だーばぁの流儀

児童文学作家・岡田なおこブログです。
全身マヒ+オストメイト・作家・アラ還ならではの日々を気ままにつづっています。

映画<約束~名張ぶどう酒事件・・・>を観てきました

2014年10月25日 | 四方山話
本日の「お出掛け」は硬派です!

地元の映画会で <約束~名張ぶどう酒事件 死刑囚の生涯>を観てきました。



《物語》 公式サイトより一部転載

独房から無実を訴え続けている死刑囚がいる。奥西勝、86歳。
昭和36年、三重県名張市の小さな村の懇親会で、ぶどう酒を飲んだ女性5人が死亡した。
逮捕された奥西は「警察に自白を強制された」と訴え、無実を主張。1審は無罪だったものの、2審は逆転死刑判決。
そして昭和47年、最高裁で死刑が確定した。
奥西は、死刑執行の恐怖と闘いながら、いまも再審を求め続けている。


監督・脚本は齋藤潤一。
社会派の作品でありますが、キャストはメジャーな大物を起用しています。
そこにも関心を持ちました。
主演・仲代達也/樹木希林・山本太郎・天野鎮雄 
ナレーション・寺島しのぶ



監督にインタビューした記事で、(キャスティングについても)わかりやすいものを見つけたので、リンクを張っておきます。

  【この人に聞きたい・斎藤潤一さん】

勇気を持って「本音」を言うと、ワタクシメは「死刑制度賛成派」です。
しかし、それは「なんびとも司法によって守られている」という当たり前の前提の上で言えることです。
この映画を観て「司法」の裏を知り。100%「死刑制度賛成」と言えなくなりました。

   ↑のリンクから監督の言葉を抜粋します。

・・・「名張毒ぶどう酒事件」をテーマにした私の作品は、今回で4作目になります。
・・・真実を追求するはずの裁判所が、必ずしもそうでないことを"知ってしまった"からでした。
作品中にもありますが、先輩裁判官の下した判決を後輩裁判官が覆すと左遷されたり・・・
一方で、検察側の主張を支持した裁判官は栄転している。
そうした理不尽な司法の体質を知るほどに、毒ぶどう酒事件の裁判を追わなくてはならないという思いが強くなりました。



つい2-3日前ですが「障がい者」に関する問題で、
「最後の頼みの綱は司法だ」と発言した友人がいました。
ワタクシメはズェンズェンそうは思っていないのでw
ちょっと、
冷やかに、
その友人の発言を流しました(ゴメンネ <(_ _)>)

折も折、偶然この作品を観て、斎藤監督の記事を読み、「司法は頼みの綱にはならない・涙」と。
ワタクシメたち障がい者が抱える事と「ぶどう酒事件」とは問題が違いますが、「理不尽な体質を持つ司法に頼っても幸せにはなれないよ」と、友人に話そうと思います。


ぽかぽかの外出 (゜∀゜)

今日の映画会は「地元」といってもバスに乗って、とろとろと30-40分くらいの場所でした。
ひさーしぶりの秋晴れで気持ちよかったですが、電動車いすでノンステップバスでの移動は「大変」といやー大変ですし、
「疲れる」っちゃー疲れます。

だけど、
台風以降パソコンの中で生きていたワタクシメには(笑)、
リフレッシュタイムとなり、
やっと、まとまった文章が描けるようになりました!

人間も「光合成」しなきゃ、ダメですわぁ。






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10月の”魔“がひそむ処

2014年10月24日 | 四方山話
10月は「お誕生日月間」

以前にも書きましたが、我が家には「10月生まれのヤカラ」が、掃いて捨てるほどいます(笑)
6年前に大バーが亡くなり、少し出費が減ったと思っていたら、従姉妹がー産みやがったwww
ワタクシメは知らなかったのですが、何度かトライしてやっと授かった第二子とのこと。
ーーそりゃー、盛大に祝ってあげよう!
と思う一方で、
ーー10月じゃなくても、いいべそ(・へ・)
と、ため息をつくワタクシメがおりまする。

10月は、明けても暮れても、
お祝い、
お祝い 
お祝い、
☆;:*:;☆;:*:;☆“Congratulations”☆;:*:;☆;:*:;☆

4月生まれのワタクシメは仲間はずれで、出費だけがかさむ「魔のシーズン」なのであります。


ワタクシメが「なおねーちゃん」の時代は、妹も弟夫婦も、お誕生日プレゼントをくれました。
しかし、「だーばぁ」になった今、何もありません(怒)

じーちゃん、ばーちゃんの誕生日には、最悪でも「おめでとうコール」や「お祝いFAX」が来るし、
「敬老の日」というオマケもあるのにぃぃぃ、
だーばぁはまだ「敬老」の域に達してないみたい(涙)

姪っ子と甥っ子よ。
国連が定めた「障害者の日 12/9」があることを知っておいてくれたまえな!
君たちの伯母は、単なる「へんな人」じゃなく、
れっきとした「障がい者」であることを認識して、ちょっと優しくしてください (ノД`)・゜・。

プレゼントを選んだり買ったりするのは楽しいし「贈る幸せ」を味わっていますがね。
それにしても・・・
10月に集中するのよさっ。

   文面が「ボヤキ」になってきたので、軌道修正します_(_^_)_


パソコン疲れでーす

ーー最近、だーばぁ、ゲームばっかりじゃーん(V)o¥o(V) の声に、反論は致しませぬがwww

台風も多く、寒暖も差も激しくて、予定の変更も続き、今月はあまり外出ができませんでした。
そうなると諸々の連絡(打ち合わせ)はパソコンとケータイ。
お買い物はネット通販。

こういう暮らしはよくないね( ;∀;)
老体に応えましたわ。

でも、
文章はほとんど書きませんでした。
障がい者団体の機関紙は、他の人が真面目に書いてくれたので、ワタクシメは「コピペでごめんね」にしました。
Facebookは写真入りで更新していますが、ブログもストップ、創作活動はまたしても暗礁に乗り上げ(号泣)
エクセルを駆使した出納帳は一月分ぶっ飛び・・・。
今朝は珍しく体に痛みがなかったので「朝飯前」にFacebookに書き込みしていたら、途中でゲロゲーロ、ゲロゲーロ。

    いいことナッシング状態でありまする。

パソコンを使いこなす脳ミソと、文章を書くのに使う脳ミソは違う場所にあるんでしょうね、きっと。

ここまで書いたら・・・使っていないメモリースティックが光り始めましたぁ。
出納帳は行方知れずのままだし(◎_◎;)
不吉な予感ただよう“Windows え~とチャン”

もしかして、「魔のひそむ処」は”え~とチャン“の中かも知れません。

ちなみにワタクシメ、いまだにWindows8のスタート画面から入れないでおります(トホホ。。。)



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秋だけど・・・夏のお出掛け 番外編

2014年10月13日 | 四方山話
まずは、お礼から

ココの更新が半月ほどストップしていました。
でも、ワタクシメ、毎日のようにアクセス数をチェックしていました。
以前は数日間更新しないとアクセス数がガタッと落ち、「ランキング圏外」となりましたが、この半月ほど低空飛行ながら「ランキング」の中に留まっていました。
これは、常連さんたちの「無償の愛」のお陰。
ブログの順位としては下の方ですが、「圏内」にいられるのは嬉しいです。

  ありがとうございます_(_^_)_

おもしろいこと(?)を描き続けますので、これからも見放さず、アクセスしてください。


ユーミン2度目の帝劇公演「あなたがいたから私がいた」を観きました。

この夏は「チケット ぴあ」に申し込んだ公演がすべて買えた・・・と前に書きましたが、これが最後です。
もう、すっかり“秋”なので、「タイトルを変えようかなー」とも迷いましたが・・・〈番外編〉ということで、お許しくだしゃれ。

チケットを買う時は抽選で、「この日」と狙ったわけじゃないですが、この公演は記念すべき初日を観ることができました(*^^)v
考えてみるとワタクシメ、「初日」を観たのは初めてかも知れません。

松任谷(正隆)さんには悪いけど・・・一幕目の最初は、ちょっとグデグデでした(・・;)

今どき珍しく「終演がpm10時」と聞いたので、
ーーこれが3時間も続くんかい〈怒〉
ーー大枚はたいて帝劇で居眠りしろっていうンかい(-_-メ)

どんな芝居でも、映画でも、途中で睡魔に襲われますけどね(笑)

「ノーベル賞」で日本がブルーに明るくなっている最中、
「皆既月食」でお月様がオレンジに輝いている夜に、
ユーミンの講演中、
それも、帝劇で・・・
退屈で寝ちゃいましたわないべそ.。o○

途中から、舞台上も、ワタクシメのお目めも立ち直り、最後まで心地よく楽しめました。
「ダメ出し」したい所もありましたが(苦笑)、「初日」の緊張感が伝わってきて、それはそれで「想い出」になりました!

ユーミンは、普通のコンサートと、シャングリラ、そして帝劇。
3種類のステージを観ましたが、どれもサービス精神たっぷりです。
チョー大物なのに細かな所にもお金を掛けていて、観客に対する「誠実さ」が感じ取れます。
「大物」だから、できるのかも知れませんが・・・スゴイ人(たち)ですわ。




【東京新聞 TOKYO Web】より

シンガー・ソングライター、松任谷由実(ユーミン)の楽曲と芝居で織りなす音楽劇「あなたがいたから私がいた」が十月八日から、東京・帝国劇場で上演される。
歌と演劇が融合した新たなエンターテインメントとして二年前に挑んだ帝劇公演の第二弾。第一弾に引き続き「純愛」をテーマにユーミンワールドが繰り広げられる。 (山岸利行)

大がかりな舞台演出でファンを魅了してきたユーミンだが、二年前に新境地を開拓。
今回は、戦争中に青春を過ごした三人の男女の人間関係が教会を舞台に描かれる。

園子(比嘉愛未)、春子(福田沙紀)、栄一(渡部豪太)は幼なじみ。
恋愛でもなく友情とも違う微妙な関係が続いていたが、栄一に召集令状が届く。そして現代。年老いた園子(藤真利子)は記憶障害を患い、そばには信二(石黒賢)が寄り添う。

第一弾に続いて脚本・演出を担当する松任谷正隆は「人が長い時間とともに変化していく恐怖とロマンチックな部分を表現できたら」と話す。
普通の芝居なら台詞(せりふ)で説明するところを、音楽劇ではそうはいかず、正隆も「お客さんのイメージに委ねる部分があり、説明っぽくしたくない」という。
出演者の力量が問われそうだが、ストーリーテラーとして登場し、随所で場面に合った歌を披露するユーミンは「前回よりもボーカルをステップアップさせ、演じるように歌うことに心を砕きたい」と意を強くする。

若き日の園子を演じる比嘉は「台本を読んで甘酸っぱさと懐かしさを感じ、その点を丁寧に演じたい」、年配の園子を演じる藤は「涙がとまらない物語。
この感動を百倍にしてお客さんに返したい」と意気込む。

誰もが体験する人生のひとこまを巧みに歌詞に織り込み、聴く人を魅了するのがユーミンの世界。
今回の舞台で披露される十数曲のナンバーは秘密だが、「感動を与えられる舞台に必ずなります」とユーミンは自信を見せる。



「社会に向き合う」って・・・疲れるなぁ(-"-)

ーー以下余談ーー

前回ココに「だーばぁさんって・・・真剣に社会に向き合っている面もありまする」と書きましたが、その通り、
「障がい者 65才問題」をきっかけに、「社会におけるワタクシメの存在意味」を改めて考えるようになりました。
考えたところで「答え」が出るわけもなく(笑)
「短編評」の仕事をしながら、自分が「短編評」のコーナーに投稿していた頃を回想したりしました。

若い頃は、障がい者の問題にしても、創作活動にしても、「頑張れば成果が出る」と信じていました。
しかし、
年を取るに従い、わからなくなりました。

人生には「いい時」と「悪い時」があり、
頑張って辿り着いた先が「悪い所」なら、「悪い人生」となります。
もし人生の絶頂期に死んだら、周りは「惜しい人を亡くした」と嘆き、
自分自身も「もっとやりたいことがあった」と、悔しいでしょう。

ーー本当は、人生のプロセス・「山あり谷あり」に幸せが潜んでいるはずなのに、思うように結果が出ないと虚しいな~と。

頭の中で堂々巡りをしているうちに・・・ついつい「ゲーム」に手を出して・・・ワタクシメ、すっかりゲーマーに成り下がりました(恥)

ノーベル賞を取った先生方にしても、松任谷夫妻にしても、長年の積み重ねが実を結ぶには何十年もかかります。
その中でも、苦労が報われる人間は一握りです。
だからといって、ゲームに逃げていいわけじゃないよね。
よい子の皆さん、ゲームにハマっては、ダメですよwww
地道に、コツコツ Σ(・ω・ノ)ノ!

しかし、
素晴らしいモノに触れた後、自分がとてもチッポケに感じ、手っ取り早く「答え」がもらえる空間に身を置きたくなる気持ちも理解できます。
現実と対峙するのは、ほんとーにシンドイですから・・・

松任谷さんが語る「人が長い時間とともに変化していく恐怖とロマンチックな部分」を、ワタクシメも味わっているようです(#^^#)






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