だーばぁの流儀

児童文学作家・岡田なおこブログです。
全身マヒ+オストメイト・作家・アラ還ならではの日々を気ままにつづっています。

“魅力”を引き出す「徹子の部屋」の魅力

2013年10月28日 | 日記
ことの発端は「徹子の部屋」でした

「トーク番組)多々あれど、「徹子の部屋」の右に出るモノはないと思っております、ワタクシメ。

“岡田なおこ”最盛期の頃、バーチャンが、
「なおこも呼んでくれないかね(出演させてほしい)。徹子さんに作品を贈ってみたら?!」と、大それたことを言っていました。
その時、ワタクシメ、
「無理だよー」と控え目でしたが・・・
腹の中では、
ーーいつか出られるさっ(^_^)v と強気。

盲聾者である福島智先生が「指点字通訳者」を伴って「徹子の部屋」に出演されたのを、たまたまシンガーのMちゃんと一緒に見ました。
そして、
ーータクシメとMちゃんのどちらかが有名になったら、(作家vsシンガー)
     『言語障がい者とそれのサポーター』として、徹子の部屋に出演しようーーと、
ワタクシメたちは誓いを立てたのであります。

若いMちゃんは「紅白歌合戦」には興味はありません(笑)
ーー歌手になったら、夢は「紅白出場」・・・なんて、大昔の話のようです。

世相は変わっても、
「有名になったら出演したい番組」の一つが「徹子の部屋」

「有名」の基準は難しいですが・・・「徹子の部屋」に出演される方は、
ーー万人の中で特殊な輝きを放っているーーと、ワタクシメは思います。

その日によって、アタリ・ハズレはありますけどね(^_-)

さて、
前回書いた「ハーメルン」を観るきっかけとなったのは、9月4日放送の「徹子の部屋」でありました。


9月4日(水) 出演・風見章子  「92歳現役女優イケメン探しで健康!?」





92歳を迎えた今も現役の女優として、スクリーンを飾る風見章子さんが登場。
昭和40年代の名作ドラマ『おやじ太鼓』での懐かしい映像を紹介しながら、当時の思い出を明かす。
上品な奥様役の印象が強い風見さんだが、素顔は気さくでユーモラス。
撮影現場に入ると、まずは「イケメン探し」をするのだとか。 ・・・。

風見も出演する映画「ハーメルン」の映像とともに宣伝がされた。
風見はこの映画の監督である坪川拓史監督を気にいっていて、
今日はその監督から手紙を届いているという事で徹子がその手紙を読み上げた。

                            《徹子の部屋・ホームページより》



ワタクシメは子どもの頃、ドラマ「おやじ太鼓」か大好きでした。
風見さんはワカランチンの雷おやじに連れ添う優しくて賢い「お母さん」の役でした。
長年脇役で活躍されていましたが、ワタクシメの脳裏には、
「雷オヤジに手を焼きながらも、一番夫を理解し、子どもたちを愛し、家を切り盛りする奥様」のイメージが強く残っています。

最近あまり見掛けなかったので、テレビ欄の「92歳を迎えて現役・・・」との見出しにびっくり!
そして、徹子さんとのトークで、お若い頃よりも「女優のオーラ」を放っているので、またびっくり(^0_0^)

岩崎京子先生にお会いした時にも感じましたが、
90歳を過ぎると、「人間」として通る道をすべて通過したから「超人間」になるのではないでしょうかw


ワタクシメ、映画は好きですが、詳しくありません。
「坪川拓史監督」のことも風見さんのお話を聞き、初めて知りました。

素敵だな~と思う風見さんが「気に入っている」という坪川監督がどんな作品を撮るのか興味を持ちました。
坪川監督から風見さんへのお手紙に、
「またご一緒したい云々」と書かれて、その一言にも心揺さぶられました。

そこで「ハーメルン」を観たくなったのです。

映画って、撮るのに時間が掛かります。
後で知ったのですが、坪川監督は「ハーメルン」には5年、
長編第1作目の「美式天然」は9年という長い歳月をかけたそうです。
一作一作に時間を掛ける監督が、92歳の女優に贈る言葉は他にあるでしょうに、
「また一緒に映画を創りましょう」とは。

ありきたりな「リップサービス」ではないと思いました。
クリエーターって、馬鹿正直な所があるから・・・
これから繰り広げられる「坪川ワールド」には92歳の風見さんが必要なのです、きっと。


他者の“魅力”を引き出す魅力

最近ワタクシメの周りは「徹子の部屋」を再評価しています。
まー、「ハズレ」の日は悲惨ですけどね(爆)

徹子さんは、どんなゲストにもリスペクトして接しています。
「ハズレ」のゲストは(スタッフも含め)、「徹子の部屋」に出演する自覚と覚悟が足りないのではないでしょうかwww

つまり、
「徹子さんの部屋」に行ったら、そこに見ず知らずの田中さんがいたら話しがぐちゅぐちゃになっても仕方ないけれど、あそこには“黒柳徹子”しか居ないのだから、それなりの準備をすれば、素敵なトークになるはずです(でもないかなぁ?)

風見章子さん出演の回を観て、映画が観たくなっただけでなく、監督にすごーく興味を持ちました。

一つの魅力を引き出すことで、芋づる式に関連する事柄に光を与えていく、それが「徹子の部屋」の魅力とも言えましょう。

話を最初に戻して・・・
シンガーのMちゃんは若いけれど、徹子さんは結構お年なので早く「有名」にならないと・・・「徹子の部屋」が終わっちゃうかも(汗)

ワタクシメは全然作品が描けないから「出演資格」がないですね(泣)
なーんてクスぶってないで、Mちゃんとの夢を叶えるべく、がんばろっと。

バイチャ(^_^)/~

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“ハーメルン“の空気感にひたる週末

2013年10月26日 | 日記
ほぼ半日寝ていました.。oO○

予定のない週末は午後からヘルパーさんを頼んで、午前中(前夜から)、でれ~と過ごしています、ワタクシメ。
が~、今週は「がん寝」しました (-_-)zzz

日中帯、常に介護者にいてもらえるのは有難いことですが、
「いつも誰かが傍にいる」
そして、
「その時間を有効活用しなければ・・・」と考えていると、
ただ、それだけで、疲れてしまうことがあります。

介護者が足りなくてご苦労されている方も多いけれど、
ワタクシメのように「与えられた時間」に追われてしまうケースも少なくないと思います。

急激に社会が高齢化している今日、
ワタクシメとは立場は違うけど、似たような悩みを持つ方は多いはず。
だから・・・そういったことについても書きたいです。
でも、まー、そのうち。。。。*


2-3日前に「ハーメルン」という映画を観て、
まったーり・・・した空気感を味わったので、ワタクシメも少し「まったーり」することにしました。

ーー今日はヘルパーが来ても寝ていよう。
と、おかしな決断をしました。
つまり、(食事もとらず、身支度もせず・・・」ということ。
せっかく来てくれたヘルパーに、
「何もしないでいいです」と言うのもも申し訳ないですが、
たまには、そんな日も、ありかなーと。








忘れかけていた、忘れてはいけないこと。

時の流れのの中で静かに息づく小さな村と、そこに凛と生きる人々の姿を優しく描き出す。

福島会津を舞台に、廃校となった学校で一人静かに暮らす年老いた元校長先生と、
過疎が進むその村に暮らす人々の記憶を穏やかに優しく描く。
作品の舞台となるのは、日本の原風景とも言われる奥会津の昭和村。
1場面1場面が、絵画のように美しく、
ゆったりと流れる時間の中に紡がれる人々の記憶の物語は、
まさに大人のファンタジー。
             ー映画「ハーメルン」紹介サイトよりー


この映画を観に行った理由や感想は、次回書きますが・・・

「ファンタジー」だと思えば、
日々の暮らしすべて、ファンタジーのような気もします。

ーー忘れかけていた、忘れてはいけないことーー
とは、
穏やかな景色や、
香りや、
音や、
さりげなく交わす言葉とか・・・
それは「感情」につながり、
頭の中で眠っている「記憶」を揺り起こすのではないでしょうか?!

ーー忘れかけていた、忘れてはいけないことーー
は、人それぞれ違いますが、
まどろんでいる時に夢を見る・・・それは誰にでもあることで、
「夢」の断片にリアルな感情が潜んでいたりします。


「寝坊するぞ」と腹をくくると、朝方いろいろな夢を見ますの、ワタクシメ。

「ハーメルン」を観てからは、「介護スケジュール」がスタートしてもうつらうつらしよう(笑)と、そんな気分になりました。
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「人間力」とでも申しましょうか!?

2013年10月21日 | クリエーター・モード
“岩崎京子“先生から学んだこと

前回「恩師・岩崎京子先生云々」と書き、改めて、
ーー岩崎先生に何を教わったかな? と、考えてみたら、何も思い出せません、ワタクシメ。

先生とお近づきになれてから四半世紀になります。
デビューの際には大変お世話になり、ずっと励ましていただいてきましたから、
ーー何もないはずはない!

実はフォーラムの後、寝ても覚めても居眠りしてても「岩崎京子先生に教わったこと」を考えていたんですが(マジです)、具体的に「このことをご指導いただいた」と書けないのです。

岩崎先生は御年91才(92才だったかも・笑)。
いずれにせよ、ご高齢です。
が~~~、お元気です p(^_^)q

3年位前に講演を聞きに行きましたが、90才(卒寿)を過ぎたら、ますます元気(笑)

ワタクシメが先生と知り合えた頃、体調も悪くご家族にご不幸が続き、岩崎先生には常に「お大事に!」とごあいさつしていた記憶がありますが・・・

先生いわく、
「卒寿を迎え、人間を卒業した」 (笑)

いえいえ、
“岩崎京子”という人は、お若い頃から「人間を超えた人間)だったのではないかしらん!
ワタクシメを含め周りの凡人たちが勝手に、
「岩崎先生、大丈夫かしら?」と心配していただけで、岩崎先生自身は昔も今もお元気で、漂々としていらしたような気がします。

岩崎先生は、
やさしくて、キュートで、チャーミングです。
好奇心旺盛でおてんばな女の子が親の目を盗み、大人になってからは夫の留守中に(笑)、こっそりいたずらしていたら・・・
「あら、こんなことになっちゃったわ。どうしましょう」と、顔を隠している感じ。
とっても可愛らしい方(おばーちゃまです)。

でも、フォーラムの時「新作」についての質問が出たら、
「企業秘密…」と上手にかわされていました。
フォーラムにK社の編集さんが来ていたから、ワタクシメには予想ができましたが、90過ぎたおばーちゃまが「企業秘密」を握ってるって、スゴイことです(@_@;)

後で、岩崎先生の「すごい功績」をざっくりご紹介しますが・・・

ワタクシメ、この四半世紀を本気で振り返りまして、
ーー岩崎先生から学んだのは「人間力」ではなかろうか、と。
そんな結論に達しました。


例えば、「取材の裏話」もお聞きしたことはありますが(随筆に書かれているかも知れませんが)、岩崎先生のお話は、まさに「口伝」で、直接聞いた者にしかわからない「匠の技」といったところ。

「可愛いおばーちゃま」になりすましておられるけれど、誰もいなくなると「ヘンシン!」して、馬車馬の如くお仕事をされているのだと思います。

岩崎先生は現在でも原稿は「手書き」とのことです。
前回の講演では、
「ワープロを覚えてもそんなに先はないから(笑)、手書きのままでいく」とおっしゃっていましたが、
先生の頭の中に「ワープロ」があって、ブラインドタッチですらすら言葉を紡ぎ出しているのだと思います。

そう「思わせる」ほど、岩崎先生は精力的にご執筆されているんです。





“岩崎京子”といえば、「かさこじぞう」です

「かさこじぞう」が、最初に国語教科書に掲載されたのは、1959年。
「かさこじぞう(笠地蔵)」はスタンダードな昔話で、何人もの作家が再話して絵本もたくさん出ています。
1959年当時、まだ無署名の「かさこじぞう」でしたが、1977(昭和57)年から「岩崎京子作」として4社の教科書で、小2年生の教材として一斉に掲載。
現在も教科書教材として採用されている息の長い教材の一つです。

30数年間、日本中のどの子も小2になると必ず「岩崎京子作・かさこじぞう」を読むということです。
「これって、すごい・・・」と、評論家の藤田のぼる氏がおっしゃっていましたが、
ーー本当にすごい! “岩崎京子”は国民的な作家なのだわ  ( ..)φ

「昔話≒児童文学」はマイナーなジャンルですが、子ども(つまりは人間)の中に自然に浸透していく力を持っていると言えるでしょう。
前回書いた、小沢俊夫先生のお話にも共通します。

いろいろなタイプの作家さんがいて、書き方、スタンスも様々です。
甲乙つけることはできませんが、ワタクシメは「人間力」で書き続ける岩崎京子先生と出会えて幸せです。

最近ナンもカンもが「お疲れモード」のワタクシメですが、岩崎先生の約半分しか生きていません。
人生を一からやり直すことはできないけれど、自分の中で眠っている「人間力」を引っ張り出すことはできるかも知れません。

今回の講演の中で岩崎先生はチョロリと、
「死ぬのが惜しくなった」とおしゃいました。
ーーこれぞ、まさに「人間力!」
子どもに伝えていきたいですね。


岩崎京子先生、ありがとうございました。



参考資料
岩崎京子、東京生まれ。
1959年、短編「さぎ」で児童文学者協会新人賞を受賞。
1963年、『シラサギ物語』で講談社児童文学作品受賞。
1970年、『鯉のいる村』で野間児童文芸賞、芸術選奨文部大臣賞受賞、
1974年、『花咲か』で日本児童文学者協会賞を受賞。
2009年、横浜文学賞受賞。
2010年、『建具職人の千太郎』で第40回赤い鳥文学賞を受賞。
その他、著書多数。
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「子どもとことばの力 フォーラム」のこと・・・など

2013年10月19日 | クリエーター・モード
久しぶりの更新です

前回ココを更新してから、約半月経ちました。

その間、
ーー何してたんだろう? ワタクシメ (?_?)

季節の変わり目というか・・・ヘンな気候により、ダウンした日もあるし、
根を詰めてパソコンとニラメッコした後はのびてるし、
「元気、元気!」と、ちょうしに乗っていると、へたばるしwww
一ヶ月位「体のメンテナンス日」のリズムが狂い、それが元に戻った途端、リバウンド「も見返しみたいな症状)が現れ、ぐでぐでになったりもしました。


つまり、ですよ。
障がいがあろうが、なかろうが、日々の営みはガソゴソと、
寄る年波には勝てず・・・といったところですかね(-"-)

いったい何が「つまり」なのか? って、ツッコマないでください!
「わけわかンない」ところが、ワタクシメのブログの“味”なのですから(笑)
まーまー、しばしご辛抱を(@_@)


「ガサゴソ」していた半月の間の、☆キラリ☆を取り上げ書くことにします。


先週「子どもとことばの力」フォーラムに参加しました。
このフォーラムは6年目となりますが。毎回何かしらの事情で参加できませんでした、ワタクシメ。

サブテーマは、
ーー物語の原点ともいえる昔話‐子どもたちにとっての意味を考えるーー

大変興味あるテーマで、今回は恩師と言える岩崎京子先生も講師でしたから、
「今年は絶対行くぜぃ」と申し込み、
前日からエネルギーを溜め込んで出掛けました。


ーーー「子どもとことばの力」フォーラムとは
日本図書教材協会では、子どもたちの「ことば」をめぐる状況について考え、
ことばの力を伸ばしていくためになにが求められているのかを考え合う場として、
平成21年度から「子どもとことばの力」フォーラムを立ち上げました。
第6回目となる今回は、
「物語の原点ともいえる昔話-子どもたちにとっての意味を考える」をテーマに、
昔話研究の第一人者小澤俊夫氏と、
教科書掲載の「かさこじぞう」の作者岩崎京子氏をお迎えして、
昔話の享受をめぐるさまざまな事柄について学びたいと思います。ーーー



昔話からのメッセージ~ろばの子

フォーラムの一部は小澤俊夫先生。
ご著書「ろばの子」より、お話を進められました。



「シンデレラ」「三年寝太郎」などなど、国内外を問わず沢山の昔話は、いろいろ誤解されたりアレンジされ、現在一般的に広まってしまっていること。
「昔話」には文法(法則)があること。
その「文法」によって、「昔話」は社会で生きるための知恵を表現している。
若者は大人としてどう接していくべきか、
親は子どもをどう育てていくか、
「社会性」につながる大切なメッセージが、昔話には込められているとのこと。
それを具体例をあげ解説してくださいました。
また、「昔話」は「語り継ぐモノ」と、先生は考え重要視されています。
先生は何度も、
「ディズニーにだまされるな・笑」とおっしゃっていましたが、ワタクシメの知る範囲でも、ディズニーがアニメ化することにより、すべての物語はハッピーエンドで美しくまとまめられています。
「ディズニー」に限らず、文字にするためには、絵本にするためには、原話のままでは表現できないことがあります。
そういう、現代人の都合で作られた「昔話」は本来の昔話ではないというのは、大変納得できました。


以下はワタクシメの考えです

[昔話]⇒(童話)⇒[児童文学]は、きっちり分けて、本作りに取り組まなければならない。
アレンジしていい物語(言葉)の領域を踏まえないと、
「昔話風」
「童話風」・・・雰囲気だけの作品を描いてはいけないと、改めて肝に銘じました。

ただ「自分風」はありだと。

ワタクシメは古い人間で(笑)、ばーちゃんや母上から「昔話・おとぎ話」を読んでもらったり、寝る前はオヤジ様に「デタラメ話=創作物語?」を語ってもらい育ちました。

その影響もあり「童話を書こう」と思ったのですが、勉強していくうちに違和感を覚え、何度も立ち止まりました。

「作家」として活動を始めてからも、描いているうちに、
ーーこれって、ちがくねぇ(苦笑)

小澤先生の講演を聞き、
自分が子どもの頃に受け取った「ことば」と、今自分が子どもに向けて発信している「ことば」は違っている。
ワタクシメの中で「ぶれ」が生じているから、内在しているモノが表現できないのだと、痛感しました。

ワタクシメ自身の「昔話」を語りたい、描いていきたいと思いました。


岩崎京子先生については、また次回(^_^)v



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「メアリー・ブレア原画展」で考えを変えた!

2013年10月06日 | 四方山話
地方都市はいいねwww

ちょうど「そうだ、松本に行こう」と決め、コースを考えていた時に、
「メアリー・ブレア原画展」の広告を目にしました。

※メアリー・ブレアは、ディズニー・スタジオで活躍したアーティストです。
1950年代、「シンデレラ」「ふしぎの国のアリス」「ピーター・パン」のコンセプト・アートを手掛けるなどの功績を残しました。
その後フリーランスのデザイナーとなり、「わたしはとべる(I CAN FLY)」の挿絵や、
今もディズニーランドで親しまれているアトラクション「イッツ・ア・スモールワールド」のデザインを担当し、多方面で輝かしい経歴を築きました。
当時、働く女性には厳しい時代だったにも関わらず、メアリーは時に東海岸から西海岸へと飛び回り、責任ある仕事をこなしていました。
そのような状況にありながら、彼女は常にやさしい母としての眼差しを忘れませんでした。メアリーの創造性は、家族との時間、子供たちへの愛情によって、より豊かになっていったのです。
「メアリー・ブレア原画展」のHPより転載



今まで旅行先で、有名な所では、
「MOA美術館」や「成川美術館」「彫刻の森美術館」などなど立ち寄りました。
でも、
ーーわざわざ「絵」を観るために旅行するかぃ、と思っておりました、ワタクシメ。

何年か前に叔母と「墓参り」の相談をした折、
叔母が、
「松本美術館に寄る」と言ったので、
「なにが悲しくて、松本まで行って、絵を観なきゃいけないのよ」と、ワタクシメ。
結局、叔母との旅行は企画倒れに終わりました(涙)

しかし、
松本美術館で「メアリー・ブレア原画展」を観て、目からウロコでありまする。
ひさ~しぶりに「芸術鑑賞」できた感じです、

  浅はかでした~。
  都会人のコーマンさむき出しでしたぁ。

   ペコペコ   m(__)m  m(__)m   ペコちゃん。。。oO

場所によっては、
すごくアヤシイ、
うさんくさい、
エッチっぽい、ミュージアムがありますが(爆)
ちゃんとした所に行けば、
本当の芸術鑑賞ができるとわかりました!


都会の美術館で・・・頭がくらくら(@_@)

ココにも書いてきましたが「今年は絵を観よう」と目標を立て、
けっこう出歩いていますワタクシメ。
その感想を書き残したいと思うんですが、
頑張って観に行ったのに、帰ってくると、
「何を観たっけか~?」と、印象が薄いんです。

ワタクシメの脳みそが薄っぺらぺら(笑)と言ってしまえば、それまでですが・・・

横浜美術館の「 プーシキン美術館展 フランス絵画300年」を観に行った時なんぞ、
40分以上並んで、やっと入館したら、館内は人・人・人。
車いすのワタクシメは、
押しつぶされそうになったり、
蹴飛ばされたり、
またがれたり・・・散々な目に遭いました。
ヘルパーさんも途中で車いすが人込みに巻かれ動けなくなり、「泣き」が入ったし・・・頭がくらくらになり、フランスに行ったくらい疲れました(涙)

ということでwww
大きな展覧会は全国何か所か回るから、陸路で行かれる所なら「地方」に追っかけて行って観た方がいいと思いました。

「美術」に限らず、コンサートや芝居なども、都心部では手に入らないチケットも「地方」を狙えば買えるから、旅のテーマを、
「○○展」とか、
「○○ライブ」にして、
そのついでに、ご当地グルメを味わったり、名所旧跡があれば立ち寄り、温泉があれば、
「ラッキー!」と、楽しむのもありですね。

バリアフリーが進んでなくて、行動が制限される場所もあるけれど、横浜美術館みたいに立派な施設でも身動き取れなくなるんだから(怒)、
これからは「地方」をみつめて生きていきます、ワタクシメ !(^^)!

世知がない世の中を生き抜くためには
「気分転換」や「気持ちのリセット」が必要です。
芸術であれ、景色であれ、食べ物であれ、「日常」にないモノをゆっくり楽しむのは「心の栄養」。

タイミングよく観ることができた「メアリー・ブレア原画展」で、今までとは逆の発想で、「旅する方法」をみつけました。

ーーやっぱり・・・「旅」だね(^_^)v





これは「小さなおうち」
メアリー・ブレアの作品の中で、ワタクシメが一番好きな絵本です。
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