「神尾真由子&ミロスラフ・クルティシェフ デュオ・リサイタル」へ行って来ました。
神尾真由子さんのリサイタルは、2007年にチャイコフスキー国際コンクールで優勝してすぐに来て頂いた以来ですね。
あの時は2階のかなり後ろの席のチケットしか取れなかったのですが、今回は前から6番目の割と良い席が取れました♪
プログラムは・・・
ベートーヴェン
・ヴァイオリン・ソナタ 第7番 ハ短調 作品30の2
・ヴァイオリン・ソナタ 第8番 ト長調 作品30の3
・ヴァイオリン・ソナタ 第9番 イ長調 作品47「クロイツェル」
アンコール
・ショパン/幻想即興曲
・ラヴェル/ヴァイオリンソナタ ト長調より 第3楽章
・モーツァルト/ヴァイオリンソナタ ホ短調 K.304より 第2楽章
今回のプログラムは、神尾さんが個人的に好きだというオールベートーヴェン。でも私はあんまり得意じゃないんですよね~(笑)。
ピアノの方は、同じチャイコフスキー国際コンクールで最高位(1位なしの2位)を受賞したクルティシェフさんということで、伴奏ではなく協演という感じでした。(デュオ、ですしね)
細身でちょっと青白い顔の彼は、演奏している時の表情がなんとなく怖かったです。
長身の体を折り曲げて、楽譜を上目遣いで見ながら演奏していたのですが、大きく見開いた目が白目を剥いてるように見えたので・・・(笑)。動きもなかなか激しかったデス。
一方の神尾さんは、時々眉間にしわが寄っている時もあるけれど、ほぼ冷静沈着な演奏。
でも、内に秘めたものが・・・。
ベートーヴェンのヴァイオリンソナタって、ヴァイオリンとピアノの掛け合いがずっと続く感じなんですね。特に「クロイツェル」の掛け合いはすごかった。
神尾さんの演奏が時々激しすぎて、まるで弓がノコギリのように見えた時がありました。ヴァイオリンを切っちゃうんじゃないかと・・・(笑)。
第一楽章が終わった時、思わず拍手してしまった人が何人かいましたけど、「気持ちわかる~。」と思うほど凄かったです。私も拍手したかったもん・・・。
アンコールでは、クルティシェフさんのピアノソロとラヴェル・モーツァルトと、今回は3曲も演奏してくださいました。
特にラヴェルは、今回のツアーのもうひとつのプログラムには入っているらしく、「いいな~、聴きたいな~」と思っていたので聴けて良かったです♪
今回もすっかり堪能致しました~。