨が続く中、その水滴も味方につける最強の花たちです♪
さあ、どれから行きましょうか。

この時期生態園にはこの青紫の花があちらこちらで見られます。
キキョウでしょ。という声が聞こえてきますが、こちらはアポイギキョウ(キキョウ科キキョウ属)です。
北海道の山岳地などに自生する丈の低いキキョウです。



で、お次が普通のキキョウ(桔梗;キキョウ科キキョウ属)。背の高さ以外、違いがよくわかりません・・・
しかもこの写真では背の高さもわからない・・・



気を取り直して・・・
ん? 小さな藤色のつぼみをいっぱい付けた草を発見。
花名板には「カリガネソウ」の文字が。探したらたった一輪、早熟な子が咲いていました!
雁金草;シソ科Toripora属。

             

あと少しでどんどん咲き始めると思います。京都では自生地がなくなっている種類です。

お次は、これも咲き始めのユキミバナ(雪見花;キツネノマゴ科イセハナビ属)。
何度も登場していますが、今はまだ少ししか咲いていません。
横顔でご挨拶です。



植物園ではどんどん増えている、でも絶滅危惧のスズカケソウ(鈴懸草;オオバコ科クガイソウ属)。
もう咲き始めていました。



近くでみかけたこの花。早くもアキノタムラソウ?
それにしては花付きが良すぎです。花名板には「シマジタムラソウ」の文字が・・・
島路田村草;シソ科アキギリ属。
日本固有種で、岐阜県、愛知県、三重県の蛇紋岩地に生育するそうです。
蛇紋岩地・・・よく出てくるけど、どんなところなんでしょう。


(かなり毛深いそうだけど、全然撮れてない・・・)

他にも少し青みが強いナツノタムラソウ(夏の田村草;シソ科アキギリ属)も沢山咲いていました。
全体が撮れていませんが、雰囲気だけでも・・・



生態園から離れると、こんな青紫たちも・・・
ミツバハマゴウ(三葉浜栲;シソ科ハマゴウ属)は咲き始め。



ムラサキツユクサ(紫露草;ツユクサ科ムラサキツユクサ属)。この花は少し淡い色合いです。

           

で、一番見たかったあの花は・・・
残念、ほんの少しほころびかけている蕾もありましたが、ほとんどの蕾が硬く、開花にはまだ時間がかかりそうです。
レンゲショウマ(蓮華升麻;キンポウゲ科レンゲショウマ属)。

追記:7月19日現在、咲き始めたと「週刊植物園」に書いてありました。
見たい人は急いてくださいね~



(続く)








コメント (9)
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