数年前にDVDに録画したまま、なかなか観れなかったこの映画、なんとなく今日観て見る事にしました。
どんな映画か簡単に言うと、クリスマスイヴの夜に東京が突然停電になり、その間に起こる12人の男女のささやかなストーリーを淡々と描いた作品という感じですね。
静かな暗闇の中にキャンドルだけのライトが灯って、とっても雰囲気のある映像が心地よかったです。バックに流れている音楽もなかなか凝っていてお洒落な感じだったし。
こういう状況ってなんとなく人を素直な気持ちにさせるんですよね~。
映画の中の登場人物たちも、そんなムードにあったように思いを口にしていくのはとっても自然な感じがしました。
けど、これは映画よりドラマの方が良かったかな~。
人と人があまりにも絡みすぎて、「あの人とあの人が、え~と・・・。」ってついつい考えちゃうんですよね。
しかもその一人一人が大物俳優ばかりだし、それぞれのストーリーがけっこういい感じなのに、中途半端なまま違う話に移ってしまうし・・・。
かと思えば、「このストーリーはほんとに必要かなあ?」という感じのもあったりして。
ひとりの人を主役に一話ずつ話を進めていって、最後にみんな登場する、って感じの連続ドラマにした方がすごく良いと思います。