だーばぁの流儀

児童文学作家・岡田なおこブログです。
全身マヒ+オストメイト・作家・アラ還ならではの日々を気ままにつづっています。

あっという間に飛んで行った10月 (^_-)

2015年10月31日 | 日記
おかおか先生・身をもって実践「発達保証!」


我が家には10月生まれの人間が多く、10月生まれではないワタクシメにとって、出費がかさむ「魔の10月」のことは以前書きましたが、
先月末に母上が危篤みたいになり(「みたい」というところが我が家らしいな~・笑)、
冗談言っている場合ではなかったんですよ、本当は。

でも、母上が人工呼吸器をずっと付けていないと生存できないという答えが出て、半月=ほど前に気管切開の手術を受けてから、オヤジ様に異変が現れました。
どうして「母上の人工呼吸器」によって「オヤジ様が変化する」のか・・・(・・?
これもね、
わかるようで、わかんない話ですよ(笑)

母上の病気がはっきりわかってから約10年、
「お母さんの介護は、お父さんにしかできないんだぁぁぁ」と、よく言えば「献身的」、悪く言えば「濡れ落ち葉的」に母上にへばりついていたオヤジ様が、
さすがに人工呼吸器の管理は自分にはできない、自分が先に逝くことはあるわけだから・・・
「もう在宅介護は無理だ」と、気持ちにけりを付けたのでありまする。

とはいっても、母上の状態も安定はしていないので先のことは何も決まらないんですが、
オヤジ様から、
「お母さんが現状を維持している間に、紅葉を見に行こう。温泉に行こう。田舎に墓参りしに行こう」と、いろいろプランを出してきました。

母上が胃ろうで人工栄養をとるようになってからは、オヤジ様は「胃ろうの時間」を常に気にして生活していました。
近年は年末は妹のメーコに「胃ろう」を頼み、弟一家と日帰りスキーには行きましたが、夕方の「胃ろうの時間」前には帰って来ていました。
親子代々親しくしているⅯさんに「胃ろう」を覚えてもらいましたが、全面的に任せることはありませんでした。
オヤジ様は自らを拘束することで、気持ちのバランスをとっていたようにも思うけど(笑)
やはり、かなりストレスだったのでしょう。

今回、母上が入院した直後は「2週間ふろに入っていない」とか、
「昨夜は眠れなかった」とか、そんなことが続き、
「なんの罰ゲームで、こんなおじいさんのお世話せにゃならんのよ」と、憂うつでしたワタクシメ(涙)。
それが、母上の気管切開の手術後は晩酌をして8時頃から爆睡し、朝は散歩したりしています。
母上の見舞いに行って若いナースにチョッカイ出すのはいい加減にしてほしいけど(笑)
オヤジ様が心身ともに「健康優良じじー」になってくれて、ホッとしています(*^▽^*)

父はワタクシメからは「オヤジ様」とこけにされておりますがwww「その分野」では(?)
キャリアとスキルのある、おかおか先生なのであります。
70才過ぎて家事全般ができるようになったり、83才の誕生日に突如「脱皮」したかの如くアクティブになって、すごいねー。

ーー人間には無限の可能性がある、発達するんだ、それを信じてあきらめないことが教育の根本だーo(^o^)o

これはあくまでワタクシメの持論です。
だから「おかおか先生が身をもって実践している」というのも、ワタクシメの主観であります。

ただ「お母さんと一秒たりとも離れられない」と誰からも思われていたオヤジ様が・・・
「母上が入院した」と聞くと、皆さん異口同音に「オヤジ様は大丈夫?」と、患っている母上よりも周りから心配されているオヤジ様が・・・
母上のいないくらしも楽しもうと考え始めたことはモノスゴイ成長であり、同じ境遇にいる方たちの見本になると思うのです。

定期メール 「今日のお母さんはペケペケペッ」

「お母さんのことは割り切って暮らす」みたいなことを言いつつも、毎日病院に通っています、オヤジ様(^O^)
そして、ワタクシメと妹と弟に「今日のお母さんは昨日とあまり変わりませんペケペケペッ」とメールをくれます。
オヤジ様ご自慢のスマホからのメールがけっこう笑えるので、それについては、いずれまた(笑)
※らくらくスマホじゃないというのがミソなのです(^^)v


介護する場所が《自宅》から《病院》に移っただけで、オヤジ様と母上の旅はこれからも続くのです。

あっという間に飛んで行った一月でしたが、2015年の10月が、我が家にとって一つの分岐点であったことは確かです。







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うーむ、チャリティーコンサート ♪

2015年10月19日 | 日記
珍し~く悩んで書いたブログでごじゃる

たかが、ブログ。
されど、ブログ。

もう先週のことになりますが、チャリティーコンサートに行って、「思うこと」が多々ありました。
「批判したい点」があったわけだけど、「チャリティー」が悪いわけじゃないので、
モノ申したいことを整理していたら、時間が経ってしまいました。
結局、スカッとしないんですが・・・せっかく途中まで書いたから、UPします。


Women in JAZZ Vol.6 LOVE for Girls 「世界の女の子に、生きていく力を」

10/11、「国際ガールズデー」のイベントに行ってきました。

ワタクシメ、このイベントのことはよく知らず、チケットを買いました。
「チケット ぴあ」に登録してある「寺井尚子」で案内のメールが来て、値段もお手頃で会場も行きやすい場所だったから買った次第。

あとで、国連で毎年10月11日を「国際ガールズ・デー」と定めたことや、
このコンサートが「途上国の女の子 支援ライブ」であることを知りました。

早すぎる結婚、教育機会の欠如、暴力や虐待…途上国の女の子たちには、過酷な生活が待ち構えています。
「Women in Jazz」は、こうした現実を多くの人々に知ってもらおうと、女性ジャズ・アーティストが中心となって開催する、女の子支援ライブです。
収益金の一部は、公益財団法人プラン・ジャパンの Because I am a Girl キャンペーンに寄付いたします。

阿川泰子 / 寺井尚子 / DOUBLE / meg / 石井里佳 / Masato Honda B.B.Station





不覚にもワタクシメー(涙)

お目当ての「寺井尚子さん」の演奏中に、うたたねしましたぁぁぁ。
いい気もちたったんですもの(*^▽^*)
バイオリンを弾く寺井さんのすがたをじっくり拝めず残念でしたが(苦笑)
生演奏を聞きながらうつらうつらするなんて贅沢だな~と、夢うつつで感激していました♪

ただ「ガールズデー」の趣旨説明や途上国のレポートビデオの間は、ガンネしてしまいました。ゴメンナサイ<(_ _)>

ただ、ちょっと・・・ぶっちゃけ不満を感じました。
途上国で苦しい生活をしているのは「女の子」に限ったことではなく、理不尽な目に遭っている「女子」は、先進国にも大勢います。

ーーワタクシメだってぇー、クソジジーどもに、何度も辻斬りにされてきたことか!!!

確かに、途上国の女子が何重苦も背負わされているのはわかりますけど・・・。

出演者の大ボス“阿川泰子さま”が「途上国も先進国もない云々」とMCでおっしゃっていましたが、その通りだと思いました。

バッグバンドのメンバーはほとんど男性で、朝からずっとリハーサルでお疲れさんで(笑)、MCで盛んに、
「僕たちは不幸な男の子です」みたいなことを言っていたのも笑えました。
それは「幸せ」だから言えるジョークでしょうが・・・そのイベントを皮肉っている気がしたのはワタクシメだけかな~(?_?)


全体の構成に問題があったンじゃねぇ?


ワタクシメ、FM東京が主催する「アースデー」のコンサートには何度か行ったことがあります。
「アースデー」の方はスポンサーがたくさんついていたせいもあり、凝った演出でエンターテイメントとして楽しめるようになったいたし(凝り過ぎの時もあったけど・笑)、
コンサートを観ることにより、「アースデー・地球環境保全」のメッセージを受け取ることができました。

方や「ガールズデー」はマイナーでスポンサーがあまりつかないから、エンターテイメント性がイマイチだったかも知れませんが、
逆に考えると「イベントの趣旨がわかりにくいから、スポンサーがあまりつかない」んじゃないんじゃないでしょうか?

先立つ物(予算)がないと、おもしろいことはできないし、
おもしろくないと、人は集まらず、
人が集まらなければ「活動」は広がらないんです。

当日、キャパの八割以上お客は入っていましたが、ワタクシメの前の列(けっこういい場所)がスッポリ空席でした。
ワタクシメの推測では(笑)、どこぞの金持ちが「寄付のつもり」で10席位買ってくれて、
「知り合いに配るつもりだったけど、それも面倒くさいなぁ。まっ、チケット買ったからチャリティーしました。それでは皆さん頑張って下さい」と。

   ワタクシメの前のまとまった空席は「チャリティー」と「施し」を勘違いしているコンニャロメの表れのようでした。

チケットを買ったら、会場に足を運ばなければ「チャリティー」の意味はないと、ワタクシメは思います。
イベントに参加できないのなら、ただ「寄付』だけして、チケットは買わなければいいのではないでしょうか?!
日本人にはまだまだ「施しの心」で社会貢献している人がいますが、「そのこと」に共感したり賛同したりしなければ「チャリティー」にはならないし、
主催者は「お金を集めること」を第一とせず、「理解・関心を集めること」に重点をおいて企画しなければ、その場限りのお祭り騒ぎで終わってしまうと、ワタクシメは思っています。


なぜ「Women in JAZZ」なのか・・・
どういう理由でJAZZのアーティストが「ガールズデー」のチャリティーコンサートをしているのかも知りたかったです。
今回JAZZとはジャンルの違う歌手が出演したこともワタクシメの「不満要因」なんですが(怒)
「なぜJAZZか!?」を後付けでもいいから提示すれば(笑)、説得力のあるチャリティーコンサートになった気がします。

阿川泰子さん、寺井尚子さん、このお二方はJAZZファンでなくてもご存知の方は多いでしょうし、
素晴らしいアーティストが何組も出演したコンサートだっただけに「残念感」が残ってしまいました(^-^;

ワタクシメもちっぽけではありますが毎年「チャリティーイベント」を企画しているので、諸々考えさせられました。

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お見舞いのメッセージ、ありがとうございます(^O^)

2015年10月11日 | 日記
前回、母上の病状をココに書きました

これまでも時々ネタにしていましたが、
オヤジ様の大フライングのせいか(笑)
「人工呼吸器」について書いたからか・・・
お見舞いのメッセージもいただいたし、ご近所の方が様子を見に来てくださったりして、うれしかったです。

ただ「アクセス数」が跳ね上がったり、《いいね》がどっと増えたのにはびっくりしました。

そのうち書くけど、ワタクシメは「土日の朝うつ」でして・・・どなたも信じてくれないでしょうが(笑)
特に土曜日の朝は、意味もなく落ち込み、生きているのも嫌なくらいなんですが、
前回のブログで「生きること」を真面目に書きましたら、大勢さんが読んでくださったので、
うつうつしながらも生きていかねばと思っています。

さて母上は週明けに気管切開をします。
手術の前で投薬が増えたせいか、反応が悪い日もあります。
3年前に尿は止まるし、口からはたべられなくなるし・・で緊急入院した頃は多少はしゃべれたし、
面会が終わると、柄にもなく(!>さみしげな表情をしていました。
しかし今回は、口から管を入れられ、全身に点滴だのモニターだの・・・線や管がくっついて「クモの巣」みたいだから(泣)痛々しいです。
それに今のところ母上は頭がクリアで「自分の病状」をわかっていて、腹をくくった感じもします。

母上の胸中を察すると、「クモの巣」よりもつらいです。


病院に毎日通うオヤジ様

献身的に愛情いっぱいに頑張っているオヤジ様。
その姿にウソはありませんが、若いナースの名前を覚え、親しくおしゃべりするという「下世話な趣味」も楽しんでごじゃるwww

ワタクシメは主治医のことを「おにいちゃん」と呼んでいるのですが(なんと不謹慎な家族だろう)
ある日、母上の病院から帰って来たオヤジ様に様子を聞いて、
「おにいちゃんは何と言ってたの?」と尋ねたら、
「お父さんは『おにいちゃん』のことなんか興味はないんだ・・・」

      そこまでいっちゃうか! さすがオヤジ様(*_*;

病院から電話が掛かって来て、ヒヤッとしたら、
「○○先生との面談のお時間なんですけどー」と、呼び出しだったとか、
母上に関わるすべてのスタッフに、
「在宅に戻れますかねー」と聞き、
「術後の経過次第です」と異口同音の答えをみやげに帰って来るとかぁ(^^ゞ

母上も心配ですが、オヤジ様、大丈夫かな~


ワタクシメも「ガンバレ自分」でありまするo(^^)o





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何を以って「元気」というのかなー?

2015年10月08日 | 日記
呼吸が止まって、明日で十日目

「お母さんと・・・お別れだー」と、オヤジ様が盛大なフライングをしてから10日が経とうとしています(フウウ)
笑ってる場合ではないのに、ごく普通に笑ったり、文句言ったり・・・
疲れて爆睡の日もあれば、あれこれ気になり眠れない日もあったり・・・
そんな当たり前の日々を過ごしております、ワタクシメ。

オヤジ様は、毎日せっせと母上の病院に通い、「お疲れさん」ではあるものの、カワイイ看護師さんとおしべりするという新たなる楽しみをみつけ(バカだね~)
それなりに頑張っておりまする o(^^)o

さて、当の母上はといえば、人工呼吸器をつけていること以外は以前と変わらず「達者」でござる。

ーー自力呼吸が戻りますように! 
万に一つの願いは、やはり叶わず(涙)、これから先は人工呼吸器とどう付き合うかが課題となりました。
なるべく早く気管切開をすることになりましたが、今週末は三連休ですから、休み明けに手術するようです。

手術後の母上はこのイラストみたいな感じになるでしょう。





母上が病気になりわかったこと

まず第一は「オヤジ様も主夫になれる」といことです。
これは我が家にとって革命的なことでした(大笑い)
なにしろ、母上が元気な頃はお茶一杯も入れられなかったオヤジ様が、炊事・洗濯・ごみの分別、定期的に花を飾る、そしてツンパのゴム通し等々、出来るようになったのですぅぅぅ(涙)

  まぁ、これは余談ですが(笑)

進行性の難病なので、この10年間に様々な問題にぶち当たりました。
ワタクシメ自身「障がい者」だし、両親も「障がい児・者」に関わる仕事や活動をしていましたが、それまで考えもしなかったことと向き合いました。

現在は「人工呼吸器」について、です。

障がい者(成人)の仲間には人工呼吸器を使って地域で生活している人がいますが、子どもや高齢者の使用について、賛否が分かれ、ワタクシメも「賛成派」ではありませんでした。
しかし、意識レベルは以前とさほど変わらず、ちょうしがいい時は筆談で会話ができる母上から「人工呼吸器」を外そうとは思いません。
在宅ケアが可能な所まで回復したら、もう一度家に帰って来てほしいです。

   あくまで「意識レベル」が目安ですが・・・

単に「社会生活ができる・できない」ではなく、どんなカタチであれ、命あるものはそれを燃やす尽くすまで生きるべきだし、それをサポートする創意工夫が「ヒューマニズム」だと痛感するようになりました。

この先どうなるかわかりませんが、母上は気管切開の手術の準備をしています。

何を以って「元気」というかwww基準は人によりますよね(*_*;

とりあえず、ワタクシメは元気です―!

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