くすのきの枝を使った花器にアカマンカと一緒に生けているのはコマツナギだ。
ギャラリー作唯の前に植えているが4月より咲きはじめ野草(イエツァオ)展が始まってもまだ咲きつづけていた。
華やかではないが楚々と逞しく好きな花だ。
長い間楽しませてくれたお礼に私の収穫祭でもある野草展にはれの舞台として参加してもらったがとても水揚げがいい。
萩の花なぞと同じ豆科なので水揚げは悪いと思っていたが意外な発見だった。
布ぞうりのベースで作ったスリッパを飾っているのは台風で折れたくすのきを使って作ったオブジェだ。
そのオブジェを作った10年後オブジェを作った木の切り落とした部分でくすのきを使った花器を作った。
縁があって手に入った素材とはとことん向かい合う習慣がいつの頃からか出来た。
26回野草(イエツァオ)展より出品している布ぞうりもそういう気持ちより作り始めた。
日常の生活において布類はあふれている。
ゆっくりと手間と時間をかけて向かい合うと布ぞうりやマットにうまれか変わっていく。
ものに追われる生活でなくものと対話する生活がしたい。
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