議会雑感

国会のルールや決まりごとなど、議会人が備忘録を兼ねて記します。

国会TV中継の条件

2015-02-16 | 国会雑学
今年の国会は、これから平成27年度予算案審議が始まりますので、国会TV中継(NHK中継)の機会は必然的に多くなります。

NHKでTV中継が行われるのは、政府4演説に対する本会議代表質問(全閣僚出席)や予算委員会(基本的質疑・集中審議)などですが、要件としては下記が挙げられます。

[1]本会議や委員会開会が全会派一致で決定していること

[2]全会派が中継を希望していること

[3]全会派が質疑を行うこと(質疑要件を満たしている会派全て)

[4]国民の関心の高いテーマが議論されていること

上記の条件を満たす場合、国会からNHKに中継依頼を行うこととなりますが、日程調整に時間がかかった場合、つまり中継依頼が遅くなった場合、翌日新聞のテレビ・ラジオ欄に質疑者氏名が掲載されない場合もあります。

基本的に、質疑者氏名を新聞掲載するための最終締め切り時間は17時となっています。

これから予定される主な国会中継は、今日から始まる政府4演説に対する代表質問、その後の平成27年度予算案基本的質疑、集中審議ということになります。

ちなみに、かなり余談になりますが、TV中継のカメラの方向・角度が国会で取り上げられたこともありました。一方からばかり映すと質疑者の表情が見えない、という質疑でしたが、確かにその頃はカメラの設置場所との関係で、一方からのアングルが殆どだったとは記憶していますが、驚いたことを覚えています・・。