コロナ禍のタクシードライバーZOOMで陳情
新型コロナウイルス感染症対策で人の動きが止まった。大きく影響を受けたのは宿泊・飲食・交通などのサービス産業だ。それぞれに、不十分ではあるが対策がとられているが、タクシードライバーや代行業界は完全に隙間となっている。
タクシードライバーの給与は、歩合制であるため客を乗せなければ給料に反映されない。一日いてもお客が一人でそれもワンメーターということも珍しくない状況だ。最低賃金を保障するために会社は雇用調整助成金を申請しているが、あくまで最低賃金だ。会社負担分の社会保険料は猶予措置があるが個人負担分は猶予措置がないため、人によっては逆にお金を払わなければならないという。
あるドライバーは、社会福祉協議会から生活福祉小口資金を借りて、さらにタクシー以外のアルバイトをして生活をしている。タクシーを走らせても仕事が無いので精神的におかしくなる。
松本市内のタクシー会社で破産申請をした会社も出てきた。
そこで、とにかくタクシードライバーの窮状を国政の場に届けようと、「ZOOMで陳情」を行った。社民党の政審会長・国対委員長の吉川元衆議院議員とZOOMでやり取りをして、何とか生活を守る手立てがないか訴えました。
吉川衆議院議員からは、明日与野党の協議の場があるので、そこで話をするという返事がありましたし、ドライバーの方からは、「もやもやしていて気がおかしくなりそうだったが、話をして少しすっきりした」と言われました。
今日、緊急事態宣言が長野県は解除されましたが、解除したから支援はないということでは、この先死人が出ることになります。何としても国民一人ひとりの命と暮らしを守るために政治を機能させなければなりません。
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