セゾン・ド・ユー

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薪ストーブちらほら

2010-03-08 22:03:19 | 薪・ストーブ
薪ストーブの周りをちらほらうろついてみる。
まず、本体。

VamontCastings社のEncore(アンコール)、
トップローデング(ストーブトップから給薪できる)で、長さ50センチ
の薪が4~5本は入る。
もちろん、観音開きのフロントドアからも可能。

一度の給薪で、10時間以上の連続燃焼ができるとカタログにある。
(実際、これだけの長時間燃焼は至難の業。7~8時間がいいところ)

そのヒミツは、密閉度の高い燃焼室とエアーコントロール(吸気調節レバー
で燃え加減調節ができる)、そしてキャタリックコンバスターと呼ばれる
触媒装置を使っての二次燃焼。
水平燃焼といわれる燃焼方式で、下の方からじわーっと燃えてくれる。

赤の琺瑯製だが、火が入り高熱になると農赤色(フルボディのワイン色?)
に変わるのも魅力。






ストーブトップでは、いつもビームス(赤)のケトルと月兎印(白)の
ポットにお湯が沸いている。



ケトルには、トリベットと呼ばれる鋳物の下敷きを敷く。
こうしないと、すぐに沸騰してお湯がこぼれる。

ポットが沸騰しそうになったら、ストーブサイドのシェルフに移す。
ウォーミングシェルフとも呼ばれ、鍋をことこと煮たり、ミカンの皮!
を干すのに便利。
(ミカンの皮は、オイルを含み良く燃えるので焚きつけに利用)




丸いのはストーブサーモ(温度計)、温度を目安にダンパーを閉じて
触媒装置がある二次燃焼室を通す運転タイミングを計る。

通常運転は200~350℃くらいがベストゾーンだが、厳寒期は温度を
上げ気味になってしまう。






ストーブを設置したときに揃えた、専用のグローブとファイヤーツールセット。
どちらも安くなかったけれど、殆ど使っていない。


出番が多いのは、こちら。
百均のトングと数百円の溶接作業用革手袋。
一番便利で使いやすい。




小物が出てきたので、これも。
ステンレス製の小さな塵取りと炉箒。
どちらも、イタヤカエデ(メイプルに近い)の枝で取っ手を付けている。

近くにある小さな棒っこは、フロントドアーを開けるときのハンドル。
瀬戸物のカバーが付いていたが、落として割ったので、こちらも小枝の
取っ手に変えた。



バケツは、防火用水入れではない。
ストーブ周りの細々としたものを入れている。

ガラスクリーナー、ウェス、首の長いライターは着火用。
それと、既出の安物トングと革手袋など。




こんな物もある。
これも百均の鍋敷き、鋳物の小さなフライパン二種。
ゴマや落花生を煎ったり、蓋をして小さめのステーキを焼くのもいい。







薪ストーブの燃料は、言わずと知れた薪。
だが、薪と言ってもいろいろある。

ウッドボックスに入っているのは、カラマツの薪とスターター用の雑把。
下に並べたのは、そのカラマツ薪(手前)とイタヤカエデ薪(奥)。

画像で重さは分からないが、イタヤカエデが遙かに重い。
その重さは、燃焼時間の長さと熾きの強さの違いでもある。




薪は、デッキにツーバイ材で作っ台(実はテーブル)を置き、
そこから家の中に運び込んでいる。

薪置きテーブルの下には、灰入れ用のバケツも見える。




デッキには一週間ほどの薪を保管できるログラックがあるので
毎日、薪小屋に通わなくても済む。
(吹雪の時には、雪まみれになるが…)





斯くして、薪ストーブは燃え…



熾きとなり…




僅かな煙は、二重(断熱)煙突から大気へと放出される。