だーばぁの流儀

児童文学作家・岡田なおこブログです。
全身マヒ+オストメイト・作家・アラ還ならではの日々を気ままにつづっています。

マイブーム@井上アナ

2014年08月31日 | 四方山話
井上二郎がおもしろい

今日で8月も終わり、なんとなく「夏が終わる日」であります。
「あっという間」といえば「あっという間」でしたが・・・
悲喜こもごも、ブログねたにできことも、できないことも・・・たくさんのドラマがありましたよ。

まだ暑い日はあるでしょうが、8/31に何か心に残ることを書きたいと思い、考えること1時間(笑)

ーー心の恋人・井上アナ(*‘ω‘ *)

NHKで最近ちょうしづいている“井上二郎アナウンサー”について語ることにします。




 これは井上アナが「普通のアナウンサー)だった頃。
正午から18時位まで、平日は高瀬アナがニュースを読んでいますが、土日祝日は井上アナが登場します。

※ 高瀬耕造アナは「お昼のドラマ」が終わった後のニュースを読むリアクションが面白くて、ネットで話題になっています(笑)

さて、本題の井上アナですが、「知恵泉」という歴史バラエティー番組の司会になってからキャラが変わりました。

「司会」といいますか、「MC」といいますか・・・
この番組は、居酒屋・知恵泉(ちえいず)のお客さんたちが井上アナ扮する「居酒屋の店長」と先人たちの知恵について語り合う設定です。
つまり、
「知恵泉」において、井上さんはアナウンサーではなく、「飲み屋の大将」なのですぅぅぅ



《知恵泉》  毎週火曜 午後11時~11時45分   毎週火曜 午前5時30分~6時15分(再)
仕事で悩んだり、壁にぶつかったり。そんな皆さんに大きなヒントをくれるのが、歴史上の人物の様々な知恵です。
苦手な上司への対処法から、部下を上手に指導するコツ、そして新規プロジェクト成功の秘訣まで。
当店「知恵泉」では、明日からの人生に役立つ知恵をたっぷりとご用意して、みなさまのお越しをお待ちしております。
                                          NHKホームページより


この番組は、ユニークで、ほんとっ勉強になるし、
笑えて、元気が出て、
「明日も頑張ろう!」と、寝る前に見るには最適。
自分も《知恵泉》のお客になったつもりで、晩酌しながら見ているのはワタクシメだけではないでしょうwww

《知恵泉》に人気が出たのは構成の巧みさもさることながら、井上二郎さんの「アナウンサーとしての実力」によるものだと思いますが、
店長・井上は、本業がアナウンサーでることを忘れさせるくらい、「居酒屋の大将」にはまっています!(^^)!


アナウンス部の夏休み

ワタクシメが思うに、高瀬アナは既婚で「できれば定時にあがって子どものお迎えをしたい、マイホームパパ」じゃないかと(大笑)
しかし、ワタクシメの想像はまんざら絵空事ではありません。
高瀬アナは、8月中に夏休みを取りました!
きっとお子さんの夏休みに合わせたのでしょう。

7-8月、NHKの深夜帯(23時~の時間帯)は「○○セレクション」が多く、「戦争モノ」の以外は番組を創っていなかった感じがします。
ワタクシメが欠かさず見ている《知恵泉》も再放送ばかりでしたので、
「大将=井上さんは夏休みかな~?」と思っていたら、平日の昼間っからニュースを読んでいるではありませんか(@_@;)

ーー大将、バイトでアナウンサーやって、大変だわね。くそ暑いのに(爆)

アナウンス部の夏休み中は、普段お目にかかれないアナウンサーが次々登場し、ツッコミ所満載で、不謹慎かもしれませんが、ワタクシメはニュースを楽しく見ておりました。

NHKに限らず、各局「夏休み・年末年始」はピンチヒッターがニュース番組を担当するのだから、日頃から何人かでローテーションを組んで「ニュース」を読ませればいいんじゃないですかね。
朝・昼・夜の「看板番組は別として・・・
上手になって人気が出てもフリーにならないのはTBSの安住アナくらいで、彼は「腹黒い」といわれていますがwww
しっかりした「局アナ」が皆「フリー」になり、アナウンサーが「タレント化」してしまって、正しい日本語を話せる人が減っている気がすんですよね~、昨今。

せめてNHKだけは、育てたアナウンサーがフリーにならないように、まんべんなく仕事を振り分けたらどうでしょうか(?_?)


《知恵泉》風に・・・井上アナは、孤独な野心家でした。

以下はフィクションであります。
井上さん、ごめんなさい(/ω\)

マイホームパパの高瀬アナに代り、土日祝日に仕事をする井上アナは孤独でした。
既婚であったかもしれませんが、NHKのスタイリストのいうがままに「真面目な人」を装い、10歳くらい老けて、オヤジ臭を漂わせニュースを読む自分をモニター画面で見、何度悔し涙を流したことかわかりません。
土日祝日のニュースなんて社会を動かすような内容のものはほとんどありません。

ーーオレはこの先何年、「高瀬アナの代わりのオジサン」をややるんだろう?
  こんなことのためにNHKに入ったわけじゃないのに。
  しかし、今フリーになっても、どこも拾ってくれないし・・・

苦悩する井上。
そこに「歴史バラエティー番組の司会」をやらないか・・・と。

報道畑の井上ですが、彼にはナレーターの才能もありました。
声にメリハリや抑揚をつけ、視聴者に情景を伝えたり感情表現ができることを、見抜いたプロデューサーがNHKにいたのです。
そして、ニュースでは見られない井上のおちゃめな性質も活かせるMCを考えたのでした。
NHKの歴史バラエティー番組は、CGを駆使して豪華に創っているのに、《知恵泉》のセットの安っぽいことよ(笑)
井上の衣装は居酒屋の大将らしく「作務衣」となりました。

ーー美術部よ。どうせダサいなら、とことんダサくしてくれ。余計な金を掛けないでくれ。
  「歴史秘話ヒストリア」の黒田アナのこいのぼりみたいな着物より、はるかにましだ!
  
   井上は燃えました。

井上には「NHKアナ」としてのこだわりがあったのです。

「情報」を伝えるだけなら、肉声でなくてもいい。
テレビやラジオ以外に、「情報」を発信するメディアはいくらでもある。
正しい日本語を話すのはもちろんであるが、シンプルに「声が持つ力」を存分に使う、それがアナウンサーというもの。
NHKが、制作会社に外注して、引退してフリーになった加賀美アナや山根アナにナレーションを頼むなんて情けない。
NHKの社員によって、NHKらしい番組を創ってやるぞ。

2013年スタート時には25分間だった《知恵泉》は2014年からは50分に拡張しました。
各地に支店もでき(地方局のアナが店員に扮する)、セットや衣装は当初のまま素朴でしだが、内容的にはグレードアップ。

井上は9月期に向けて(知恵泉・ブログ)も開始しました。
この番組に賭ける井上の意欲がうかがい知れます。

「大将」のイメージが板についた井上がニュースを読むことに違和感があるとの声も聞かれるようになりました。
しかし「記者志望」でNHKに入社した井上です。
報道局から離れたくありません。

ーー今は仕事の幅を広げる時期・・・井上のチャレンジは続きます。


↑の部分はすべてワタクシメの妄想フィクションです。
くれぐれも、くれぐれも、お気を悪くなさいませんように。
冗談のわかる井上さん・・・でありますように_(_^_)_
大好きです!









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本の紹介・番外編@「多毛留(タケル)」

2014年08月27日 | 日記
米倉斉加年さん追悼

俳優であり、演出家であり、絵本作家、そして絵師である米倉斉加年さんが急逝されましたので、
このブログも予定を変更して(?)、ワタクシメの心に深くしみついている一冊をご紹介します。


多毛留(タケル) 1976年、偕成社刊。文・絵:米倉斉加年

漁師の父と、父が朝鮮から連れてきた母との間に多毛留は生まれた。朝鮮と日本との係わりを、簡潔な文章と細密な絵で描いた絵本。

「絵師」として米倉さんはボローニャ国際児童図書展にて、1976年『魔法おしえます』で、1977年『多毛留』で、2年連続グラフィック大賞を受賞。

※ ネットで「米倉斉加年」のプロフィールを見ましたら、「絵師」と書かれていました。
  カッチョエェー!
  画家でもなく、グラフィックデザイナーでもなく、どのサイトも「絵師」となっているところに
  「絵師、米倉斉加年」のこだわりが感じられます。





えー、あのオッチャンがぁぁぁ

ワタクシメが「多毛留(タケル)」を初めて読んだのは、確か中学の頃です。
当時ワタクシメが読む本は、すべて母上の好みでした。

多毛留(タケル)を読んだ時の衝撃は40年経った今でも忘れられません。

ーーこの絵、(テレビに出てる」あのオッチャンが描いたのー? うそー。
ーーこういう絵本もあり~?
ーーこれは子どもにはわからない。大人の絵本だね!

見たこともない画風であり、物語もむずかしく感じました。
エロチックでもあり、怖さも含む、美しい絵。
「朝鮮と日本の関わり合い」を描いた物語は、子どもであるワタクシメにとって「禁猟区」のような気もしました。

それはワタクシメが知っている「テレビに出てる倉さん」からは想像できませんでした。
ワタクシメは「多毛留」によって、人間の心の闇の部分」を教えられたと思います。

ーー見てはいけないモノを見てしまった。でも母さんが買って来たんだから、いいのかな(?_?)

ワタクシメには、ドキドキしながらも何度も「多毛留(タケル)」を読みました。
それ以後、ワタクシメは絵本作家・米倉斉加年のファンになり、他にも何作か読みましたが、この作品が一番好きです。


「父と息子」「日本人と朝鮮人」「血」「言語」といった重厚なテーマが簡潔な言葉で、見事に物語化されてます。


大人になった今、改めてじっくり読みたいです。
我が家のどこかにあるはずなので、発掘してみます。

ロングセラーですから、すぐ手に入ると思うし、「米倉斉加年さんを偲ぶ フェア」もあちこちで開催されるのではないでしょうか。

米倉さんの絵本をご存知ない方も、ぜひぜひ「多毛留」だけは読んでみてください!

謹んで、米倉斉加年さんのご冥福をお祈りします。
                     合掌。


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夏のお出掛け 第三弾

2014年08月21日 | 日記
「八月納涼歌舞伎」を観てきました




特に歌舞伎が好きと言うほどではありませんが、
新歌舞伎座ができてからずっと「歌舞伎が観たい」と思っていました。

新歌舞伎座で芝居をするのを心待ちにしていた名優たちが続いて逝去され、
その息子たち(若手)は否が応でも「看板」にならなければ事態。
歌舞伎座新築が始まった頃、誰が想像したでしょう。

勘九郎だって七之助だって、憎たらしいけど海老蔵だって(笑)・・・人間です。
父親であり、
師匠であり、
大きな後ろ盾を失い、泣き叫びたかったでしょう。

そこへもってきて「新歌舞伎座をわかせる責任」を負わされました。
他の役者さんもプレッシャーはあるでしょうが、
親父と比べられる「息子たち」の重圧は・・・想像しただけで、ゾッとします。

ーーどうして、このタイミングで逝くんだよ、と。

「呪われてんのかい」とも思える新歌舞伎座での若手の芝居をワタクシメは観たかったのです。

ーー悪趣味かなwww

   いつ観るの?
   今でしょっ!

ワタクシメが観た演目は「恐怖時代(きょうふじだい)」
これは、谷崎潤一郎が大正時代に発表した戯曲をもとにした作品だそうですが、演出が今風で愉快でした。
ギョッとしたり、笑えたり・・・

「歌舞伎」は格式高い伝統芸術ですが、基本は「大衆演劇」です。
若手(勘九郎・七之助・獅童)の個性をのびのびと出した演技が印象に残りました。
特に勘九郎と七之助は「大衆演劇」の部分を大切にしていると思いました。


チト裏話

「チケットぴあ」のMLを見たら、平日の第一部(午前から開演)の安い席に空きがあったので、ふらっと買ってしまいました。
MLが来た時、前回ココに書いたとおり家庭内でのストレスがたまっていたので、
「遊ばなきゃ、やってられねぇわ」。
そこまではよかったけれど、申し込んだ次の瞬間「午後から予定があったー」と思いだし、
ガチょーン (T_T)/~~~

それでも「行く」と決めたからには行くのだと、前日までに「午後からの用事」の下準備を終わらせました。

「用事」というのは障がい者団体の機関紙作成です。
原稿をそろえてページを組めば、ワタクシメがいなくても作業できるので、そこまでは自力で完成させることにしました。(手先の作業はヘルパーさんに頼みますが)

ところが「下準備」で予想外のことがいくつも起きましてぇぇぇ
キツかった(涙)

自分が「責任者」になっている日に、お遊びの予定を入れたのがいけないんですが・・・
「障がい者は、七重の膝を八重に折れ」的な考え方が未だに強いことに腹立ってます、ワタクシメ。
時には、
七重を八重に折ることも、必要です。
自ら、
ガンバリズムで突き進みたければ、それもいい。
でも、
いつもいつも“当事者”が自分を犠牲にしないと前進しない社会って、どうなんですかね?
最近ほんとーに“当事者”であることに疲れています、ワタクシメ。

だから、むきになって、遊び呆けている所もなくはない・・・かな(?_?)


とはいっても、
用事を任せてしまった方たちに、歌舞伎座のお菓子をお土産に買ってきました。

故・勘三郎さんが好きだったという“ごぼうせんべい”  



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夏の嵐が去って行った~

2014年08月17日 | 日記
”ネ~マール“になった芋助

実は7月後半から昨日まで、アメリカ在住の妹母子が日本に来ていました。

甥っ子の芋助は、日本で数えると小5になります。
日本に来て早々、
「ネイマールになる」と言って、髪形を変えました。


 こちらは本物のネイマール選手(ネットから拝借しました)
Facebookには「ネ~マールになったつもりの芋助」の実物を掲載しています。
だいぶ違うけどwww

例年、芋助は日本に来ると地元の小学校に編入させていたたきますが、今年は時期がずれ完全に「夏休み」に入ってからやって来たので、
「その髪型じゃー、学校に行けないわよ」というようなヘアで過ごしていました。

「アメリカの子は、みんなこんな感じだよ~」とほざいていましたが、どうも、それも「話半分」だったみたい(-"-)

昨年のクリスマスに来た時は「Gショックがほしい」と言われ、時計を買わされました。
そして、今度は「ネ~マール」です。
色気づいてきましたよ(笑)


  こちらは本物の芋助の足。  

デカくなったもんだぁ~。


恒例となった孤独な夏

長年このブログを読まれている方はお気づきかも知れませんが、妹母子が来るたびに「家族が集まって何かしよう」と企画してきました、ワタクシメ。
母上が難病を患ってからはオヤジ様に内緒で、自腹でヘルパーさんを頼み、「お出掛け」したこともあります。

なぜ「オヤジ様に内緒」かというと・・・
「夏休みの過ごし方」についての考え方が、ワタクシメとオヤジ様とは全然違うンです。

「ワタクシメの考え方」というよりも、ワタクシメは母上の望みを代弁(代行)していただけですけどね(・へ・)

この夏は妹母子の滞在がいつもより短いし、
芋助だけでなく姪っ子たちも、子どもには子どもの都合もあるし(そういう年頃になったし)
母上の病状も進んでしまったから、特に「夏休みの企画」は立てませんでした。

ワタクシメが段取りしたことと言えば、
母上の出張美容室と、
ワタクシメの友だち(妹母子を知る人たち)との納涼会、
ご近所さんとの花火大会、だけですよぉ。

「出張美容室」は、まだ「夏休み」がスタートしたばかりで、オヤジ様も前向きに機嫌がよかったんですけどー、
そのあとは・・・ひどかった(泣)

オヤジ様(じーちゃん)は芋助とまったり過ごしたかったんでしょうね。
でも芋助のスケジュールは「ママとのお出掛け」がメインでした。
パパ方の従兄弟たちとの旅行は恒例。
それにプラスして、我が家の方の従姉妹の家に一人で「お泊り」もしました。

その他の時間は・・・
芋助は「児童館」がお気に入りで、朝から夕方まで児童館に入り浸っていました。
これはスゴイ成長です。
アメリカで生まれ育った芋助が、学校のようなセッティングのない場所(児童館)で自力でコミュニティーを作ったのですから!

それは、感心しますけどー、
その「お遊び」の合間に、ワタクシメは芋助を取っつかまえて、
「納涼会の準備を手伝ってよ」とか、
「花火大会はどうするの?」とか・・・話しをするわけですが、
ワタクシメが芋助に声を掛けたタイミングと
じーちゃんが芋助と遊びたいタイミング・勉強をさせているタイミングがかち合ったりすると・・・じーちゃん爆発 ●~*

オヤジ様は落ち着きのある方ですが、
子どもも孫も飛び跳ねて生きてるもんで、一緒にいると、さぞやお疲れになるんでしょう。

でも、孫は目に入れてもかわいいから、叱れない (*_*;
妹は逃げ足が速くて、怒れない(-_-メ)

毎日のように、八つ当たりされたり、
とばっちりを受けるのは、ワタクシメでした。

オヤジ様に、
「芋助が落ち着きがなく、集中して勉強しないタネをまいているのはなおこだ」とののしられた時は、殺意を覚えましたワタクシメ!!!

そもそも頭が“ネ~マール”になってるくそガキがおとなしく机に向かうはずないべそ(怒)

オヤジ様に嫌味を言われ、妹母子と十分打ち合わせができなかったので、
納涼会では妹に、
「ビールが足りない」と文句言われ、
花火大会では芋助に、
「なんで花火買ってないんだよー」と毒づかれ・・・悔しかったぁぁぁ。

だって、ワタクシメ、
猛暑であっても「ポイントデー」にはスーパーまで買い物に行くんですもの(笑)

電動車いすでトロトロ暮らしているワタクシメでありますが、「楽しむ事」には労を惜しみません。
ヘルパーさんを頼める時間内で・・・
自分でできる範囲で・・・
飲みたいビールの銘柄を選んだり、
童心に戻り花火を選んだり・・・したかったぁ(泣)


あー、ブログが消えた~(涙)

途中で「投稿」を押したら、画面が真っ白に。
不吉なな予感は当たり、書いた文章の3分の1が消えました(号泣)

書き直そうかと思いましたが、消えるべくして消えた文章のような気もします(笑)

妹母子がいる間、オヤジ様から理不尽に怒鳴られ続け、本当につらかったですよ、ワタクシメ。
しかし、芋助の成長とともにじーちゃんの思い描いていた「楽しいこと」が実現せず、
一番さみしかったのはじーちゃんかも知れません。

嵐の去った残りの夏、おだやかに、ゆったり過ごすぞ。
                    FIGHT p(^o^)q




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夏休みと言えば・・・本の紹介?!  ~さくまゆみこの巻~

2014年08月07日 | クリエーター・モード
翻訳家・さくまゆみこさん

ワタクシメ、翻訳本は苦手で、絵本については語れるほどの知識はありませんが、今回はさくまゆみこさんが翻訳なさった絵本を何作がご紹介します。

まずはざっくりとプロフィールから・・・

東京生まれの翻訳者、編集者。
アフリカ子どもの本プロジェクト代表。
青山学院女子短期大学教授。著書に『エンザロ村のかまど』(福音館書店)、『どうしてアフリカ? どうして図書館?』(あかね書房)など多数。
翻訳で産経児童出版文化賞、日本絵本賞、ゲスナー賞などを受賞している。


さくまさんとの出会いは10ン年前(といってもネットの中ですが)
ワタクシメ、時々「岡田なおこ」で検索を掛けて、ちまたでの自分の評判をリサーチします(苦笑)
当時エッセー集《なおこになる日》が出た頃で・・・簡単には言い表せませんが・・・もろもろナーバスになっていました。
そんな時に検索に引っかかったのが、さくまゆみこのHP《バオバブの星と木のうた》

このHPの中の「子どもの本で言いたい放題」というコーナーで拙著が取り上げられていました。
結構けちょんけちょんに批評されていましたがwww
ワタクシメ自身も「なおこになる日」の創り方には不満があったので、「けちょんけちょんでスッキリした感」もあったのです(複雑な気持ち)
ネットで自分を検索して、その後で先方にメールすることはないんですが、
さくまさんには、ワタクシメの“複雑なスッキリ感”を伝えたくてメールを差し上げたら、お優しい励ましのメールが返ってきました。
それがお付き合いの始まりです。

でも、ワタクシメ、さくまさんの翻訳された本の紹介文を書いていました。
メールが先か?
紹介文が先か?
気づかぬうちにご縁があって(?)、最近はFacebookで毎日のようにさくまさんからの発信を見て勉強させていただいています。
ご本人とは面識はないかも知れませんが(笑)、ワタクシメはさくまさんを身近に感じているので、「本の紹介 第二弾」は翻訳絵本にしました!

※ 初っ端から余談になりますが、若き日のワタクシメが真面目に書いた紹介文はこちら⇒-ハンディを負ったモノの描き方「海外の童話にみる障害者像」-font>


一押しは「やくそく」

Amazonの「著書一覧」を見たら、あまりに数が多いので、ワタクシメが紹介するまでもないと思いましたが(笑)、やっぱり書きます。

やくそく  2014/2/1  ニコラ デイビス (著), ローラ カーリン (イラスト), BL出版。



内容(「BOOK」データベースより)

わたしは、スリだった。じぶんと同じようにまずしい人たちから物をぬすんで、生きていた。
ある晩、くらい通りで、ひとりのおばあさんに出会った。カバンをひったくろうとすると、おばあさんが言った。「おまえさんにやるよ。これを植えるってやくそくするんならね」
あのとき、おばあさんとかわした「やくそく」。
その意味に気づいたとき、少女は、それをまもるためにうごきはじめた。


少女がおばあさんから盗んだカバンにはどんぐりが入っていました。
少女は「やくそく」を守り、どんぐりを植え続けます。
どんぐりを植えることで森ができます。
絵本のページをめくるたびに、画面が明るく優しく変化していきます。
それは、すさんだ街・ささくれた人の心が再生を表現しています。
本の表紙から前半はグレーで暗い画風ですが、どんぐりを植えることで変わる街々は個性的に美しくなっていきます。
ワタクシメは「個性的に変わる」ところが好きです。
「花さか爺さん」のように、バーッと明るくなるのではなく、街によって、そこに生きる人々によって、息遣いが違うということ。
内容的に子どもには難しいと思いましたが、「絵」だけ見ていても作者が訴えたいことは伝わってきます。

スリの少女は次の街、次の街とどんぐり(希望の種)を植えていきますが、ある晩、若い泥棒が「カバン」を盗もうとしました。
その時、少女はにっこりして「やくそくするならね」と言いました。
自分がおばさんから渡されたように、少女も泥棒に「どんぐり」を託します。
「盗んだ・盗まれた」ではありません。
両者の間に「約束」があれば、それは「バトンを託す」ことにシフトできるのです。

ーー人の気持ちが変わることを、わたしはもう知っていたから。
  やくそくがつながっていくことが、もうわかっているから。

                  この言葉で、物語は締めくくられます。


プロフィールにも書いた通りさくまさんは「アフリカ子どもの本プロジェクト代表」をなさっていて、アフリカの子どもだけでなく貧困や内戦に苦しむ子どもたちの心に寄り添っておられます。
「やくそく」はさくまさんの、祈りにも近いを信条を表していると感じました。
国内外を問わず、きな臭い風が吹いている昨今、私たち一人一人ができることは、地道にどんぐりを植え希望をつなぐことだと思います。


※ たびたび余談ですが(*_*;
  この作品、東京新聞2014年4月4日の暮らし欄、長田弘さんの「小さな本の 大きな世界」で取り上げられました。
  ワタクシメは「小さな本の 大きな世界」を欠かさず読んでいます。
  まさにこの作品は「小さな本の 大きな世界」ではないでしょうか!?


バラエティーに富んだ作品群

さくまさんが、どのような基準で作品を選ぶのか? 依頼された作品を訳すのか存じませんが、ジャンルやグレードが幅広く驚きました。
でも逆に、さまざまなジャンルをこなすことで一層「作品を見る目」が肥え、知識が豊富になり、たくさんの作品を手掛けられるのでしょうね(^^ゞ

  200冊目(たぶん)となる「ちいさなタグは おおいそがし」は読み聞かせ童話です。

 「海のひかり」は学絵本ですね。ワタクシメのチョー苦手分野(-"-)
理科の好きな子どもにオススメ。

 「ひとりでおとまりしたよるに」 
『トムは真夜中の庭で』を描いた巨匠・ フィリパ・ピアス作、絵はヘレン・クレイグ。
ピアスとクレイグには、「共通の孫」がいて、孫たちのために創られた絵本のようです。ほのぼの系でバタークッキーの香りがしました。

 「ネルソン・マンデラ」。”そのものズバリ!“です。
表紙だけで打ちのめされそうな迫力です。この一作とさくまさんはどのように向き合われたか、機会があればお尋ねしたいです。

異なる分野の本を4作選んでみましたが、もっともっと素晴らしい作品を翻訳されています。
眠れない熱帯夜、絵本の読み比べ等いかがでしょうか(*‘ω‘ *)




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