今日はお休みだったので、11月にあるクラシックリサイタルのチケットを買いに芸術ホールまで行きまして、その後またまた美術館に寄って来ました。
今回行われていた展示物は、「長谷川 潾二郎展」。偶然に今日からの開催でした。
函館出身というこの画家さんの事は、失礼ながら今回初めて知ったのですが、開催日当日に行った私はなんだか待ち焦がれたファンと勘違いされそうですね(笑)。
今日の2~3時に息子さんがいらして講演会を行うという事で、けっこう人が賑わっていたのですが、私はその最中絵画の鑑賞に熱中(笑)。1時過ぎに行ったので、最初は人がわいわいいたのですが、2時近くになるとさ~っと人が引き、思ったより静かに鑑賞出来ました。
絵画の方は、ポスターの猫の絵↑からなんとなく想像していたもの(私的にです)とは若干違い、前半は森や木の絵、後半は静物画がほとんどでした。
特に木の絵は葉の描き方がすごく私好みで、「萩窪風景」というのが気に入りました。
後半の静物画では、あまり他の方の絵画では見たことのない、ごはん茶碗や、焼き魚、箱、お人形の頭、なんかがあって面白いな~と思いました。
一番気に入ったのは「紙袋」。いくつかの紙袋が立てて置いてある静物画なのです。変わってますよね~。その紙袋がまたリアルに描かれてて良いのです。
あと静物画の食器や花瓶がとても艶々と描かれているので、どうやって描いてるんだろうと近づいて観て見たり、そういう所を描くのが好きな方だったのかな?とか思ってみてました。
あとね、「冬の太陽」という絵があったのですが、これが一番気に入りました。
私好みの水色の、すごくシンプルな絵です。他の絵画とはちょっと描き方が違うような・・・。
もしこれが買えたなら、いくらぐらいするものなのでしょう? というか、自分で描けたら良いのにな~。
と、いつものようにいろんな事を考えつつ鑑賞していると、あっという間に3時を過ぎたので、お腹が空いてグ~グ~言い出したので(笑)、この後ご飯を食べに行きました。
あ、そういえば最後にひとつ。初期の絵で函館図書館の絵があったのですが、私はこれを見て「懐かしい!」と思ったのですが、絵が描かれた年度を見ると「1926年」となっていて、この図書館が私の知っている図書館なのか、その前の建物なのか微妙なことに気づきました。
この図書館の絵、正面から描かれていればはっきりわかると思うんですけど、裏側から描かれているんですよ。(他の絵もそうなんですけど、着目点が変わってる方ですね)
でもこの図書館の裏側が、私のよく見ていた図書館の建物にそっくりなので、そうなんじゃないかと思うんですよね~。そして、私はその裏側の姿がすごく好きだったんですよ。
今はこの図書館使われていないので、立て壊しとかになる前に写真に撮って来ようかな~。
(正面はこんな感じなの↓素敵でしょ! 1926年か1927年頃に立てられたらしいのです)