新国立の作業員自殺 全800社で労働時間調査へ
新国立競技場の建設現場で働いていた男性が自殺した問題で、男性の勤務先の建設会社の社長がFNNの取材に応じ、長時間労働が常態化していた実態を語った。
オリンピックのメインスタジアムとなる新国立競技場の建設現場で働いていた、23歳の男性は、2017年3月、失踪し、その後、自殺した。
男性の勤務先の社長は失踪直前、男性の時間外労働がひと月200時間近くだったと証言した。
自殺した男性の勤務先社長は「当社が今把握しているところでは、一番ピークで、190時間ほどやっていた月があったという報告を受けた」と話した。
また、勤務先の社長は、ほかの数人の作業員も200時間近い残業があったほか、会社が時間外労働を80時間以内に収めるよう指示していたことから、自殺した男性は79.5時間と過少申請していた。
社長は「(80時間以内にしなさいというのがプレッシャーになった?)その通りだと思います」と話した。
男性は自殺する前、家族に対し、「重機が予定通りそろわず、工期が遅れている・・・・続きはこちら
オリンピックのメインスタジアムとなる新国立競技場の建設現場で働いていた、23歳の男性は、2017年3月、失踪し、その後、自殺した。
男性の勤務先の社長は失踪直前、男性の時間外労働がひと月200時間近くだったと証言した。
自殺した男性の勤務先社長は「当社が今把握しているところでは、一番ピークで、190時間ほどやっていた月があったという報告を受けた」と話した。
また、勤務先の社長は、ほかの数人の作業員も200時間近い残業があったほか、会社が時間外労働を80時間以内に収めるよう指示していたことから、自殺した男性は79.5時間と過少申請していた。
社長は「(80時間以内にしなさいというのがプレッシャーになった?)その通りだと思います」と話した。
男性は自殺する前、家族に対し、「重機が予定通りそろわず、工期が遅れている・・・・続きはこちら
政府は25日、自殺対策の指針となる新たな「自殺総合対策大綱」を閣議決定した。
新大綱には、大手広告会社・電通の新入社員が過労自殺した問題などを受け、〈1〉長時間労働の是正〈2〉職場の精神保健対策〈3〉ハラスメント防止――などに重点的に取り組む方針を明記。人口10万人あたりの自殺者数を2026年までの10年間に、15年(18・5人)に比べて3割減少させ、13人以下とする目標を掲げた。
新大綱は、勤務問題による自殺を防ぐため、労働基準監督署による監督指導や、パワハラ・セクハラ対策の強化を打ち出した。労働者の心の健康対策として、職場でのストレスチェックの徹底のほか、公的機関による電話やメール、直接訪問などの相談を充実・・・・続きはこちら
新大綱には、大手広告会社・電通の新入社員が過労自殺した問題などを受け、〈1〉長時間労働の是正〈2〉職場の精神保健対策〈3〉ハラスメント防止――などに重点的に取り組む方針を明記。人口10万人あたりの自殺者数を2026年までの10年間に、15年(18・5人)に比べて3割減少させ、13人以下とする目標を掲げた。
新大綱は、勤務問題による自殺を防ぐため、労働基準監督署による監督指導や、パワハラ・セクハラ対策の強化を打ち出した。労働者の心の健康対策として、職場でのストレスチェックの徹底のほか、公的機関による電話やメール、直接訪問などの相談を充実・・・・続きはこちら