オー海に居座っていた冷たい高気圧も去り始めたらしく、やや気温の回復が
見られる。
ここ1週間以上、ひとケタ気温が続いていたから、長いトンネルを出た気分だ。
一昨年仕込んだオレンジのユリ咲きチューリップ、数は減ったがようやく花が
開いた。
今年は、お礼肥や堆肥で花数を増やす算段をしなければ…。
同時に植えたムスカリは、どんどん勢いを増しているのが対照的。
こちらは、去年、雪が降る前に仕込んだチューリップ。
花びらの外側が淡色系なので、主張しすぎることもなくバックガーデンにとけ込んでいる。
ベリー園では、ジュンベリーの花がようやく開いた。
この辺りでは、ひと月遅れでジュライベリーが似合いの名前。
今年は花数多く、たくさんの実が生りそうだ。
温和しげに新芽を広げるミズナラの枝。
芽出しの風情だけでも、植える価値のある木と思っている。
野草園?では、ヒトリシズカの花数が増えてきて、“ヒトリ”じゃなくなってきた。
でも、もちろん、一つの柄に一つ(一人)の花は、変わらない。
西日の残照を浴びて、柔らかな感じのスミレ。
タチツボスミレの類と思われるが、同定作業を怠って未だに名前がはっきりしない。
夕刻戻ると、南東の空に薄く虹が架かっていた。
寒さが一段落する、吉兆と見た。
日参のこちら様は、一段と薄くなったミミ毛を風にそよがせてやってくる。
山に帰れと言いつつも、ヒマワリの種を撒いてしまう矛盾。
見た目ちょっと、お腹が膨らんできていない?