「山形由美フルートリサイタル」に行ってきました。
今日の函館は、午後から晴天。芸術ホールにたどり着く直前、行灯行列をしている高校生の列に、道を阻まれたりしました(笑)。
山形さんも本州より爽やかな気候で、清々しい気分で演奏できたようです。
プログラムは・・・
・クープラン 恋のうぐいす
・ヘンデル フルートソナタ ト短調 op.1-2 HWV.360
・ヴィヴァルディ ソナタ集「忠実な羊飼い」
・マレ スペインのフォリア(フルートソロ)
・モーツアルト フルート・ソナタ ハ長調 K.14
・福島和夫 冥(フルートソロ)
・ハチャトウリアン 組曲「仮面舞踏会」 第1曲 ワルツ
・プッチーニ 私のお父さん
・プッチーニ 誰も寝てはならぬ
・マルチェッロ ヴェニスの愛
・ジュナン ヴェニスの謝肉祭
・ピアソラ オブリビオン
・ピアソラ リベルタンゴ
・・・アンコール
・千の風になって
・虹色の航海
山形さんは1部はパープルのドレス。2部はピンクのドレスと2回も衣装換え。
ピアノの榎本潤さんも、最初はジャケット、次は白いシャツと衣装換えしてました(笑)。
フルートってキラキラして綺麗な楽器ですね~。演奏中山形さんが動くたびにライトが当たってキラキラキラキラしていてて、うっとりして見ちゃいました。
前半はバロック調の曲が中心で、軽やかな曲調のものが多かったです。榎本さんのピアノの演奏の仕方も、すごく軽やかでそちらにもついつい視線が・・・。
昔の宮廷の人たちって、こんなのを毎日聴いたりしてたなんて、贅沢だな~と思いました(笑)。でも、おかげで音楽も発達したのだろうしね。
後半は私も知っているような有名な曲が多くて、「誰も寝てはならぬ」や「オブリビオン」が良かったです。
けど、今回フルートのリサイタルを聴いてみて、フルートって、ピアノと一緒だと優しげで華やかな音の印象を受けるのですけど、フルートだけのソロになるとなんだか不安げで落ち着かない印象に変化するような気がします。
特に今回演奏した、福島和夫さんの「冥」って曲が元々そういう雰囲気の曲だったので、余計そう感じたみたい。
あと、いつもの私のくだらない疑問がムクムク・・・(笑)。
フルートって肺活量がやっぱり必要なのかな?? 私は肺活量があまり無いほうだと思うので、演奏後もけろっとしている山形さんを見て、すごいな~と思ったりしていました(笑)。
フルートって優しげな音なので、眠くならないかちょっと心配だったのですけど、最後まで楽しく聴くことが出来ました。(隣の席のご夫婦はかなり頭がゆらゆらしてましたけどね(笑)。始まる前は超元気だったので、その差に受けてしまいました(笑))