読書感想日記

最近読んだ本の感想

「朔が満ちる」窪 美澄 著 朝日新聞出版

2024-09-29 21:10:07 | 小説
 「生きている」ということと、「生き延びた」ということには雲泥の差がある。

 次第に、私は息が乱れ苦しくなる。それはページをめくるのが怖いから。

 著者に、主人公たちに「お前はどうなんだ」と問われているから。

 私にとって、この作品との出会いは必然だったのかもしれない。  
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「ファラオの密室」白川 尚史 著 宝島社

2024-09-29 20:21:00 | 小説
 この物語はミステリーではなく、史実なのではないか。
 目の前に繰り広げられるのは、古代エジプトでの人々の営み、絶対的な信仰、さらには現世を超えて…
 魂を見透かされそうな表紙をめくれば、そこは紛れもない灼熱のエジプト。
 さあ、ともに古代エジプトへ旅に出ましょう。とても素晴らしい作品です。
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