年末恒例のベーコン、ソーセージ作りをした。
1週間前に塩蔵・調味(砂糖、香辛料)した豚バラ肉を水洗いし、
燻煙機(乾燥庫)の中に吊す。

ソーセージの場合は、もう少し面倒だ。
豚等の肉を適当な大きさに切り、塩蔵・調味まではほぼ同じ。
(調味は、塩、砂糖、胡椒、セージ等適当に。今回は、詰める
直前にフレッシュでセージと卸し金で摺ったオニオンを追加)
1週間後にミンチに掛け、脂身と合わせて再びミンチ。
体温で肉の温度を上げないよう気をつけて練りを入れる。
(この工程の巧拙でソーセージをかじったときのプリプリ感に
大きな差が出る)

塩抜きした羊腸(ケーシング)にミンチ肉を詰め込む。
(これがいわゆる「腸詰め」)
これはウィンナーの太さだが、フランクフルト用の豚腸もある。
長いままだと始末に悪いので、結び目を付けて乾燥庫へ。

毎回、ユー地区の施設を使わせてもらっている理由がこの乾燥庫
兼燻煙機。
柄は古いが、20キロほどの豚肉が一度に処理できる。

ベーコンと共に3時間ほど炭火で乾燥させて、燻煙に入る。

燻煙といえばチップだが、今は「スモークウッド」という便利モノが
ある。
チップを棒状に成型した製品で、サクラ材、ナラ材など色んな種類が
販売されている。
これなら、ゆっくりと長時間、容易に燻煙することができる。

ソーセージは、3~4時間燻煙した後、生肉の状態なので75℃
ほどのお湯に入れて20分ほどボイルする。
氷水であら熱を素早く取って出来上がり。
ベーコンは、そのまま一晩低温で燻煙して翌朝出来上がり。
これが、今回の成果品。

最近は、便利な真空パック機が出ているので、これを使っている。
(ロールになったビニール製パックがややお高いのが難)
シールを貼って、素性!を明らかに。
売り物ではないので、ここまでしなくてもいいのだが、本物?らしく
なるので、ここのメンバーには好評。

一方、わが家の小屋ではご近所の奥さん方が集まってこちらでも
恒例行事。
朝から薪ストーブに火を入れていたので、屋根の雪がすっかり落
ちた。

小屋での恒例行事は、餅つき。
それぞれの日程が合わないとかで、今年はやや早めの決行となった
ようだ。
家庭用の餅つき器が活躍のため、杵・臼担当はいらない…が、
結局、餅切りの仕事が残っていた。
誰かが、餅が固まる前にハサミで切ると簡単だと聞いてきたので、
以来、専用の裁ちばさみで餅を切る。

年越し、新年と餅を食べる権利!ができた?
伸(の)しが強すぎて、今年の餅は少々薄目だな。

小さなお供え二そろい。
一年丸~くまとまった?