だーばぁの流儀

児童文学作家・岡田なおこブログです。
全身マヒ+オストメイト・作家・アラ還ならではの日々を気ままにつづっています。

「女子は強し!」と痛感した夏

2012年08月11日 | 日記
男子サッカー・日韓戦

夕べというか、今朝。
午前3時半にアラームがなりました。
「よしゃー!」と起きテレビをつけましたが、「なでしこ」と比べると入場の時から、
「ダメかも・・・」と思ってしまいました(笑)

選手の顔つき、目の色が違うんです。
案の定、韓国に二点取られたので、「寝ようかな~」と迷っているうちに眠りに落ちていました。

今回のオリンピックは全般的に男子より女子が強い、生き生きしていました!

今夜は「新体操」を見て、平常の時間帯で就寝するつもりです。


「女子が強い」といえば我が家も同じ

我が家の「基本形」は両親+私・妹・弟。
弟のところはオヨメちゃんと鬼ヒメ二人。
妹は一応「亭主持ち」で息子が一人。
絶対数で女子が勝っているのに輪をかけて・・・強いのであります。

妹・メーコを上品に形容すると「鉄砲玉」 (どこが上品なのか?爆)

メーコは飛び出したら帰ってこないタチです。
そのDNAは母譲りだと思います。

母が難病を患っていることは前に書きましたが・・・
身体が動かなくなっても、母の中には「鉄砲玉の火種」がくすぶり続けているようです。

母はカレンダーを見て、私に「妹母子の来日前に出張パーマを頼んでくれ」と命じました。
母は今年の初め頃から「筆談」でしゃべるようになりましたが、最近は筆記もむずかしくなり、母の書く文字は「母さん体」なので、解読するのには根気と修練が必要です。

「パーマ」の次は「ヘアカラー」。
「立て続けに髪をいじると疲れるわよ」と言うと、
「やれる時にやっておく」とのこと。

そして、恒例の「夏祭り」が近付くと、メーコには、
「お父さんには内緒で、顔を剃って、髪をブローしてね」と頼み(笑)
私には「夏祭りのご祝儀」について、これまた父に内緒で、
「持って行ってね」と。

「ご祝儀」を出す出さないで毎年両親はもめるのです。
母は元気な頃、地域の世話役で飛び回っていたので、引退しても仲間達を応援したくて、行事の時は「ご祝儀=カンパ」を出したいのです。

律儀な人だー!

なぜ父に内緒かというと・・・
父はこの地で生まれ育って土となる人生を歩んでいるのにも関わらず、あまり「地域密着型」の人間ではないのです(笑)
それで、ケチでご祝儀を出し渋っているわけではなく、
「病気を患って引退した人間が、何年も何年も、行事の度に、ご祝儀を包まなきゃならないのか?」が理解できないのです。
というか、持って行くのが面倒くさかったようです(爆)

両親の間に入って、一番メンドウな想いをしているのは私なので~、母からの指令に従いこっそり持って行った時期もあります。
我が家では「父に内緒」で行動する方が、事がスムーズにすすむのです。

そんな、
こんなで、
私とて、全身性障害者なんですがぁ、
家庭平和のためには・・・諸々とやらざるを得ないんです^m^

紆余曲折の末、近年ではだいぶ父も悟りを開き(笑)、「ご祝儀を出す」までは理解してくれるようになりました。

「髪もきれいになり、顔も剃ってもらい(車椅子で出掛ける算段ができ)、ご祝儀も用意できたから、母さんはご機嫌だろう」と思いきや、母は「母さん体」で、
「3000円」と書きました。
「何に使うの?」と尋ねると、
「1000円は芋助(孫)の小遣い。2000円は自分の」。
「小遣いくれってことかい?!」
呆れ返っている私を横目に、母はニヤッと笑いました。

母が外出する際は父か妹が付き添うので、母が自分で財布を持つ必要はないのです。

 だのにー、な~ぜ~・・・君はするのか、そんなにしてまでぇ(^^♪

母は夏祭りで焼き鳥が買いたかったそうです。
現在、母の食事はほとんど「ミキサー食」ですが、夏祭りの焼き鳥は・・・メーコが前歯で噛み砕き母の口に入れました。
「嚥下したら大変だ」とヒヤヒヤする父をよそに、母はほんの少しではありますが、露天で焼き鳥を食べていました!

文章にすると簡単ですが、「出張パーマ」を頼むことから始まり「夏祭り」まで約半月間。
妹が来てからはかなり妹が頑張ってくれましたが、どんくらい「母さん体」の解読に、私が時間を費やしたことか(泣)

スポーツ界でも、家庭でも、「女子は強し!」と痛感した夏でした。




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