「村冶奏一ギター・リサイタル」に行ってきました。
場所はいつもの函館芸術ホール。たった今帰ってきたばかりです。
今回も良かったです~♪♪
私の一番好きな楽器はクラシックギターなので、今日のリサイタルはとっても楽しみにしていました。
が、前回の高嶋ちさ子さんのリサイタルは満員御礼だったというのに、チケットセット販売もしていた奏一クンのリサイタルは空席がちらほら・・・(というかかなり・・・)。
やっぱり「クラシックギター」というのはあまりメジャーではないですしね。
わたしの隣に座っていたおばさん二人組なんて、「村冶って、佳織(←呼び捨て(笑))の弟かしら?」「そうじゃない? 村冶なんてめずらしい苗字だし。」という会話を延々していて、わたしは「そうです。」と教えてあげたくて、うずうずしていました(笑)。
さて、プログラムは・・・
・第7幻想曲Op.30(フェルナンド・ソル)
・序奏とカプリスOp.23(ジュリオ・レゴンディ)
・シャコンヌ(ヨハン・セバスティアン・バッハ)
・ノクターン「夢」Op.19(ジュリオ・レゴンティ)
・セビリャ(イサーク・アルベニス)
・ア・ミ・マドレ(アグスティン・バリオス)
・過ぎ去りしトレモロ(アグスティン・バリオス)
・オーバーザレインボー(ハロルド・アーレン/武満徹編曲)
・フェリシダーヂ(アントニオ・カルロス・ジョビン/ディアンス編曲)
・・・アンコール・・・
・フォーコ(R.ディアンス)
・カヴァティーナ(S.マイヤーズ)
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奏一クンは黒っぽいスーツ姿で登場。
ジャケットの裾の方に切り返しが入っていたり、ズボンの方は脇にキラキラの飾りが付いていたりと、すごくお洒落なものでしたが、ちょっと大き目なつくりでなんだか可愛らしかったです(笑)。
男の人なので、可愛らしいというのは失礼だとは思うんですけど、お顔も可愛らしい感じですし・・・。登場した時、照れくさそうな笑顔を見せていたのも、とっても可愛らしかったです。
2部では上のジャケットを脱いで、白いシャツ姿に。
こちらのシャツもシルバーのクロスの刺繍(多分)がちりばめられた、とてもお洒落なものでした。奏一クンはお洒落さんなのですね。
そして演奏する時、ギターを足で支える金具見たいなものを使うのですね。
初めて見たのでびっくりしました。お姉さんも大萩クンも足を乗せる台を使うものですから。
そうするとちょうどギターに頬を寄せて演奏するような感じになるので、ますます可愛らしい感じに・・・(笑)。
奏一クンの演奏は雰囲気そのままに、優しく、一音一音に心を乗せて、丁寧に音を奏でているように思えました。
席が前から3列目の真ん中ということもあって、まるで目の前で演奏してくれているよう・・・・。
奏一クンの手元の細やかな動きもはっきりと見えましたし、囁くような小さな音もはっきりと聴き取れて、飽きることなくギターの音色に酔いしれました。
割と繊細なメロディの曲が多かったように思えますが、最後の「Felicidade」やアンコールの「Fuoco」のような曲を、間々に入れるともっと良かったかなって思いました。
最後のサイン会で、わたし的にちょっと嬉しいことがありました。
わたしの前に並んでいた人たちは、サインだけで握手をして貰えていなかったので、「今回は握手はないんだ~。」と、ちょっと残念に思っていました。
多分奏一クンはシャイなんでしょうね。サインしたものを渡す時も、なんとなく照れくさそうでしたもの。
でも、わたしの番になった時、「CD全部持ってますよ!」と言ってあげると、すごく喜んでくれて「またCD出ますので、宜しくお願いします。」と言って、すっと右手を出してくれたのです。
そして、わたしの目をしっかりと見て、笑顔で握手をしてくれました。嬉しかったな~。
奏一クンも嬉しそうだったので、良かった良かった(笑)。
ちなみに、奏一クンは今日函館に来たのに、すぐ東京に帰るのだそうです。
初めて来たのに観光も出来ない・・・と、ちょっと残念そうでした。
「じゃがもっこり」は買って来いって言われたって言ってけど、買えたかなあ?(笑)